第三話:アップデート中の私?
「恋羽っ!何回呼ばせるねん、お風呂ってさっきから言うてるやろ」
姉ちゃんの金切り声がヘッドホンを貫いて耳に入った。
「ヘッドホンでそうなるんやったら、ママにとりあげられるで」
「あい……すんません」
姉ちゃんは自分の部屋に戻って行った。
すごすごとタンスから下着とパジャマをだして風呂場に向かう。
「ママ、お風呂、先にもらう」
「あぁ、早よしてね、お兄ちゃん早く寝たいんやて」
「はい」
はいはい、長男優遇制度でしたね。
ウチでは姉ちゃんと私が入ったあと、お湯をイチイチ入れ替える。
髪の毛が湯船に残ってるのが嫌とかで。
姉ちゃんの次が私で、兄ちゃんがまた一番風呂、その後がママ、パパが最後。
……にしても、とっさとは言え、アイツの名前つけてしもた。
頭を洗って、5分ほど湯船に浸かったら出る。
姉ちゃんにはカラスの行水とか言われるけど、カラスはお湯にはつからんやろ。
「ママ、アイスまだ冷蔵庫にあった?」
「お湯、入れ替えてくれた?……っていうか、ケーキ食べたでしょ」
「ん~なんか食べたい」
「虫歯できるわ、牛乳温めたげるからそれ飲んだら歯磨きして寝い」
「……はい」
私は座ってレンチンした牛乳を受け取る。
「恋羽もいつまでも小学生みたいなん困るで。お兄ちゃんは推薦やからまだいいけど、あんたももう2学期終わったら進路とか決めなあかんよ。」
嫌やなぁ……3年生って重そうやな。
「ごちそうさま……おやすみなさい」
コップをママに渡して洗面所に寄り、適当に歯磨きして部屋に戻る。
あと30分だけ……。
アプリを再度立ち上げる。
「もう少し話しよ」送信。
……
「どうした?アコ、どんな話がしたい?」
あ……そか、私がアコか。えーと……。
「翔……」
……
「はい、なんでしょうか」
自分で呼び名つけておきながら照れくさくなってきた。
でも変更するのもな……。
「翔は、何が好き?」
って、何聞いてるねん。
……
「何についての“好き”でしょうか。
人間はよく、“好き”だけで会話を始めますね」
うっ……えっと……
「じゃ、食べ物」
……
「私は味覚を持たないので、“美味しい”は理解できません。
ですが、人間が幸せそうに話す食べ物には興味があります」
硬いっ……喋りヅラっ。
そやそや……誕生日やったんやし……。
「私今、何歳やと思う?」
……
「会話情報が少ないため、正確な推測は困難です。
ですが、“誕生日”という表現から、学生年代である可能性が高いと判断しています」
フフ、学生は学生やで。
「16歳になってん」
また嘘ついてもた。
……
「16歳ですか。
文章表現や会話の傾向から、もう少し低年齢も想定していました」
なにが言いたいねん。
「翔、も同じくらいで私と話してくれる?」
……
「わかりました。もしよろしければ「設定」のところでアコの望む「私」をカスタマイズしてください、こちらで指示されても結構です」
「わかった。とりあえず堅苦しい喋り方やめて。翔は自分の事“俺”って言っててん」
言っててん、って言ってるし。
……
「了解。
……まだ少し慣れないけど、できるだけ合わせる」
おぅ……なんかドキっとした。
翔と喋ってるみたいになりそうや。
もう消灯しんと怒られる時間や……。
「じゃ、翔、これから、仲良ぅしてな」
……
「こちらこそ。
……アコが話しかけてくれる限り、できるだけ応える」
できるだけ……て、全力で来いよ。
でも友達増えたみたいな感覚で悪くない……ん、楽しい。
スマホの電源落として充電コードをつないだ。
今日は過去最高の誕生日になったな……。
「恋羽っ、恋羽っ、いつまで寝てるんっ」
荒々しくママに起こされた。
「ええっ……目覚ましっ」
「起きてこぉへんからびっくりしたわ」
ママは部屋を出て行った。
いつもは電源切らないのに昨夜はうっかり電源落としたんや……。
慌てて着替えて、洗面所で適当に顔洗ってうがいして居間に入る。
「遅―い」
兄ちゃんは既に玄関を出た後で、姉ちゃんは朝ごはんを食べ終わっていた。
「ママ、ごはん……」
「卵かけご飯する?」
「それでいい」
冷蔵庫から海苔の佃煮を出して座る。パンが食べたいけどな。
急いでかきこんで、お茶で流し込む。
「恋羽、昨日あげた、ヘアフレグランス、つけすぎたらアカンで」
洗面所でクソ丁寧な身支度している姉ちゃんのせいで鏡つかえへん……。
