現役SEALsに撃ってもらったら、ガチだった!
ショート動画には収まらないくらいの撮れ高だった。
さらに、編集に悩んだ。
『とりあえず、手に入れた順に並べるか......
前に使ったワイキキでのハンビーのとこで拾ったから、そこの場面をだして、テロップ入れて、射撃シーンに繋げる......と。
1911は、逃げ込んだガンショップの良いシーンを切り取って、それに被せるように射撃シーンだな。ここもテロップを入れよう。
次は、モシンとパラは......ヒロの港のコンテナは、まだ動画撮ってなかったから、ここのコンテナを整理してた時の使い回しで......
どうせコンテナの中の事だからわかんないだろう......へへへ
これも、良い感じにテロップを考えて......
メディックさんの説明には字幕も付けたし、万全!
とりあえず出来たけど、長い!ショートじゃ無理だ......
なんとか十分程度に編集して、完成!っと。
タイトルは。
"ゾンビの溢れたハワイで拾った銃を、現役バリバリのSEALs隊員に試射して貰いましたスペシャルep1"
で決まり!』
(スペシャルなのにep1とは......)
「ソルぅ......またビデオ観てるの?」
「あ、ゾーイ、こんにゃくゼリー食べる?」
「たしか、まだ食べて無いからこの奥にしまってあった気が......あれ?」
「そ、そんなことより、ご飯だって~」
(とっくに見つけて食べたとは言えないゾーイだった)
「あ~、すぐ行くね」
ソルは出来上がった動画をアップして、概要欄に、ハワイから戻った事、また再開する事を報告してノートPCを閉じた。
日本時間14時だった。
この時間に投稿されると思っていなかった視聴者は通知に慌てた。
昼休みが終わって、午後の授業や仕事に取り掛かった所へこの通知だ。すぐに観たいが観れない......
コメント欄には「なんで今なんだよ!」という悲鳴が並び始めていた。
「仕事中だから後で見ます!」
「授業中なのに通知来た!」
「なんでこの時間!」
公開から数分でそんなコメントばかりが増え始めた。
それでも、2026年のソルと同年代のミリオタやFPSゲーマー達には刺さりまくった。
彼らには時間に余裕があった。
「そうそう、よくモシンやSA58Para目当てで課金したなぁ」
「クイックチェンジの練習や、やりやすいゲーミングマウスに金が溶けたわ(笑)」
「あ、この試射してるシールズのメンバー、アラモアナでロレックス見つけて喜んでた人だ!」
「説明に字幕付けてて、芸が細かいw」
「ただの賑やかし担当じゃなかったんだなw」
「PUスコープ数クリックで合わせたぞ」
「やっぱ本職は違うわ」
「これ、実際に本物が撃って、顔だけAIで生成したとか?」
「そうかも、今回は派手なエフェクトとかシーンが無いから、顔だけ変えたって事か?」
「リコイルの入り方がリアルすぎる」
「薬莢の飛び方まで自然なんだが」
「じゃあ、撃ってるのはやっぱり現役シールズか!」
「SA58がメーカーテスト中?開発途中ってこと?」
「なんでそんなのがここにある?」
「だからAIなんだって!1996年ってまだ無い時代なんだから」
「まあ、そう言って試作品って事にしておいたんだろ」
「しかし、よく時代考証してるよな」
「あれ?これ、M4じゃないんじゃない?」
「キャリングハンドルが」
「テロップじゃM4って言ってるけど、M727じゃね?」
「おーい、中の人~、M4じゃなくてM727だってよ~」
「AIもなかなか伝わらないとこあるからな」
「なんどもリテイクしてたりw」
ジョンのところでキャサリンさんの手料理を頂き、ゾーイに癒されてからヨットに戻って来た。
ノートPCを開いて、反応を確かめる。うひひ
「え、......M4じゃなかったの?」
『え~と、Wikiで調べるか......どれどれ。
うっ、ホントだ!
まあ、細かいことはいいか、俺には見分け付かん!スルーしとこ』
YouTubeは一旦閉じて、SNSを確認してみた。
2026年のゾーイからメッセージが来ていた。
「ハーイ、ハワイに来てたのね!言ってくれれば案内したのに」
「それでね、家族で話したんだけど、別に構わないって言ってたわ。今のお父さんや、お母さんが出るわけじゃ無いからって」
「それと、1996年当時の家族写真を一枚送るわね、可愛くしてよね!まだ五歳なんだから、変な顔になってたら泣くわよ」
「あと、コメントに私たちがモデルとして協力したって書き込んでもいい?」
「ちょっとした自慢になって嬉しいわ!」
ハワイ島には行ったけれども。
しかも自宅に!
1996年にあの家がジョンの家だとは限らないしね、はぁ。
「やあ、ひとりじゃなかったし、かなりハードなスケジュールだったからね。
マウナケアの麓の演習場を見学したり、コナの方まで行ったりしてたら、あっという間に帰る時間になっちゃったんだよ。
あ、クルーザーでトローリングもしたよ、サバが釣れたw」
ゾーイから家族写真が送られてきた。
そこには、ジョン、キャサリンさん、ゾーイの三人の笑っている姿が映っていた。
さっきまで隣で一緒に夕食を食べていた三人そのものだった。
これからの食事の動画も出来るだけ撮っておこう。
2026年のゾーイが観たらどんな反応が返って来るのだろうか。
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次回も、生き残れたらまたお会いしましょう。




