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出会いのデザインパターン、別れのデザインパターン、そして円環

ITエンジニアらしく、生成があれば破棄もある。ということで、別れのデザインパターンを考えました。これは美しい。完結したアーキテクチャとして考えられそうで、一人悦に入ってしまいました。



出会いのデザインパターン、別れのデザインパターン、そして円環


以前、あるラブコメを読んだときに強烈な既視感を覚えました。


この出会い方。 この絡み方。 この人間関係の増え方。


「昔のラブコメで散々見たやつだ!」


というノスタルジーです。


最初はただの感想だったのですが、考えてみるとこれ、ITでいうデザインパターンに近いのではないかと思いました。


ツンデレや幼馴染のような「属性」ではなく、


人間関係をどう接続するか


という構造の話です。


役割配置パターン。

共犯化パターン。

欠落補完パターン。

関係再定義パターン。


創作には、人と人を結び付けるための定番構造が確かに存在します。


そして最近思ったのです。


出会い方にパターンがあるなら、別れ方にもパターンがある


人間関係には生成と終了があります。


接続のアーキテクチャがあるなら、切断のアーキテクチャもある。


ITエンジニア風に言うなら、


システムのライフサイクルには Constructor があり Destructor がある。


人間関係も同じです。


例えば──


死別

共同体違い

失恋

抱いた夢違い

価値観違い


こうしたものはすべて「お別れのデザインパターン」として整理できそうです。


死別


説明不要。


最も取り返しのつかない終了処理。


思い出だけがキャッシュとして残る。


共同体違い


昔なら民主主義と社会主義。


今なら就職先や所属コミュニティの違い。


同じ世界にいるのに接続できなくなる。


失恋


接続要求は送った。


しかしハンドシェイクは成立しなかった。


片方向の関係が終わるパターン。


抱いた夢違い


同じ場所から出発したのに、別々のゴールへ向かう。


野球とサッカー。


勉強と運動。


友情は消えていないのに、進路だけが分岐していく。


価値観違い


ロマン主義と現実主義。


醤油派とソース派。


お互いが間違っているわけではない。


ただ、同じプロトコルで通信できない。


だから切断する。


共同体からの排除


そしてもう一つ。


共同体のルール違反による切断。


村八分。


追放。


破門。


所属していたネットワークから切り離されるパターンです。


そして円環になる


面白いのはここからです。


人は別れによって終わるわけではありません。


死別を抱えた人は、新しい出会いに向かう。


失恋した人は、別の誰かと関係を結ぶ。


価値観の衝突による離別を経験した人は、今度は理解者と出会う。


つまり、


お別れのデザインパターンは、次の出会いのデザインパターンへの入り口になっている。


出会いが関係を生み、


関係が変化し、


やがて別れを迎え、


その別れが次の出会いを呼ぶ。


創作を見ていて面白いのは、キャラの属性ではなく、この循環そのものなのかもしれません。


ツンデレや幼馴染ではなく、


人間関係がどう結ばれ、どうほどかれ、そして再び結ばれるのか。


出会いと別れのデザインパターン。


この二つを並べて見ると、物語は一本の直線ではなく、美しい円環として見えてきます。




気付けば私は、人間関係の生成パターンだけでなく、更新パターンや破棄パターンまで含めた「関係性ライフサイクル」を眺め始めていました。


どう出会うか。

どう変わるか。

どう別れるか。


創作とは、その円環を描く技術なのかもしれません。


なので今後は、出会いのデザインパターンと別れのデザインパターンを両輪として整理していこうと思います。

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