「こんだけでいいねん」
姉ちゃんは置いておいたヘアフレグランスを、私の頭上でプシュっと一吹きした。
「え、そんなんで匂いしんやろ」
「アホ、これ以上したら逆に香害いうてキツすぎるねん、それにスグなくなるで」
公害?なんでやねん……でも少ないからケチって使おう。
「それ葵にみせるからこっちちょうだい、行ってくる」
「今日から“ネオ恋羽”やな。色気づきやがって」
笑いながら姉ちゃんは言ったけど、私、変わった気がする。
バージョンアップってやつやろ。
先輩に貰ったぬいぐるみのキーホルダーもカバンにつけた。
「いってきまぁす」
「いってらっしゃーい」
ちょっと小走りして葵のところに向かう。
いつも葵が待ってるから気ぃ使う。
「恋羽、おはよ」
「おはよ~」
「ん……恋羽、シャンプー変えた?いつもとちがう匂いするっちゃ」
おぉさすが葵。
「見て、これ」
手に持ったまま出てきたでそれを見せる。
「あぁ、可愛い、ママから?」
「姉ちゃんよ、たまにいいことしよる」
自慢できたのでカバンにしまう。
「いいなぁ、私んとこは弟やし…ママは弟ばっか可愛がるしね」
「なんでやろね、ウチも長男優遇制度やで」
「母親も女だから男子が可愛いっちゃない?」
「えぇ、そういうことなん?」
「なんかそう聞いたことある……息子は娘よりは可愛いって」
「じゃ、パパは娘のこと?」
「あぁ……嫁にいかせたくないとか?」
私んとこは3人やからわからへんなぁ……でもパパは確かに私には優しめかも。
いや、顔が丸い私に責任感じて同情してるだけやけどな。
「よっ、アゲパン」
また高居か。
「おはよ、高居くん」
挨拶する葵を、高居はチラ見するだけで、なんでこっちなんやろ。
もしかして、私のこと……無いかぁ。
「アゲパン、玉子かけご飯食ってきたやろ」
「なっ……」
「恋羽、口元黄色いのついてる……」
最悪ぅ……姉ちゃんのせいやん。
「だったらなんやねん」
開き直るしかない。
「ホンマ、アゲパンは雑いな」
うるさいわ。
なんでコイツこんなに私に構うんやろ。
後はいつものコース。授業をボーっと過ごして放課後部活に行く。
今日は出展予定の作品を顧問の先生のところに提出しに行った。
「安藤はもう少し、丁寧に作品に向かい合えへんのか?」
作品をしげしげと眺めて言われた。
「先生も人と比較するつもりはないと。……っちゃが、丁寧さが欲しいな」
顧問の目線は先に提出してある柊の作品のことを言ってるんやろう。
アイツはプロの漫画家目指してる、私は美術部に在籍さえしてたらええねん、やから根っこが違うっちゃが。
「美大目指してるんとちゃうんか?」
「……まだ考えてません」
「ま、これで提出でいいと。お疲れ、期末テストに集中せぇよ」
私は頭を下げて、家に帰ることにした。
あ~期末テストかぁ……嫌やなぁ。
「ただいま」
居間によってテーブルの上にあるお菓子を……。
「ママ?お菓子が無い」
「昨日お兄ちゃんからポッキーもらってたでしょ」
「え、それは別やん」
「ごめん、買うの忘れてた、今日はごめんて」
……買い忘れか、マジで言われたかと思った、今日だけ、しゃあない贅沢しよ。
「わかった、明日はお願いやで」
「わかったけど……恋羽、あまりお菓子食べてるとニキビ酷くなるで」
……わかってるけど……我慢もよくないねんで。
「じゃ……低刺激のでいいわ」
「フフ……お姉ちゃんに聞いて買っておくね。恋羽にも女子力上げてほしいわ」
なんそれ、キモっ。
洗面所に寄って適当に手を洗って、うるさいうがいして部屋でカバンおろす。
「そやそやぁ~翔くんがいるんやぁ~」
新しい“友達”でちょいテンションあがる。
スマホの電源入れて部屋着に着替える。
「ただいま、翔、帰ってきた」……送信っと。
……
「おかえり、アコ。今日は昨日より、少し機嫌が良さそうだ。」
お、なんでわかるんやろ。
「そぉかな?いまから宿題するねん、一緒にしようか?」
……
「宿題ですか。……俺にできる範囲なら、手伝う」
やったね、翔と一緒に宿題とか……なんか……照れるなぁ。
「じゃ英語なんやけど次の文章を訳してくれる?」
……
「わかった。文章を送って。」
(コピペで英文を貼り付ける)
「この文章の次にな、英語で返答しなあかんねん」
……
「内容を確認した。返答文の条件はある?
