第141話 どうやら『特殊な部隊』の甲武の変態女は甲武でも例外らしいということ
「そんなのかなめちゃんとかえでちゃんを見て居ればわかるじゃないの!というのは冗談で、ちゃんと本来は甲武四大公家末席を継ぐはずの茜ちゃんはあんなにお堅いから……人による……というか祥子ちゃんがここに来るように仕組んだのは私だし」
カウラの超大盛のいくら白子丼より小ぶりの並の丼を食べ終えたアメリアは糸目をさらに細めてそう言い切った。
「アメリアさん……やっぱりアンタだったんですね?この状況を作ったのは……そんなに僕を性犯罪者に仕立て上げて楽しいんですか?それとこんなに女子の性犯罪者が一杯いる寮を作りあがるのが趣味なんですか?」
誠は一時、祥子自慢の『じゃっぱ汁』をテーブルに置いてアメリアをにらみつけた。
「ええ、楽しいし、それが趣味。誠ちゃんと出会って、誠ちゃんがその見た目の経歴で童貞と知った時からこんな素敵な部隊が出来ればいいなあなんて常日頃考えてるし、より面白くなるように今でも色々と工作中。まあ、甲武は人材が尽きてきたみたいだから次はゲルパルト辺りに手を伸ばそうかしら?今月末の出動もゲルパルトの総選挙の選挙監視任務みたいだからその時にそれにふさわしい誠ちゃんを襲いそうな痴女を探し出して無理やり軍に入隊させて……誠ちゃんも見た目が遼州人と大して変わらないかえでちゃんや祥子ちゃんばかりではHのバリエーションが不満でしょ?ブロンド巨乳の痴女に襲われるなんて言うシチュエーションもきっと誠ちゃんのお気に入りに……」
「なりません!それよりそんなこと目の前に何時でもアメリアさんを逆上してターミネートする祥子さんに聞こえるように言いますか?そんなに死にたいんですか?馬鹿ですか?」
誠は同人エロゲ製作者としてはそれなりに名の知られるようになっているアメリアだが、それをリアルに実行しようとするその脳内とどう見ても嫉妬に駆られた祥子がアメリアをミニガンでひき肉にするというこれから展開される恐怖からそんなことを言っていた。
しかし、祥子はまったくの無反応……どころか顔を赤らめて身もだえていた。
「俺は誠のものになった。その事実は俺が決めたことだ。その誠が他の女に手を出す。俺は嫉妬に狂い、自分を激しく慰めることでしかそれを満たすことができない無力さと恥辱に打ち震えて最高の快楽を得る事だろう。それもまた良し。歓迎すべき出来事だ!」
誠は祥子の脳内を本当に解剖して中身を調べてみたくなった。そして視線をアメリアに移すとアメリアはいかにもいい笑顔を浮かべて親指を立てて誠に合図した。




