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ユグラシア冒険記 —幼なじみに連れられて、未知の大陸を冒険することになった件—  作者: ヨダカカツキ
第十二章 ロッド大陸テオロッド国

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第百二十一話 ロッド大陸テオロッド国

それから。俺たちはカムイで落ち合い、再び車と船組に分かれた。カムイの自然にザラミは感心し、エイナは食事に舌鼓を打った。

次は、船の出発地、ナギラ岬で落ち合おうかと言う話をしていたが——。

「ここから船旅長いから、先にテオロッドに戻っててよ。そこで落ち合いましょ。多分、親たちも心配してるだろうし」

とメイが言った。


確かに、エアバスなら恐らく数時間で着く。

と言うわけで、俺たちは先行部隊になった。


うちの両親やキセキの両親はアルカディアに、メイの両親はセブンスロッドに、とっくに帰っているはずだ。

でもやっぱり出発の場所に戻りたいという気持ちは——みんな一緒だった。


船組に別れを告げて、エアバスは出発した。


「アラタ。テオロッドという国は、ウィザルにそっくりなんでしょう?」

エイナが目を輝かせながら言った。

俺は頷く。


「驚くほどにな。アーカーシャとフラーシャが共謀してそうしたらしいけど……エイナ、驚くと思うぞ」


エアバスは高速でロッド大陸上空を飛んでいく。


ものの二時間ちょっとで、エアバスはアウレオの森の上空に到着した。

ここなら、車も隠せる。

森に着陸し、ここからは徒歩だ。


懐かしい風景。


のどかな——田舎の風景。

ひどく懐かしく感じる。


遠くにテオロッドの入り口の門——石造の門が見えた時は、不覚にも泣きそうになった。


——帰ってきたんだ。


入り口を入ると、エイナが呟いた。

「ここは——ウィザルじゃないですよね?」

俺たちがウィザルで感じたものと同じものを感じたのだろう。


「——テオロッドだよ。王宮に行こう。多分、エイナなら場所も分かるよ」


建物の配置もほとんど同じ。

エイナは歩き出した。


テオロッド王宮が、見えてくる。


俺たちが——出発した場所。

アレクシオ王や、サイレス叔父さんはいるだろうか。

——会ったら、怒られるだろうな。


俺は少し緊張しながら王宮に入る。


すると——そこにいたのは、予想外の人物だった。


「……父さん」


王宮の中で、何やら話をしていたのは、

アルカディア議長、ユイト=カタギリと、科学長官、タツオ=ヤマセだった。

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