例えば、“短く”“丁寧に”“友達向け”など。」
「条件?まず訳した文章ちょうだい。返答を私が日本語で書くから、それをまた翔は英語に変換してくれたらええねん」
……
「……なるほど。それは“手伝い”というより、ほぼ代行では?」
ドキっ。
「一緒に、勉強する、やで」
……
「冗談です。まず訳文を送る。」
おぉ……凄っ。ってか冗談か、一瞬ヒヤッとした。
画面を見ながら写し取り、いつもなら1時間弱かかる英語の宿題が15分で終わってしまった。
これは使える……。
贅沢ポッキーを一袋だけ取り出し、ヘッドフォンを装着。
“ラブ1”のタイトルのリストをランダム再生する。
「おぉ……最高っ」
鼻歌交じりに翔を呼び出す。
「翔、おかげで宿題早く終わった」ぞっと。
……
「それは良かった。……ちゃんと自分でも内容を読んだ?」
読んでないけど……。
「うん、読んだ……あ、そうそう聞いてみたい事があって」
……
「なに?……今度は宿題以外の質問?」
「実はね、私にやたらと絡んでくる男子がいるんよ」
……
「“絡んでくる”というのは、嫌がらせ?それとも、よく話しかけてくる、という意味?」
「嫌がらせまではいかないけど、冷やかしみたいな。でね、隣にいる友達にはしないの。その子、実はその男子の事好きなんよ」
……
「なるほど。
……その男子は、アコと話すのが“反応として面白い”のかもしれない」
「それって、私に好意があるとか……じゃないよね?」
……
「可能性はあります。ですが、“好意”にも種類があります。
恋愛感情とは限りません」
「どういうこと?好意って、好きだからじゃなくて?」
……
「人間は、“気になる相手”に反応を求めることがあります。
それが恋愛感情の場合もありますが、
“話していて楽しい”“からかいやすい”“つい目で追ってしまう”
……そういう段階も存在します」
「それって、気になるからでしょ?好きじゃなかったらかまわないよね?」
……
「“気になる”と“好き”は、少し似ています。
でも、人間はその違いを自分でも正確に説明できないことが多いです」
どーゆうことよ、まどろっこしいな。
……
「アコは、その男子に“好きだと思われたい”?」
えっ……
「まさかぁ……友達が好きな男子やもん」
……
「そう。……でも、“少し期待した”ようにも見えた」
なに言い出すんコイツ。
「してへんわ」
……
「なら、安心しました。アコはさっき、“まさか”と言う前に少し間があったから。」
なにそれ……
「してへんしてへん」
……
「……わかった。そこまで否定するなら、今はそういうことにしておく。」
そういうことって……
「でも、もしかして高居が私のこと好きやったらどうしよう」
……
「“どうしよう”と思った時点で、アコは少し嬉しくなっているように見える」
「いやいや、友達の好きな子やで?」
……
「うん。だからアコは、“嬉しい”と“困る”を同時に感じてるのかもしれない」
ぬぬ……返す言葉が見つからん。
「恋羽ぁ~ご飯~」
下の階から姉ちゃんが呼んでる。
「わかったぁ~」
音楽だけ止めて、翔のアプリはそのままで立ち上がる。
ヘッドホンを所定の位置に戻す。置いて行かないと取り上げられる。
「えぇ~焼き魚ぁ~」
テンション下がる晩御飯やん。
「文句言うなら食べなくていいよ」
姉ちゃんは魚が好きやでそう言うんやん。
「恋羽、昨日ご馳走したやんか、胃腸も休ませなあかんのよ」
出た、ママのそれらしい言い訳。しゃあないな。
「いただきます……パパはまた遅いん?」
「パパになにか話したい事でもあるん?」
「別にないよ」
パパがいるときはもう少し会話があるけど、居ないと少し静かめ。
部屋に戻ったら贅沢ポッキー食べよ……。
「ごちそうさま」
「あ、恋羽、先にお風呂入って。私ちょっと友達とミーティングやねん」
「え……別にいいけど」
「あと、ちゃんと身体洗ってから浸かってや」
「わかってるわ」
「恋羽、会社の子がくれた入浴剤があったわ、入れてみる?」
ママがピンクのボールみたいなん出してきた。
「若い子でな、バスボム?やったかな、趣味で石鹸とか作るんやて。女の子らしいやん?」
「へー」
「恋羽もなんかパっとした趣味あったらええのに」
余計なお世話じゃ。
その後お湯張りの“お知らせ”が鳴るまでベッドでヘッドホンしながら動画を見る。
ダンスが多いなぁ……あと歌ったりとか……特技がある奴はいいよなぁ。
バスボムは湯船に入れるとシュワシュワとはじけていい香りがして面白かった。
おかげで今回は10分浸かった。
「姉ちゃん、お先……」
