第十一話 白い服の男
御所を出るころには、空はまた曇り始めていた。
宮城の門を出ると、外の空気が少しだけ軽く感じる。
小夜は馬車に乗り込み、深く息を吐いた。
澪宮の言葉が、まだ耳に残っている。
契る。
子ども。
血筋。
境守り。
そのどれもが、自分の未来を誰かの手で形にされていくようで、息苦しかった。
伊吹が隣で腕を組んでいる。
不機嫌そうだった。
「小夜ちゃん」
「はい」
「さっきの話、まだ気にしてる?」
「……少し」
「じゃあ、俺も気にしてる」
伊吹は不満そうに言った。
「小夜ちゃんと誰が契るとか、誰の子がどうとか、俺以外の口から出るの、かなり嫌」
「伊吹……」
「うん。分かってる。まだそういう話をするには早いし、小夜ちゃんが決めることだし、俺が勝手に決めたら怒られる」
「分かっているなら」
「でも嫌なものは嫌。小夜ちゃんのことを周りが勝手に決めようとするのが」
伊吹は小夜の手を取った。
触れる前に、一瞬だけ目で尋ねてくる。
小夜が小さく頷くと、彼は指先を絡めた。
その仕草に、小夜の頬が熱を持つのを感じた。
以前の伊吹なら、きっと尋ねなかった。
当たり前のように触れて、当たり前のように引き寄せたかもしれない。
けれど今は、小夜の返事を待っている。
それが嬉しくて、少し困った。
「小夜ちゃんの未来に俺がいるかどうかは、小夜ちゃんが決めていいよ」
伊吹はそう言って、目元を緩めた。
「でも、俺はいるつもりでいる」
「つもり、ですか」
「うん。かなり強いつもり。他の男は排除する」
「それは、ほとんど決めているのでは」
「俺の中ではね。でも、小夜ちゃんに押しつけないように努力もしてる。前よりはね」
小夜は返事に困った。
伊吹は、繋いだ手にそっと力を込める。
あまりにも堂々と「排除する」と言うので、小夜は呆れた。
けれど、伊吹が冗談だけで言っているわけではないことも分かってしまう。
彼は本当に、攫うことも、閉じ込めることも、自分のものだと言い切ることもできる人だ。
その伊吹が、小夜の隣を歩こうとしている。
危うさを抱えたまま、それでも小夜の意思を聞こうとしている。
小夜は繋いだ手を見下ろした。
伊吹は、それに気づいたように目を細めた。
「あと、今の小夜ちゃん、すごく可愛かった」
「今の、とは」
「怒ってたところ」
小夜は瞬きをした。
「怒っていたのに、可愛いんですか」
「うん」
伊吹は迷いなく頷いた。
「小夜ちゃんが自分の未来を取られそうになって、ちゃんと怒ったところ。可愛くて、偉くて、好きだった」
小夜は言葉に詰まった。
怒っていた。
怖かった。
恥ずかしかった。
それでも、あの場で言わなければならないと思った。
自分の血も、未来も、いつか生まれるかもしれない子どもさえも、誰かの役目にするためのものではないと。
その必死さを、伊吹は見ていたのだ。
「……怒っている人に、可愛いと言うのはどうかと思います」
「どんな小夜ちゃんも可愛いから仕方ない」
「もういいです」
小夜が視線を逸らすと、伊吹は満足そうに目元を緩めた。
けれど、繋いだ手を引き寄せることはしなかった。
ただ、指を絡めたまま、そこにいる。
それだけだった。
「小夜ちゃんの未来を俺が勝手に決めるつもりはないよ」
伊吹の声は、先ほどより少し低かった。
「でも、俺がその未来に入りたいって思ってることは、覚えてて」
小夜は、すぐには答えられなかった。
窓の外では、濡れた宮城の白砂がゆっくり遠ざかっていく。
御所の重い空気から離れている。
