【詩集】日常から

明らかであるはずの日常の中に、非日常は潜んでいる。そのことを明らかにするとき、ホラーは生まれる。

夏空。留まらない光線の明らかに照らされる地上の様々。

表題の通りです。日常と飛躍の繰り返しです。

わたしの夜明けに見る日輪の後悔ないことを確かめたくて。

通勤の日常から生まれたものです。

魔女が出てきます。魔法の詩が書いてみたかったのです。

繰り返す昨日との別れ。静かな朝との出会いは、別れへの始まり。それでも終わりまで続く。

短い詩の四つ。ほんの小さな切り取り。

断片を繋いでみる。月と昼間と思いと沢ガニと。

全角13文字5行5連の詩です。

毎日暑い日が続きます。お体大事になさいますように。

超電磁砲（レールガン）を使いたかったのです。

昨日から今日を通り抜けて明日へと続くもの。いつもそこにあるけれど、どこにもないもの。消えつづけていく振り向いた断崖と、生まれ続ける仰ぎ見る蛇行する道。

紙飛行機がよく飛ぶのでした。 眼に見えないものの飛翔を。形の無いものの飛躍を。

隠れていた詩を見つけたのです。

最近また鹿をよく見ます。鹿は可愛いやつです。

恐竜が好きです。草食恐竜はもっと好きです。

直視に耐えない事件があります。やりきれない思いが突き上げてくるのです。

理想との戦いをボクシング風にやってみました。

日常で感じたことです。詩は至る所に在って、それから逃れることはできない。

ひとり歩く道のさみしさ。しあわせになりたいとまだ思っている。

背中から糸をひく後悔の昨日と、取り囲まれた叙情からの日々と。待っているのは揺れる季節の不安に顔を覗かせる約束。ありもしない叶わないものを追うばかりに踏みにじった純心の歪。

季節が揺れているから、わたしも揺れている。揺れるままの自動筆記としての詩。詩に満ちる季節がそこまで来ている。

ちょっとソリッドな仕上がりです。