ITエンジニアが考える小説開発技術とAI活用
ITエンジニアです。AI活用タグをつけて小説を書いています。
ITエンジニアが、AI活用をつけて、小説を書いているんだから、さぞかしすごい使い方をしているのだろうかとか、思われているかもしれないな、そんなことないんだけどなとかふと思ってしまいました。なので、AIを絡めた話を一話、入れておこうかと思いました。
最近、小説を書いている時間より、過去話を改修している時間の方が長い気がする。
新しい技術を見つける。
すると、
「あのシーンにも使えるんじゃないか」
と思う。
実際に適用する。
すると大体良くなる。
すると、
「じゃあこの話にも」
となる。
気付けば最新話の執筆と、投稿済みエピソードの改修を同時にやっている。
正直、不思議だ。
確かに小説開発は、繰り返しだ。繰り返し繰り返し改善することができるように仕組みを工程を作ったと思っている。
だから、「あそこで使ってみよう」が主だったし、変わってない。
変わった点は、
「先に進まないけど焦らず、今の作品に戻して使おう」
になったことだ。進まないことの焦り、原案となる元ネタが山積みなのに小説はおろか設計図にさえ落ちていない。ことに対する焦り、これが薄れてきた。
はてな?なんでかな。
あと、最近はAIをほとんど執筆者として使っていない。最初から、無理筋だなぁと思っていた。どのLLMもダメ、Opusはまぁ、いける口だけど、それでも費用的に無理だった。
だから、主たる利用方法は、
1.絵から文字起し
建物とか、服とか、容姿とか。やりすぎると、カタログ欲しくなる。
そしてカタログも作らせると、脳内の地図ができる前に文字があふれて、探せなくなる。
アイディアの為の管理が必要になるという。
何を言っているかわからないかもしれないが、『手段が目的になる時』
を体験しているということかと思う。『手段が目的になる時』、一旦やめる。
2.規則作り
設定の規則作り、凄く細かく整合とってやってくれる。作りすぎて迷子になることが多い。
調子に乗らないのが、肝
3.整合点検。
設定や世界観との矛盾、これまでのエピソードからの矛盾を見る。
エピソード矛盾はコンテキストが増えると無理になるので台帳が効く。
4.編集レビューと構造レビュー。
んー、何というか、つまり、ITの世界でいう所のこれです。
あなたは優秀なプロジェクトマネージャーです。PMBOK第8版の知見に基づき、以下の問題の解決策を提案してください。
とか
あなたは、クラウド技術の専門家です。以下に述べる特徴を持ったシステムのアーキテクチャを提案してください。
とか
の小説版のつもり。
そんな使い方ばかりだった。
ところがここへ来て、思わぬ使い道が見つかった。
演出発掘である。
AIに適当に指示すると、だいたい大げさでどうでもいい文章を盛ってくる。
ところが、ある指示を加えると、なぜか欲しかった言葉だけを足してくるようになった。
その言葉を回収して、原稿へ溶け込ませる。
するとシーンが少し良くなる。
また別のシーンへ適用する。
また少し良くなる。
何度も繰り返すうちに、
「AIってやっぱり書かせる」
ではなく、
「AIってやっぱり、言葉を採掘する」
の方が、向いているな。でした。
気が付いたとき、AIの成り立ちを考えると当たり前すぎるほど当たり前かと一人で納得していた。
が、AIいや、AIに限らずIT活用は、正直、怖い。技術開発が終わらない。
新しい技術を一つ見つけるたびに、
「あのエピソードを直したい」
が発生する。
そして直してみると、だいたい前より良い。
実のところ、気のせいなのか、忖度なのか、疲れてもういいやになっているのか、本当に良くなっているのか、よく分からない。でも、直したやつは大体前より好きなものになっている。
ただ一つ分かることがある。
この作業、たぶんいつまでもやっていられる。そしてこれは、多分、きっと、小説開発技術の発見なんだろうと思う。