顔はまだ熱く、落ち着かない。
「……覚えておきます」
小夜が小さく答えると、伊吹は嬉しそうに頷いた。
「うん。それでいい」
しばらく、馬車の中には雨上がりの湿った沈黙が落ちた。
小夜は窓の外を見た。
宮城の門が遠ざかり、石畳の道が続いている。
澪宮の冷たい手。
斎臣の静かな微笑。
結界のために生まれたと言った少女の声。
そして、自分の未来は自分のものだと告げた自分の声。
まだ、胸の奥が震えていた。
けれど、その震えは恐怖だけではなかった。
隣にいる伊吹の手が、温かい。
自分勝手で、重くて、すぐに小夜を自分のものだと言いたがる鬼。
それでも、小夜が本気で嫌だと言えば止まろうとする鬼。
その手を、今は離したくなかった。
伊吹の指が、繋いだ手の甲をゆっくりとなぞった。
それだけのことなのに、小夜の呼吸が浅くなる。
御所で聞いた言葉が、また耳に蘇った。
――契る。
――子ども。
小夜と、伊吹の未来。
考えたことがないわけではない。
けれど考えようとすると、目元が熱くなって、それ以上進めなくなる。
「小夜ちゃん」
「……はい」
「俺、小夜ちゃんのこと大事にしたいと思ってるよ」
伊吹の声は、いつもより低かった。
小夜は彼を見る。
伊吹は薄く笑っている。
けれど、その笑みはどこか困ったようでもあった。
「でも、いつもできるとは限らない」
小夜の指先が、ぴくりと震えた。
「……伊吹」
「怖がらせたいわけじゃないよ」
伊吹は、繋いだ手を少しだけ引き寄せた。
小夜の手が、彼の膝の上へ乗る。
逃げようと思えば逃げられる力だった。
けれど、逃げなかった。
「ただ、今日みたいに、小夜ちゃんと誰が契るとか、子どもがどうとか、他のやつの口から聞くとさ」
伊吹の親指が、小夜の手首の内側を撫でる。
そこは血の脈打つ場所だった。
「我慢してるものまで、全部思い出す」
小夜の心臓が、どくんと鳴った。
「……そういうことを、言わないでください」
「言わない方がいい?」
「……」
「小夜ちゃん」
伊吹の声が甘くなる。
「俺、いつまでも我慢できるほど、いい男じゃないよ」
呼吸が、わずかに浅くなる。
――怖い。
けれど、その怖さの中に、別の熱が混じっている。
小夜は視線を落とした。
恋人になった。
伊吹を選んだ。
けれど、まだその先へ進む覚悟はできていない。
伊吹に触れられることが嫌なわけではない。むしろ、嫌ではないから困る。嫌ではないことを認めてしまえば、もっと先を求められる気がして、怖くなる。
「俺、待つって決めたけど、平気なわけじゃないよ」
「……分かっています」
「分かってない。小夜ちゃんが思ってるより、ずっと我慢してる」
「はい……待って、もらっています」
小夜は小さく言った。
伊吹の指が止まった。
「何を?」
「……分かっているでしょう」
伊吹はしばらく黙っていた。
それから、ひどく甘い顔で笑った。
「うん。分かってる」
「……なら、聞かないでください」
「小夜ちゃんの口から聞きたかった」
「……意地悪です」
「そうだよ」
伊吹はあっさり認めた。
「俺は優しいだけの男じゃないから」
そう言って、伊吹の指が小夜の手を離れた。
離れたはずなのに、今度はその指先が、小夜の膝の上に置かれた袴の端へ触れる。
布越しだった。
それでも、小夜の体は小さく跳ねた。
「伊吹」
「嫌?」
短く問われる。
小夜は、すぐには答えられなかった。
嫌ではない。
けれど、怖い。
その二つが同時に胸の中にあった。
「……嫌、では」
言いかけて、声が詰まる。
伊吹の目が、甘く細くなった。
