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4801サオンとの学園生活追記ヴァンパイアI love you  作者: 女郎花
第1章

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サオン3

翌日の登校日




「きゃー! きゃぴきゃぴ!」




校門をくぐるなり、あふれんばかりの黄色い声が上がる。




見ると、棹音がにこりと口角を上げて投げキッスをしていた。




またまたわめき上がる女の子たちは、それぞれ叫びはじめる。





「今日も一番いけてる」


「好き。世界で一番好き」


「私だけの物になって」



「おい。お前たち 遅刻するぞ」


校門あいさつ担当の先生がきて、みんなを さっさと 教室に 誘導する。




ふー、とため息をする棹音





「罪だよなぁ、イケメンって」




しぶみのある高音ボイスでつぶやいている棹音




先生達のゴタゴタ も何のその。棹音は

相も変わらずニコニコしている。




「すごいなあ 転校生あっという間に人気者だよ」


私が言うと 友達の女の子は


「そりゃそうだよ 芸能人ばりの イケメンだもの」



と言った。 また転校生を見たら



真剣な表情になる棹音を見て、 思わず かっこいいと思ってしまう私。


「あ~、なんて イケメンで罪なのかしら」



彼の大きな瞳に、魅了しまいそうだ。




道端で道を聞かれたのは つい先日のことだった まさか この学園に入ってくるなんて思いもしなかったけれど 運命の神様っていたずら好きなのね 私は思った



その時 ビューっと春風が吹いた



すっかり春めいてきた。



昨日テレビを見たけれど主演してる俳優は正直 、

棹音の方がかっこいい 私恋をしているわ そう思ってしまう

私であった。



「なんかあったの?」


物思いにふける 私に 歩いていた友達の女の子が言う。


「いやなんか彼って 芸能人みたいだよね 本当」


「そうね ドラマに出てても全然不思議じゃない ていうか 芸能人みたい 本当に」


昨日の ゴールデンタイムのドラマの主役。


テレビで映っているのは、去年、トップアイドルの前星七斗(通称・ナナトくん)がオーディションを開催し、最近デビューを果たした話題の〝七色モンスター。十代の男性4人組のアイドルグループで、様々な音楽チャートでランキング入りしている。


「棹音のほうが 芸能人みたいだよね」

「うん」


友達の言葉に 私は同調してしまった


そして、

言いながら、私はだんだんと恥ずかしくなってきた。




だって、テレビに映るナナトくんは、誰よりもイケメンで、キラキラの笑顔を振りまいて自信たっぷりに セリフを喋っている。





あの棹音のほうが、 かっこいいわけない


棹音の顔を思い浮かべてみる。


すっと通った鼻筋に、小顔。くりっとした大きな瞳。透明な乳白色のような白玉肌。

あー棹音の、ほうが、

やっぱりかっこいい



これから待ち受ける災難。

このときの私は、まさか、こんなドキドキのハチャメチャな学園生活を送ることになるなんて、夢にも思っていなかった。

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