詩になりたかった何か。

作成ユーザ: 桧野 陽
 詩を書こうとして、詩って何?となった作者がとりあえず書き連ねたものたち。
 詩ではないけれど、詩を書こうとして出来上がったものたち。

 謡うように、ふと口をついて出た言葉の連なりたちを、書き起こしたものたち。

燦煌散光

散った光の在った記憶がわたしを先へ進ませる。 あの光を放ったソレの正体を知らずとも、その光を見つけた記憶があれば。
作品情報 N8404HH 短編 ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日:2021年 11月 11日
最終更新日: 2021年 11月 11日
キーワード: 日常 私小説 寄る辺 道標 希望

言葉遊び、或いは宝石細工

言葉遊びは、言葉選びは、物語を紡ぐことは。 見出した原石を削り、磨き、作品へと昇華させること。と、同義のような気がした。
作品情報 N4549FM 短編 エッセイ〔その他〕
掲載日:2019年 05月 06日
最終更新日: 2019年 05月 11日

ため息

 過去の私が今を縊らんと押し寄せる。  或いは去りし私が、同化せしめんと、過ぎぬ私に縋りつく。  潰れた肺腑から押し出されたものが口から逃げる。それをため息と私は呼んだ。
作品情報 N6137FM 短編 その他〔その他〕
掲載日:2019年 05月 10日
最終更新日: 2019年 05月 10日

人形(ヒトノカタチ)

誰が作ったのか定かではない。 何故つくられたのか判然としない。 人形がただそこに在った。
作品情報 N8776FM 短編 その他〔その他〕
掲載日:2019年 05月 14日
最終更新日: 2019年 05月 14日

こかげ

どこからか何ものかが運んできた種子が、いつの間にかそこに落ちていた。 いつの間にか生長し、誰もそれを妨げはしなかった。 燦々と注ぐ陽光を一身に受け、青々とした葉を茂らせる樹がそこには在った。 雨滴に固//
作品情報 N1256FO 短編 その他〔その他〕
掲載日:2019年 06月 07日
最終更新日: 2019年 06月 07日
キーワード: 日常 初夏

サクラ

乾いた白が舞う姿は美しけれど、湿った白がこびりつく姿は惨めでなかろうか。
作品情報 N8602FK 短編 詩〔その他〕
掲載日:2019年 04月 08日
最終更新日: 2019年 04月 09日

朝雨

朝雨に濡れて目を覚ます。 夜靄に包まれ眠りにつく。 この身の原点のただ一滴。
作品情報 N8434FK 短編 詩〔その他〕
掲載日:2019年 04月 08日
最終更新日: 2019年 04月 08日

響く雨音

雨は煩わしい。その音がわたしの安寧の邪魔をするから。
作品情報 N1412FM 短編 その他〔その他〕
掲載日:2019年 05月 01日
最終更新日: 2019年 05月 01日

停滞した振動(おと)

静寂は時を止め、音が意識を鮮明にさせる。
作品情報 N2859FO 短編 その他〔その他〕
掲載日:2019年 06月 10日
最終更新日: 2019年 06月 10日
キーワード: 日常

美しいものだけのセカイ

僕にとり美しいそれは、あの人にとり正視に耐えないものだった。
作品情報 N5829FL 短編 その他〔その他〕
掲載日:2019年 04月 22日
最終更新日: 2019年 04月 22日
キーワード: 価値観

彩りある世界

世界に彩を与えるのは、いつだって好奇心。憧れ。惹かれるものたち。 それに出逢うために、僕は生きているはずなんだ。
作品情報 N0386FM 短編 ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日:2019年 04月 30日
最終更新日: 2019年 04月 30日

寄る辺なき道

寄る辺はどこに。標はどこに。 見えないそれに、いつ辿り着く。 それの不在に、いつ気付く。
作品情報 N7889FK 短編 その他〔その他〕
掲載日:2019年 04月 07日
最終更新日: 2019年 04月 07日

暗闇の中で

わたしは、何をするにもひとり。他者へ助けを求めることができずに。何をしても、誰も認めない。何も反応は返ってこない。まるで暗闇の中に一人、生きているように。
作品情報 N5899FK 短編 その他〔その他〕
掲載日:2019年 04月 03日
最終更新日: 2019年 04月 03日
作品に含まれる要素: R15
キーワード: 日常