「嫌じゃないなら、もっと触ってもいい?」
「……そういう聞き方はずるいです」
「うん。ずるいよ。小夜ちゃんが俺を許してくれる隙間を探してる」
指が離れた。
「でも、今日はここまで」
あまりにもあっさり離れたので、小夜は思わず伊吹を見る。
伊吹は薄く笑っていた。
けれど、少しだけ苦しそうだった。
「今の小夜ちゃん、嫌じゃないって言いそうだったから」
「……なら、どうして」
「言わせたら、俺が止まれなくなるかもしれないから」
小夜は息を呑んだ。
伊吹は、窓の外へ視線を向ける。
「大事にしたいよ」
その声は、甘くも軽くもなかった。
「でも、できない時もある。だから、小夜ちゃんが怖いなら、怖いって言って」
「……はい」
「嫌なら、嫌って言って」
「はい」
「俺が聞き分けいい顔してても、信用しすぎないで」
小夜は、胸がきゅっと痛むのを感じた。
それは不誠実な言葉ではなかった。
むしろ、伊吹が自分の危うさを知っているからこその言葉だった。
「でも」
小夜は、そっと言った。
「今、止まってくれました」
伊吹が小夜を見る。
「……褒めてくれる?」
「……偉いです」
小夜が小さく言うと、伊吹は一瞬、目を見開いた。
それから、困ったように笑った。
「ああ、だめだ」
「何がですか」
「そういう小夜ちゃんを見ると、もっと欲しくなる」
「伊吹」
「分かってる。今は、我慢する」
伊吹は小夜の手を取り直した。
けれど、その指先に少しだけ力がこもる。
「今、うっかり口づけなんてしたら、俺たぶん、そこで止まれない」
小夜の呼吸が止まった。
伊吹は笑っていた。
けれど、その目は少しも笑っていなかった。
「無理やりでも欲しくなりそうな自分を、必死で押さえてる。小夜ちゃんに嫌われたくないから、ちゃんと待ってる」
小夜は、繋がれた手を見下ろした。
怖い。
けれど、その怖さは、伊吹が何も考えずに踏み込んでくる怖さではなかった。
伊吹が、自分の中の危うさを知っていて、それでも小夜の前で踏みとどまろうとしている。そのことが、怖くて、苦しくて、少しだけ胸を熱くした。
「……ありがとうございます。私の覚悟ができるまで、待っていてくれて」
「うん」
伊吹は小夜の手を取り直した。
今度は、ただ指を絡めるだけだった。
けれど、しばらくして、伊吹は絡めた指先を、自分の唇のそばまで持ち上げた。
口づけはしない。
ただ、指先のすぐそばで、ふっと息を吐く。
その熱だけが、小夜の指先に触れた。
「……今は、ここまで」
伊吹は小さく笑った。
いつもの軽さに戻った笑みだったが、その目は甘いままだった。
小夜は、息を止めた。
目元の熱が、引かない。
「俺、小夜ちゃんの意思を尊重したいんじゃないよ」
「え?」
「小夜ちゃんが自分から俺を選ぶところが見たいだけ」
その言い方に、小夜は俯いて、視線を逃がした。
馬車は、封鬼寮へ向かってゆっくり走っていく。
雨上がりの帝都には、まだ雲が低く垂れ込めていた。
けれど、遠くの空の端だけが、ほんの少しだけ明るくなっていた。
しばらくして、小夜はぽつりと言った。
「澪宮さまは、きっと本当に知らなかったんだと思います」
「うん」
伊吹は少しだけ低い声で答えた。
「だから厄介なんだよ」
「厄介……」
「悪気がないまま、小夜ちゃんの未来も、血も、子どもも、結界の話に混ぜてくる。御所って、そういう場所なんだと思う」
小夜は黙った。
その通りだと思った。
澪宮も、斎臣も。
もしかすると、冷泉も。
血や役目や結界の前では、個人の意思が後回しになることに慣れすぎている。
