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しがない人形師は、濡れ衣の夜を暴く 〜灰銀のハンターと噛み跡だらけの怪異事件簿〜  作者: なつめ
第6部 【科学捜査の檻】

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第76話 完璧な証拠



 帰国便の雲は、灰のように白かった。


 それは旧欧州の空に残っていた色に似ていた。石畳に染みついた湿気、教会塔の影、古い資料館の紙の匂い、地下の石窯に残っていた冷たい煤。ロウェナ・ミルという名。焼け残った手紙の断片。告発者たちの黒いインク。


 それらは機体が海を越えても、鞄の中の資料と、クラウディオ・ルジェリウスの記憶の中に残っていた。


 ただ、帰りの機内でクラウディオは眠った。


 火刑の夢は見なかった。


 それは救いなどという大げさなものではない。灰の山に水を一滴落とした程度のことだ。人間ならそれをすぐ「癒やし」とか「前進」とか呼んで美談にするのだろう。便利なラベル貼り機械め。だがクラウディオにとっては、ただ一度、火刑台の下へ戻らずに済んだ夜があった。それだけだった。


 それでも、その一度は消えなかった。


 霧杜中央署の会議室には、午後の白い光が入っていた。


 窓の外は日本の街だった。旧欧州の湿った石壁も、鐘楼も、古い市場もない。ガラスのビル、車の音、信号機、曇った空。戻ってきたのだと分かるほど、すべてが別の種類の無機質さを帯びている。


 長机の上には、旧欧州から持ち帰った資料が並べられていた。


 ロウェナ・ミルの裁判記録。

 告発者名簿。

 焼け残った手紙の紙片に関する資料館の保存記録。

 菓子屋跡地の調査写真。

 旧欧州魔女狩り記録の写し。

 夜見坂教会事件との構造比較。

 久遠院怜司の助言記録との照合メモ。


 灰と紙切れの山である。


 クラウディオは会議室の椅子に深く腰掛け、片肘をついていた。長旅の疲労がないわけではない。だが、それを見せるほど親切でもない。服装は乱れておらず、髪も整っている。手首の噛み跡は、もうほとんど薄くなっていた。けれど完全には消していない。


 袖口から、かすかに見える。


 ルスト・ヴァルレインは、その隣に立っていた。彼は資料を机の上へ静かに置く。余計な説明はしない。必要な事実だけを、榊悠真と白石澪奈へ渡す。


 榊は腕を組んだまま、資料の一枚へ目を落としていた。眉間には深い皺が寄っている。旧欧州で見つかった記録が、夜見坂教会事件の背骨と似すぎていたからだ。


 澪奈はノート端末を開き、資料の時系列を照合していた。画面には、夜見坂教会事件の寄付記録、祈願文の受付日、聖女像が血を吐いた夜、旧欧州の告発記録、ロウェナへの証言者名簿が並ぶ。


 紙と数字は、時代を越えて同じ形を作っていた。


「……整理すると」


 澪奈が低く言った。


「夜見坂教会事件では、少女が聖女役として象徴化されました。神父は聖女像の異変を利用して、告発する権力を持とうとした。信徒たちは、祈りという形で誰かの罪が暴かれることを求めた。寄付金、祈願文、告発、世論がひとつに繋がっていきました」


 榊が続ける。


「旧欧州の記録では、ロウェナ・ミルが魔女に仕立てられた。彼女への告発は、一人の強い悪意だけじゃない。商売敵、役人、治療師、住民、教会。恐怖、嫉妬、保身、利益が重なっている」


 クラウディオは退屈そうに頬杖をついた。


「ご苦労なことだ。人間の醜さを時系列に並べると、まるで立派な研究成果のように見える」


「茶化すな」


 榊が言う。


「茶化しているように聞こえるなら、耳の調子が悪い。これは素直な感想だ」


「なお悪い」


 ルストは資料を一枚めくった。


 そこには、ロウェナ・ミルの手紙の断片が写されている。焼け焦げた端。滲んだインク。読める文字は少ない。


 あの子は悪魔ではありません。

 お腹を空かせていただけです。

 どうか、あの子に罪を着せないで。


 榊はその写しを見たあと、クラウディオを見た。何か言いかけて、やめた。おそらく正解だ。人間にしては珍しく空気を読んだ。雪でも降るかもしれない。


 クラウディオは薄く笑った。


「土産ならないぞ。灰と紙切れしかない」


「十分だ」


 榊は短く返した。


「久遠院が夜見坂教会事件で使った構造の下敷きが、旧欧州の異端審問記録だった可能性は高い」


「可能性、ね。警察は便利な言葉を愛しているな」


「断定できる段階じゃない」


「だから厄介なんだろう。久遠院は直接火をつけない。火をつけたくなる場所を教える。薪を乾かし、風向きを見て、群衆に火打ち石を握らせる」


 クラウディオは資料の束を指先で軽く叩いた。


「火刑台は消えていない。置き場所と材料が変わっただけだ」


 澪奈が画面を見つめたまま頷く。


「誰かを魔女に仕立てる。周囲の恐怖を集める。罪悪感や保身や嫉妬も混ぜる。集めたものを正義や祈りや告発の名で燃やす。旧欧州では火刑台。夜見坂教会では聖女像と告発怪異。構造は同じです」


