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法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 新年度の『特殊な部隊』  作者: 橋本 直
第二十五章 『魔法少女』の決めた誠の妻

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第161話 『魔法少女』の社会不適合女全員抹殺計画

「だから中佐!暴走しないでください!それに僕には『許婚』がいるんですよ!かえでさんが黙って無いですよ!それに西園寺さんはどうするんですか!あの人僕が祥子さんと結婚するなんて知ったら即座に僕を射殺しますよ!西園寺さんは自分の思う通りにいかないと必ず銃で問題を解決しようとしますから!」


 部屋を出て行こうとするランに引きずられながら誠は泣き声交じりにそう訴えかけた。


「伊達からは自分は日野とオメーの共有財産になると覚悟を決めていると聞いてるぞ。『許婚』である日野と『漢』である伊達。幸い、オメーは二人妻を持っても良ーことになってるんだからそーすりゃ何の問題もねーんだから何が問題なんだ?それと西園寺?アイツの銃が怖いのか?あんなのグチャグチャ言って来たらあたしが瞬殺してやる!さっきの口調だと西園寺が邪魔だから伊達とは結婚できねーってオメーは言いたいんだよな?だったらアイツが死んだら何の問題もねーわけだ。じゃーもうそろそろここに西園寺がのこのこやってくる時間だからその場でアタシが問答無用でそこにある『関の孫六』で西園寺を真っ二つにすればすぐに解決するってことだな?じゃあ、西園寺が出勤するまで待ってやる!」


 ランはそう言うとしがみつく誠を振りほどいて機動部隊長の席の隣に置いてある白鞘『関の孫六』を手に持つとそのまま席に着いた。


「中佐!滅茶苦茶ですよ!西園寺さんを殺せばすべて解決するって!それとアメリアさん!あの人も中佐が祥子さんと僕を結婚させようとしたら『面白い』というあの人の予想を超えた展開になったということで変なことをしてきますよ!それにカウラさん!あの人だって……あの人が一番ピュアだからあんな『俺を凌辱しろ!』とか言う祥子さんに僕が奪われるなんて知ったら黙って無いですよ!リンさんも!あの人腹黒いし医者なんで祥子さんに一服盛るとか平気でやりますよ!」


 誠はいつもは口にしていない自分の周りの自分の童貞を狙っている社会不適合女達の名前を挙げてなんとかかなめの死を防ごうとした。


「うーん、死ぬのが西園寺一人なら伊達を西園寺の代わりに茜から譲ってもらえば済むと思ってたんだが……それだけ斬ったら隊が成り立たねーのは確かだな。それは困る……」


 ここにきてようやくランは副隊長としてかなめを斬るのと同じ理屈で誠の周りの社会不適合女を全員斬ると部隊運営が成り立たなくなることに気付いて手にしていた『関の孫六』を脇に置いた。



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