金庫の番犬たちと預かり物
デルサトという魔の賢者が居た。人ではありえないような強い魔力と技術を持った彼は、人々に様々な知恵を与え、力を貸していた。だが人々が傲慢さを持つようになり、彼は嫌気がさして西の魔の森へ隠居してしまう。それが、今から600年前の話。
彼の賢者は、もうこの世に居ない。
しかし彼の建てた屋敷と屋敷を守る『番犬』は、今も生き続けているといわれている。
そして、魔の森を抜け屋敷に辿りつき『番犬』に認められれば、『番犬』がその者の大切な物を必ず守ってくれる――そう人々は信じていた。
人々は言う。
もし、誰にも取られたくない大切な物があるのなら、命を賭してでも守りたい宝物があるのなら、西の魔の森にあるデルサトの屋敷へ行け、と。
そこは、世界で一番安全な『金庫』だから、と。
これは、『番犬』と言われている自覚なしやる気なしの青年と、「犬」と言われるのが死ぬ程嫌いなオオカミの元へ、小さな奴隷が訪ねてきたことから始まる物語。
多分、不定期更新。
死にたくはないのです
2013/06/05 17:08
僕は迷子じゃありません
2013/06/05 18:45
(改)
王子様は笑い上戸
2013/06/06 18:00
(改)
ファンタジーは良くてもホラーは無理です
2013/06/07 00:35
(改)
御馳走を前に、どうして我慢などできるでしょう?
2013/06/08 00:03
(改)
宝の山とはこういう事をいうのですね
2013/06/09 00:12
(改)
本物の『宝物』について、王子様の考察
2013/06/10 00:32
(改)
臆病者の王子様
2013/06/11 00:00
(改)
オオカミさんは正直者
2013/06/13 06:00
(改)
幸せな夢も、いつかは終わるものです
2013/06/14 00:00
王子様は名探偵
2013/06/15 00:03
僕の帰る場所
2013/06/22 00:15
(改)
美しき化物
2013/06/25 07:59
(改)
首狩りジャック
2013/06/29 00:00
(改)
僕の秘密
2013/06/30 00:00
(改)
私の帰る場所
2013/07/02 00:08
(改)
幸せな夢の続き
2013/07/03 00:00