「今ならSNSと報道も追加だろうな」


 榊が苦く言った。


「あと警察記録も、だ」


 クラウディオが目を細める。


「珍しくまともなことを言う」


「褒めるな。腹が立つ」


「褒めていない」


 ルストが静かに言った。


「久遠院は火そのものより、火がつくまでの流れを見ている」


 クラウディオは鼻で笑う。


「観察者面の放火魔ほど厄介なものはない」


 澪奈の指が止まった。


 彼女は画面の右上に表示された通知を見た。榊の端末も、少し遅れて震える。会議室の空気が一段冷えた。こういうタイミングで鳴る通知に、ろくなものはない。人類、最悪の知らせを電子音で届ける文化を発明したのも大概である。


 榊は端末を確認した。


 表情が変わる。


「……新しい事件だ」


 クラウディオは退屈そうに視線を向ける。


「葬式なら欠席する」


「法医学関連施設にいた元鑑識官が、自宅マンションで死んだ」


 澪奈の顔が強張った。


「元鑑識官?」


「ああ。警察庁の鑑識部門にいたことがある。今は民間鑑定機関に勤務していた。法医学関連施設や警察庁とも関わりがあった人物だ」


 ルストの視線が榊へ移る。


「死因は」


「失血」


 室内が沈黙した。


 失血。


 吸血鬼が関わる事件では、その二文字だけで空気が変わる。血はただの液体ではない。記録であり、記憶であり、欲望であり、証拠であり、時に呪いになる。便利すぎる物質はいつも面倒だ。人間も吸血鬼も、血に意味を盛りすぎている。


 クラウディオは頬杖をついたまま、榊を見た。


「それで?」


 榊は少しだけ言葉を選んだ。


「問題は、証拠が全部ひとりへ向かっていることだ」


「もったいぶるな。誰だ」


 榊は沈黙した。


 その沈黙だけで、答えは分かった。


 クラウディオの唇が、薄く歪む。


 榊は言った。


「お前だ」


 澪奈が息を呑んだ。


 ルストの空気が、音もなく冷えた。


 クラウディオだけが笑った。


 怒るより先に、笑った。


 乾いた、ひどく冷たい笑いだった。


「魔女の次は殺人犯か。肩書きの着せ替えが好きだな」


 榊は端末を机の中央へ滑らせる。


「まだ捜査初動だ。だが共有された資料を見る限り、普通なら逃げ道がない」


「普通なら、か。俺が普通でなくて残念だったな」


「冗談で済む話じゃない」


「冗談に聞こえたか? なら人間の聴覚は本当に頼りにならない」


 榊は苛立ちを飲み込むように息を吐いた。


「玄関の監視カメラに、お前らしき人物が映っている」


 澪奈が資料を確認する。


「エレベーターの記録も、時刻が合っています」


 榊は続けた。


「現場には血痕がある。指紋も出ている。靴跡のサイズと特徴が一致。繊維片は、お前が着ていた外套の素材と一致に近い。通信記録では、被害者とお前が事件前に接触したように見える」


 澪奈の声は硬かった。


「血液反応もあります。皮膚片も採取されています。監視映像、エレベーター記録、玄関の監視カメラ、通信記録。さらに、部屋に残された人形の破片」


 クラウディオの目が細くなる。


「人形」


「報告書上では、あなたの制作物に似た破片とされています」


「俺の作りか」


「現物はまだこちらで直接確認できていません」


「なら、似ているという言葉だけが独り歩きしているわけだ」


 榊は苦い顔をした。


「他にも、血液反応と皮膚片がクラウディオへ繋がっているという報告がある。監視映像もある。玄関の監視カメラ、エレベーター記録、血痕、指紋、靴跡、繊維片、通信記録、血液反応、皮膚片、監視映像、現場に残された人形の破片。全部だ」


