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法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 新年度の『特殊な部隊』  作者: 橋本 直
第二十章 『社会不適合女』増殖す

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第126話 すべての元凶の戦闘用人造人間人間艦長とプレイガールのテクニック

「まったく祥子ちゃんもよくあんなの持って戦場を走り回れるわね。ミニガンはまだ持って歩けるけどあの1万発の入ったラックの重いことって来たら……あら……誠ちゃんまだ始めてなかったの?随分と命知らずなのね。あまり待たせると本当に祥子ちゃんに殺されちゃうわよ」


 どうやら祥子と千代が置き去りにしたミニガンと弾、そして白木の棺桶をかたずけていたアメリアが遅れて食堂に入ってきた。誠の視線はあること無いこと祥子に吹き込んでこの事態を引き起こした張本人であるアメリアに向いた。


「なによ、誠ちゃんその目は。誠ちゃんの童貞喪失のチャンスを与えてあげたんじゃないの。もっと嬉しそうなスマイルで私を迎えてくれなきゃダメじゃないの。それに祥子ちゃんは自分の飽和火力の巻き添えで生身でなくなったくらい抜けてるところがあるからいくらでも隙をついて誠ちゃんをおいしくいただく……あら、ちょっと口が滑っちゃった♪」


 呆れを通り越して恨みを込めた視線をアメリアに向けていた誠に向けてアメリアはこの寮にこの危険極まりない『自称ドMの雌豚』を招き入れた真意を暴露した。


「またオメエか!うちでトラブルがある時は大体オメエが原因だな!アメリア!こうなった責任を取れ!茜を呼んで来い!祥子は茜の言うことなら何でも聞く!今すぐだ!嫌がっても首に縄を付けてでも連れて来い!」


 完全にアメリアのせいだと分かってキレたかなめがそう叫んだ。


「おい!誠!俺の心の準備は出来ているぞ!いつでも俺を思いのままに蹂躙しろ!」


 相変わらずテーブルの上では大の字になった証拠がそんな度胸とは無縁な誠に自分の願望を叫ぶ。


「アメリアさん……これまでもアメリアさんの滅茶苦茶に付き合わされてうんざりしているんですけど、今回の祥子さんは桁が違いますよ……なんとかなりません?」


 思わず誠は弱音を吐くがそんな誠の隣にすくっと席を立ったかえでが寄り添ってきた。


「いいや、誠君。君ならこの祥子君というかわいい子猫を本当の子猫に変える魔法が使えるよ……さあ、こちらに来てご覧」


 かえではそう言うと自分を襲うことを望んでギラギラした左目で誠を見つめて来る祥子の方へと誠を導いた。


「そしてそのまま祥子君の耳元にささやくんだ『君は奇麗だよ……大好きだ』ってね」


 笑いかけるかえでえの言葉に誠は不審そうな目を向けた。


 目の前に居るのは自分をターミネートしかねない最新鋭凶悪サイボーグである。そんな言葉で何とかなるのなら……。


 誠は半信半疑で自分をにらみつけて来る祥子に近づいて行った。


「祥子さん、素敵ですね。僕はそんな祥子さんが大好きです」


 半分やけになって誠は祥子の耳元でそうささやいた。その時祥子の表情に明らかな異変が起きた。

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