第146話 毎朝の誠のルーティーン……そして女ターミネーターの爆弾発言
「やあ、誠君。ごきげんよう」
かなめと祥子のやり取りを見ていた誠の背中から声をかけてきたのは大ジョッキに自分の絞りたての母乳を手にしたかえでだった。その後ろにはリンが控えその高貴な貴族そのものの姿とその手に持った自分の母乳と言う光景が誠にはあまりにシュールに見えた。
「ああ、かえでさんですか……それにしても……だんだん母乳の量が増えてませんか?というか胸も大きくなっていません?どうせリン酸がまた変なホルモンとか手に入れてやったんでしょうけどそんなに大きいと任務に差し支えますよ」
かえでの胸の大きさはすでに誠がこれまで見たどんな胸の巨大さが売りのセクシー女優のそれを遥かに凌駕するレベルだった。
「それもこれもすべては誠君の為なんだよ。誠君の成長に貢献できる……僕にはこれ以上の幸福はないんだから。さあ、今日の僕の味はどうだろうか?」
誠にかえではジョッキを差し出してきた。しぼりたてと言うだけあって少し生暖かい。気の弱い誠はさわやかな笑顔でさもそれが当然という顔で誠を見つめて来るかえでの視線に負けてその生暖かく甘みを含んだかえでの母乳を一息で飲み干した。
「かえでちゃんの胸……本当に凄いのね。私も出産後は結構母乳の量が多いって保護施設の人に言われたけど……そんな量は出なかったわよ。というか、そんなにカルシウムを外に出してたら骨とかボロボロになるんじゃないの?」
こういう時に変態加速発言で問題をさらにややこしくすることばかり考えているアメリアでさえその巨大なジョッキとそれをひと域で飲み干す誠に引いていた。
「どうだい?おいしかったかい?……で祥子君はなぜそんなに僕の顔を見つめているのかな?昨日の夜は散々僕の胸から直接味わったじゃないか」
いつの間にか視線をかえでに向けていた相変わらず片膝を立てて控える祥子の視線が自分に向いていることに気付いてかえではそう言った。
「そうだが……そうだ、かえでの乳の量は週に一度乳料理を作れるほどだと言っていたな。俺は和食しか作ったことが無いからかえでの家臣の佐藤から乳料理を教わることにしよう。そうすればより俺はかえでと誠の物であることが確実になる。それともしその量が足りないようなら俺も義体に手を加えて母乳が出るようにすればいい。そうすればこの胸も大きくなり俺が決めた誠の物であることをより確実にすることができる。我ながら良い考えだ」
この人達の脳内はどうなっているのだろうか。誠は二人の会話を聞いていてそんなことを考えていた。そして誠が人間離れした巨乳好きと二人に認識されているらしいことを察して唖然としていた。