 クラウディオは端末に映る資料を見た。


 そして、もう一度笑った。


「随分と丁寧な檻だな。人間は火刑台を組む代わりに、今は証拠を積み上げるらしい」


 その声には、先ほどまでの旧欧州の灰が残っていた。


 旧欧州では、告発者の証言がロウェナを燃やした。

 夜見坂教会では、聖女像の口と祈りの台本が人を燃やした。

 そして今度は、科学証拠がクラウディオを閉じ込めようとしている。


 薪の代わりに証拠。

 祈りの代わりに報告書。

 群衆の代わりに科学的合意。

 教会の鐘の代わりに警察庁の呼び出し。


 なるほど。現代的だ。火刑台も進化する。人類、いらないところでアップデートだけは怠らない。


 榊は端末を見つめたまま言った。


「俺は、お前がやったと単純には思っていない」


「随分と慎重だな。前なら血を見た時点で眉間に皺を寄せていたくせに」


「今も寄ってる」


「自覚があるだけ成長だ」


「黙れ」


 榊は舌打ちに近い息を吐いた。


「だが、証拠が多すぎる。多いだけじゃない。精度が高い。普通なら逃げ道がない。科学的には、ほぼ詰んでいる」


 澪奈が小さく頷いた。


「多すぎます」


 クラウディオは澪奈を見る。


 彼女は画面に並ぶ項目を読みながら、眉を寄せていた。


「普通、こんなに都合よく残りません。監視映像、皮膚片、血液反応、指紋、繊維片、通信記録、人形の破片。全部が同じ方向を向きすぎています。証拠としては強いです。でも、強すぎます」


「強すぎる証拠は、時に脆い」


 クラウディオが言う。


 澪奈は顔を上げた。


「まるで、見つけてくださいと言っているみたいです」


 ルストは端末に映る証拠写真を見ていた。


 被害者の部屋。

 床。

 白い壁。

 処理済みの現場写真。

 血痕の位置。

 靴跡。

 小さな繊維片。

 机の近くに落ちた人形の破片。


 写真は、整っていた。


 整いすぎていた。


 ルストは低く言う。


「多すぎる」


 クラウディオが薄く笑う。


「褒めているのか」


「作り物の匂いがする」


「科学様の前で匂いなどと言えば、榊が頭を抱えるぞ」


「もう抱えている」


 榊が低く返した。


 ルストは写真から目を離さない。


「証拠が多すぎる。普通の犯人なら隠すものまで、あえて見つかるように置かれている」


 澪奈が画面を拡大する。


「人形の破片も、象徴的すぎます。クラウディオさんが人形師であることを、見た人間がすぐ連想する。血液反応や皮膚片のような物理証拠に加えて、印象証拠として強すぎる」


「殺人現場というより、俺を指す展示か」


 クラウディオは冷たく言った。


「悪趣味な展示だ。入場料を取るなら燃やしてやる」


「燃やすな」


 榊が即座に言う。


「比喩だ。今のところはな」


「今のところをつけるな」


 澪奈は静かに言った。


「科学は嘘をつかない、と言いたいところですが」


 彼女は一度、言葉を切った。


「科学を扱う人間は嘘をつけます。データは正しくても、見せ方が歪んでいる可能性はあります。証拠は真実を示す道具です。でも、信仰対象ではありません」


 クラウディオは、少しだけ口元を歪めた。


「証拠は見るものだ。拝むものじゃない。そう言っただろう、榊」


 榊は苦い顔をした。


「覚えている」


「記憶力はあるようだ」


「腹が立つくらいにはな」


 クラウディオは端末を指先で軽く弾いた。


「科学そのものが悪いわけではない。そこまで愚かなことは言わん。だが、人間は正しいものほど拝みたがる。神、聖女、記録、証拠、数字。どれも道具であるうちはまだいい。拝み始めた瞬間、誰かを燃やす」


 室内が静まる。


 榊はその言葉を否定しなかった。否定できなかった。


 夜見坂教会事件で、祈りは告発になった。

 旧欧州の記録で、証言は火刑台になった。

 今度は、科学証拠が檻になる。


 澪奈は、科学側の人間として、その事実に唇を結んでいた。彼女は科学を捨てない。捨てるべきでもない。だが、拝むことは違う。見なければならない。確認しなければならない。疑うことも含めて。


 クラウディオは資料の中の監視映像の静止画を見た。


 そこには、彼によく似た人物が映っている。


 顔は不鮮明だ。

 だが輪郭、髪、服装、背格好は近い。

 報告書は、それを「クラウディオ・ルジェリウスと推定」と書いている。


 推定。


 便利な言葉だ。


 人を殺すには、断定より推定の方が使いやすいこともある。疑いという名の泥は、完全な証明より早く人に付着する。これも人類の嫌な発明品である。返品不可。最悪。


「信仰の次は科学か。久遠院なら笑いながら眺めるだろうな」


 クラウディオが言った。


 ルストが視線を上げる。


「眺めているだけか」


「それが一番腹立たしい」


 クラウディオは低く笑った。


「奴は手を汚していない顔をする。火をつけたのは神父。告発したのは聖女像。信じたのは信徒。燃やしたのは世論。旧欧州なら、薪を運んだのは町人。署名したのは告発者。祈ったのは教会。今回なら、証拠を拾うのは鑑識。信じるのは警察。報じるのはメディア。指を差すのは群衆」