「でも、小夜ちゃんが言ったから、陛下は止まった」
伊吹は、繋いだ手を見下ろした。
「だから、今日の小夜ちゃんは偉い」
「また子ども扱いしていませんか」
「してる」
「伊吹」
「嘘。してない。たぶん」
「たぶんですか」
小夜が少し呆れると、伊吹は目を細めた。
けれど、その笑みはすぐに薄れる。
「斎臣殿は、止まってないけどね」
「斎臣様……」
「あの人は、陛下のためって言いながら、陛下を閉じ込めてる。たぶん本人は、それを悪いことだと思ってない」
小夜は斎臣の顔を思い出した。
整った微笑。
澪宮に血を差し出した時の、甘すぎる声。
『陛下が口にしてよい血は、私のものだけです』
あの言葉は、今も耳に残っている。
「澪宮さまは、斎臣様を信頼しているようでした」
「信頼と依存って、似てるよね」
伊吹の言葉に、小夜は何も言えなかった。
封鬼寮へ戻ると、白瀬が玄関の前に立っていた。
珍しく、外套も羽織らずにいる。
その表情を見た瞬間、小夜の胸がざわついた。
「白瀬先生」
「春日惣一の意識が戻りました」
小夜は息を呑んだ。
昨夜から意識の戻らなかった鬼子の少年。
彼が、ようやく目を覚ました。
「話せるのですか」
「短時間なら。ですが、混乱しています」
白瀬は小夜と伊吹を見た。
「あなたにも聞いてほしいことがあります」
診察室へ向かう廊下は、いつもより静かだった。
結界札の貼られた扉の前に隊士が二人立っている。小夜が近づくと、扉の向こうからかすかな呻き声が聞こえた。
春日惣一は、寝台の上に半身を起こしていた。
牙はまだ完全には戻っていない。
爪も黒いままだった。
けれど瞳には、人としての怯えがあった。
小夜を見ると、彼はびくりと肩を震わせる。
「……あ」
「怖がらせてしまったら、すみません」
小夜は寝台から少し離れた場所で足を止めた。
「朝霧小夜です。あなたが倒れた時、そばにいました」
春日惣一は、しばらく小夜を見ていた。
やがて、掠れた声で言う。
「僕は……何を……」
「無理に思い出さなくていいです」
白瀬が静かに言った。
「ただ、あなたが聞いた音について確認したいんです」
春日惣一は、両手を見下ろした。
黒く変色した爪を見て、息を詰める。
「……僕は、人間です」
小さな声だった。
「人間だったんです」
「はい」
小夜は答えた。
「あなたは、人間として暮らしていたんですね」
その言葉に、春日惣一の目が揺れる。
涙が浮かんだ。
「……声が、聞こえたんです」
白瀬が筆を取る。
小夜は、首筋を押さえた。
「御声が聞こえた」
春日惣一は、震える声で続ける。
「御所へ行けって」
「御所へ……」
「戻れって。血を捧げろって。僕は、行かないといけないと思った。でも、怖くて、体が勝手に動いて、喉が渇いて……」
彼は自分の喉を押さえた。
「人の匂いが、して。気持ち悪いのに、美味しそうで。僕は、そんなこと思いたくなかったのに」
小夜の中に、彼の恐怖が薄く流れ込んでくる。
食べたい。
食べたくない。
人間でいたい。
何になったのか分からない。
あの時と同じ混乱だった。
小夜は手を握りしめる。
「御所には、行ったのですか」
白瀬が尋ねた。
春日惣一は首を横に振った。
「入れてもらえなかった」
「誰に」
「門の近くまで行ったんです。たぶん、御所の近く。そこに、白い服の男がいた」
小夜の呼吸が止まった。
白い服の男。
その言葉だけで、ひとりの顔が脳裏に浮かぶ。
白い狩衣。
整った微笑。
澪宮のそばに控える側近。