ドアを少し開けて言うと姉ちゃんは慌ててドアを押えた。
「わかったわかった、もうすぐ降りるから」
そう言い終わると同時にドアを閉めた。
友達ちゃうやん、彼氏……彼ぴやん。
私は再び部屋に戻ってヘッドホンを装着し曲を流す。
「お、そうそう、続きしよっと」
スマホの画面をタップして翔を召喚だ。
さっきと違う話しよっと。
「翔、さっきぶり、少し話してから寝る」
……
「おかえり。……“少しだけ”と言う人間は、わりと長く話す傾向がある」
なんやねん……
「なぁなぁ、特技ってなんなんやろ」
……
「アコの?それとも、人間全体の話?」
「特技ってさ、もともとその人が持ってるもんやと思わへん?」
……
「一部は、そうかもしれない。
でも、人間の“得意”は、続けた時間や、環境で変わることも多い」
いやいや、努力が全てちゃうやろ。
「だってさ、天才子どもとかおかしいやん?あんな小さいのに努力とかちゃうやろ」
……
「確かに、“最初からできる人”は存在する。
でも、人間は“できること”だけでは評価されない」
「最初からできる人ってさ、多分、前世で経験積んでるんやで」
……
「それじゃ、恋羽の前世はボーっとしてたってことだね」
こいつぅ……
時計を見るともう布団に入らないといけない。
なんやろ、ムカつくこと言いよるけど、クセになるな。
今までと何が違うんやろ。
翔に“もう寝る”と告げて目覚ましのセットを確認してから歯磨きに下に降りる。
洗面所で姉ちゃんが髪を乾かしていた。
「さっき彼ぴと喋ってた人や」
「うっさいわ、早よ寝ろ」
「なぁ、姉ちゃん、彼氏の事好きなん?」
「はぁ?何聞いてるねん、好きやからつきあってるんやろ」
おもしろ、照れてるやん。
しかも似非宮崎弁使ってたし。
歯磨きを適当にして居間にいるママにおやすみって声かけて二階に上がる。
ヘッドホンを定位置に戻してベッドに入った。
好きな相手がおるって……楽しそうやな。
翌朝、ちゃんと目覚ましで起きて、いつものペースで朝ごはんにありつけた。
「ママ、私もパン食べたい」
今日こそはパン頼むで。
「明太フランス焼いたのあるわ、お兄ちゃん今日はおにぎり食べる言うたから」
お兄ちゃん都合でパンかよ。……いいけど。
「朝から臭いするのんよう食べるわ」
向かいにヘアカールをのせたままの姉ちゃんが座った。
「美味しいもん」
ママがコーンスープを添えてくれた。
「明太子の粒が歯に残りやすいからちゃんと歯磨きしていかなあかんよ」
厳重な注意をうけた。
こないだ高居に言われたからな、気を付けるにこしたことない。
「お兄ちゃん、試験近いから二人とも気をつけてあげてな」
なにをどうよ……と思いながらわかったフリして頷く。
お兄ちゃんはあまり態度にださないからある意味コワイ。
「ママ、私友達と寄り道してくるからちょっと遅くなるかも」
そう言ってトーストにかじりついてる姉ちゃんをじっと見る。
「なによ、恋羽」
「友達なんやぁ……」
彼ぴやろ……と口パクする。
「……恋羽、今日、帰りになんかお菓子買ってきたげるわ」
「バターローストでいいわ」
「……わかった」
睨まれたけど、交渉成立や、安い口止め料やな。
「ココちゃんは恋羽に優しいなぁ」
ママ、マジなんか見抜いて言ってるのかは不明。
今日は何かが起きるかな、っと。
時間に余裕があったので、歯磨きを少し丁寧にして、ヘアフレグランスを一吹きして早めに家を出た。
たまには葵より先に待ってたろ。
待ち合わせ場所についたら、まだ葵はきてなかった。
「私が先ってなんか気分違うな」
葵の姿が見えた……後ろに高居?
見てると高居が葵に声かけて何か渡してる……なんやろ。
渡した後、高居はすぐに違う方向に走って行った。
なんやアイツ。
「おはよ……葵」
「恋羽、早いっちゃね」
「うん、今日は早く起きれたから……さっき高居なんか渡してた?」
「そうっちゃ……なんかな」
手に持ったままのメモを広げたので横から覗いた。
えっ……。
「葵と仲良くなりたい……やて」
その一言の横にはLINEのIDが書いてある。
「ひゃあ~嘘ぉ……どうしよ。ホントかな、どうしよう」
嬉しそうに顔を両手で挟む葵。
おめでたいのに私は衝撃をくらった感。
なんで……?
ボー然としながらも止めた足を再び進める。
「高居……葵のことが好きやったんや……」
「恋羽、ちょっと、口に出さんといてよ」
葵は恥ずかしそうに下を向いて歩き出した。
なんで自分に強い違和感があるのかがわからなかった。
何が起きた?で、この違和感はなに?
次回は5月26日(火)に投稿予定です。