 榊の顔がさらに険しくなる。


「久遠院が絡んでいる証拠はまだない」


「だから厄介だと言っている。証拠にならないものばかりが、同じ方向へ匂う」


 クラウディオは端末を榊へ返した。


「今回の人形破片は見せろ。直接だ」


「現物はまだ警察庁側の管理だ」


「報告書だけでは分からん。写真では節の作りも塗装の浅さもごまかせる」


 澪奈が反応した。


「違和感があるんですか」


「写真だけで断定するほど俺は雑ではない。だが、俺の作りではない可能性は高い。指の節が違う。塗装が浅い。模倣するならもう少し勉強しろと言いたくなる程度には下手だ」


「下手、ですか」


「俺の名を使って俺より下手なものを置くな。侮辱だ」


「怒るところ、そこか」


 榊が呆れたように言った。


「殺人犯に仕立てられることより、下手な人形を俺の物とされる方が腹立たしい」


「どちらも腹を立てろ」


「命令するな」


 言いながら、クラウディオの目は笑っていなかった。


 報告書の内容が作り物だと判断したわけではない。

 無実が証明されたわけでもない。

 むしろ、現時点でクラウディオを囲む檻は強固だった。


 科学的には、ほぼ逃げ道がない。


 だからこそ、彼は笑っている。


 火刑台の下で泣き叫ぶ子どもではないことを、冷笑で示すように。

 ロウェナのように誰かの言葉で燃やされる側に戻らないように。

 自分へ向けられた証拠の檻を、真正面から見ている。


 榊の端末が再び震えた。


 今度は短い通知だった。


 画面を見た榊の表情が固まる。


 澪奈も察したように黙った。


 ルストの視線が榊へ向く。


「何だ」


 榊は数秒、答えなかった。


 そして、端末をクラウディオへ向けた。


「警察庁からだ」


 画面には、正式な出頭要請が表示されていた。


 任意。


 そう書かれている。


 だが、その文面は柔らかさを装っているだけだった。日時、場所、同行者の扱い、所持品の制限、聴取予定、必要に応じた身柄確保の可能性。言葉は事務的で、丁寧で、整っている。


 任意という形を取っているが、実質的には拘束前提の呼び出しだった。


 榊は苦しげに言った。


「……任意出頭の要請だ。だが、実質的には拘束を視野に入れている」


 澪奈が小さく息を吸う。


 ルストの空気が凍る。


 クラウディオは笑った。


「任意とは便利な言葉だな。首輪に花飾りをつけるようなものだ」


 榊は何も言えなかった。


 クラウディオは椅子から立ち上がる。


 窓から入る白い光が、彼の横顔を冷たく照らした。旧欧州の灰の色とは違う。日本の曇った午後の光だ。それでも、机の上にある白い書類の束は、薪に似ていた。


「科学の檻へご招待か」


 クラウディオは、端末に映る自分の名を見た。


 クラウディオ・ルジェリウス。


 容疑者として書かれた名。


 魔女として処刑。

 悪しき血を持つ少年。

 殺人犯。


 肩書きを着せ替えれば、人間は安心する。名を変えれば、燃やしてよいものになる。科学的資料に載せれば、それは正義の顔をする。


 クラウディオは唇の端を上げた。


「いいだろう。檻の出来を見てやる」


 ルストが一歩、前に出た。


「一人では行かせない」


「貴様が来ると余計に面倒だ」


「なら、面倒ごと連れて行け」


 クラウディオはルストを見た。


 少しだけ、手首の噛み跡が袖口から見えた。


 薄くなっている。

 まだ消えていない。


 火刑台ではない。

 今ここにいる。


 その証のように、かすかに残っている。


「勝手にしろ」


 クラウディオはそう言った。


 榊は深く息を吐いた。


「俺も行く。こちらでも資料を確認する。澪奈、証拠の再照合を頼む。特に人形の破片、繊維片、血液反応、通信記録。全部だ」


「分かりました」


 澪奈は端末を閉じずに頷いた。


「科学は否定しません。でも、拝みません。確認します」


 クラウディオは薄く笑う。


「上出来だ。人間にしては」


「褒められても嬉しくないです」


「褒めていない」


「それ、榊さんにも言ってました」


「人間は同じ反応をするな」


 会議室の空気は重いままだった。


 旧欧州から持ち帰ったロウェナの記録が、机の上にある。

 夜見坂教会事件の資料が、その横にある。

 そして今、クラウディオを容疑者に仕立てる科学証拠の報告書が、新たに並んでいる。


 火刑台は、今度は薪ではなく、証拠で組まれていた。



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