鷹司斎臣。
「白い服……」
白瀬の筆が止まる。
伊吹も、小夜の隣で目を細めた。
「その男は、何をしましたか」
白瀬の声は冷静だった。
春日惣一は、苦しそうに眉を寄せる。
「分からない。顔も、よく見えなかった。ただ、入ってはいけないって。まだ早いって」
「まだ早い?」
「そう言われた気がするんです。御声は行けって言うのに、その人は入れてくれなくて。鈴の音が、頭の中でずっと鳴っていて」
春日惣一は震え始めた。
「それで、僕は、どこへ行けばいいのか分からなくなって……」
「もういい」
白瀬が筆を置いた。
「これ以上は負担になります」
春日惣一は荒い息を繰り返している。
小夜は、そっと声をかけた。
「春日さん」
彼が小夜を見る。
「あなたが望んで人を襲ったのではないことは、分かりました」
春日惣一の目から、涙が落ちた。
「――僕は、人を食べたくない」
「はい」
「僕は、鬼なんですか」
小夜はすぐには答えられなかった。
けれど、嘘はつきたくない。
「鬼の血が、混じっているそうです」
春日惣一は顔を歪める。
「でも、それだけであなたの全部が決まるわけではないと思います」
「僕は、人間に戻れますか」
小夜は答えられなかった。
白瀬も黙っている。
春日惣一は、その沈黙で察したように目を伏せた。
小夜は表情を歪める。
「戻れるかは、わかりません」
小夜は正直に、言った。
「でも、安全に生きていける方法を探します」
春日惣一は小さく頷いた。
診察室を出ると、廊下の空気が冷たく感じた。
小夜はしばらく何も言えなかった。
白い服の男。
御所へ入れてもらえなかった。
まだ早い。
その言葉が、頭の中で何度も響く。
斎臣の顔が浮かぶ。
彼には、分かりやすい動機がある。
澪宮を守るため。
澪宮の秘密を隠すため。
小夜を御所へ呼ぶため。
そして、鬼子暴走事件と御所の関係を、自分の都合のいい形で動かすため。
「小夜ちゃん」
伊吹が小夜の顔を覗き込んだ。
「今、斎臣殿のこと考えたでしょ」
「……はい」
「俺も」
伊吹は薄く笑った。
けれど、その目は冷えている。
「白い服の男。御所に入れない。まだ早い。いかにも斎臣殿が言いそうだよね」
「でも、まだ決めつけるのは」
「うん。決めつけはしない」
伊吹は小夜の手を取った。
「でも疑うのは自由だよ」
白瀬が診察室の扉を閉める。
「春日惣一の記憶は混乱しています。白い服の男が誰か、断定はできません」
「分かっています」
小夜は頷いた。
それでも、疑いは消えない。
斎臣は澪宮を守りたい。
それは確かだ。
けれど、守るためなら何をするのか。
小夜は、まだ知らない。
その時、廊下の先で小さな音がした。
――りん、と。
小夜は息を止める。
伊吹も同時に顔を上げた。
「聞こえた?」
「はい」
白瀬は眉をひそめる。
「私は聞こえませんでした」
小夜の首筋で、刻印が熱を持つ。
遠くで、また誰かが呼ばれている。
その瞬間、伊吹の指が、小夜の手をぎゅっと握った。
冷たい指。
けれど、その体温は、いつもより熱かった。
――御所へ。
――戻れ。
――血を捧げよ。
そんな声が、雨の名残のように、帝都のどこかから滲んでくる。
小夜は震える手を握った。
その手を、伊吹がもう一度、強く握り返した。
「また、鳴っています」
伊吹の目が、静かに細くなる。
「じゃあ、まだ終わってないね」
小夜は頷いた。
御所の奥深くで泣く澪宮。
白い服の男。
そして、目覚め始めた鬼子たち。
すべてが、ひとつの鈴の音で繋がっている気がした。




