第138話 『釣り部』を超える料理人……変態ターミネーター祥子
「あら!誠ちゃん早いのね!昨日は何回抜いたの?10回?当然、私のアレを見たんだから……もしかして20回?」
そんな朝から卑猥な話題を振ってくるのはアメリアしかいなかった。そしてその正面にはカウラが不服そうな表情で座ってる。
そして二人が食べているのがいくらとタラの白子の丼であることがまたそのシュールさに加速度を付けていた。
「ああ、そんなの人間のできる……ああ、うちの駄目隊長なら出来るかもしれませんけど僕は不死人じゃないんで。そんなにしたら死んじゃいます」
誠は手招きされるがままにアメリアの隣に座った。大盛のいくらとタラの白子の乗ったどんぶりを何もかけずに食べているカウラは視線を静かに向けて来るだけで何も言わなかった。
「まあ、あの映像の実物が見たかったら何時でも言ってね♪それだけじゃないわよ、それを好きなだけあの女の子が使ってた道具の誠ちゃんが持ってる本物で……」
「朝からつまらない話を止めろ。せっかくの伊達の迷惑料代わりの心づくしの料理が台無しだ」
アメリアの猥談を聞き飽きたというようにカウラはどんぶりをテーブルに置いてそう言った。その言葉で誠はこの魚料理の数々が祥子の作ったものであることを知った。
「これ、全部、祥子さんが作ったんですか?あの刺身の船盛も、金目鯛の煮つけも、ズワイガニの蒸した奴……ああ、あれなら僕でも作れそうです」
そんな周りの運用艦『ふさ』の管理を担当している魚介類に命を賭ける隊員達、司法局実働部隊艦船管理部・通称『釣り部』の運営する運用艦『ふさ』の食堂を思わせる光景に誠は唖然としていた。
「いや、『ふさ』の食堂より味は格段に上だ。連中だったらこのいくらと白子の丼に醤油を平気で垂らすだろう。伊達はこの鮮度を見てそのまま食べるのが一番だと言った。確かにアイツはターミネーターで変態だが味覚だけは一流と言っていい。確かにいくらと白子の子の甘みと香り。醤油をかけていたら台無しになっていたことだろう」
そう言うと再びカウラはどんぶりを手に持ち食事を始めた。
「ああ、誠。起きたんだな。俺も貴様の精を胎と直腸に流し込んで十分堪能してからこうして料理をしに来た……しかし何度味わっても貴様の精は飽きないな。胎も直腸も喜んでいる。誠のものとなることがこれほどうれしいこととは俺も予想していなかった!感謝しているぞ!」
そんな猥談と言うレベルを超える飛んでも発言が厨房から誠の姿を見つけて飛び出してきた2メートルを超える大女である祥子の口から豪快に吐き出された。
「アレは僕が自主的に提出したものでは無くて……ほぼ性犯罪的に採取されたものであって……」
たぶん、あの像も一撃で死ぬような麻酔薬でもすぐに目覚めてかえでにとんでもないことをされた上にそれを喜んで受け入れて膣や直腸にいろんなものを入れられて弄ばれた割に元気そのものの祥子に向って誠が言えることはそれだけだった。