Addiction-中毒-

Addiction-中毒- やめられない。 どうしても。
作品情報 N3122EJ 短編 その他〔その他〕
掲載日:2017年 11月 07日
最終更新日: 2019年 04月 27日

過供給

不足して、求めてやまなかったそれは、いくら求めても手に入らず 過剰に在って億劫だったそれは、失くして初めて大切さに気付けた。
作品情報 N6706FP 短編 詩〔その他〕
掲載日:2019年 07月 08日
最終更新日: 2019年 07月 08日

動的平衡

まだあの花が咲いている。 昨年も、先月も、先週も、昨日も、それはいつだって同じ花だった。
作品情報 N6708FP 短編 その他〔その他〕
掲載日:2019年 07月 08日
最終更新日: 2019年 07月 08日
キーワード: 日常

狐の嫁入り

眼が眩むほどに明るいのに見上げた先にはのっぺりとした雲が広がっていて、振り向けば真っ青に晴れている、そんな不思議な空模様。 ※この作品はカクヨムに掲載している「雲がはやる」を修正したものです。
作品情報 N1543FU 短編 ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日:2019年 10月 03日
最終更新日: 2019年 10月 03日
キーワード: 日常

たそがれ

朱に染まった世界を陰と連れ立って歩くのが日常だった。
作品情報 N0351FQ 短編 ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日:2019年 07月 14日
最終更新日: 2019年 07月 14日
キーワード: 日常 黄昏

虚ろ

墜ちきれば後は這い上がるのみ。 不思議と凪いだ心には何も浮かばず ひどく疲れながら持ち上げた腕は何も掴めず ただただそこには、凪いだ空虚があった。
作品情報 N5969FQ 短編 その他〔その他〕
掲載日:2019年 07月 24日
最終更新日: 2019年 07月 24日
キーワード: 私小説

霧の彼方

霧の彼方で、誰かが私を呼んでいる気がした。 ※この作品はカクヨムに投稿している「彼方」へ加筆したものです。
作品情報 N3218FR 短編 ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日:2019年 08月 07日
最終更新日: 2019年 08月 07日
キーワード: 日常 お盆

夜の散歩

外の空気を吸いたくなった。 思い立ったのは、日付の変わりそうな時間だった。 twitterの呟きを編集したものだったりする。
作品情報 N5979FO 短編 その他〔その他〕
掲載日:2019年 06月 17日
最終更新日: 2019年 06月 17日
キーワード: 日常

落とした殻を紡いだ糸で亡骸を編む

生み落とされて呼吸をした。 殻を割って希望を胸に外へ這い出た。 希望の欠片で紡いだ糸で亡骸を包む籠を編む。
作品情報 N3405FL 短編 その他〔その他〕
掲載日:2019年 04月 18日
最終更新日: 2019年 04月 18日

こころの素材

心とは不思議なものである。 その神秘に惹かれることに、理由は必要か?
作品情報 N0990FM 短編 その他〔その他〕
掲載日:2019年 05月 01日
最終更新日: 2019年 05月 01日

変わりゆく世界

微分すると、つまり細かく分けると塊は平面の集合体と成り 積分すると、つまり積み重ねると元の要素が平面だったとしてもそれは塊となる。 ではあるものを微分したものを積分したら、全く同じものになりうるのだ//
作品情報 N4721FN 短編 エッセイ〔その他〕
掲載日:2019年 05月 26日
最終更新日: 2019年 05月 26日

雨上がりの空は長雨に鬱屈としていた僕の目には眩しすぎた。

長い雨はいつの間にかやんでいた。 濡れないように足を速めて下ばかり見ていたから、すぐそれに気付くことができなかった。 見上げた空は輝いていて、僕の目を眩ませるに充分だった。
作品情報 N1967FM 短編 ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日:2019年 05月 02日
最終更新日: 2019年 05月 02日

雨はいつやむのでしょうか

雨は僕を憂鬱にさせる。 暗い世界が思考をネガティブにする。
作品情報 N0974FM 短編 詩〔その他〕
掲載日:2019年 05月 01日
最終更新日: 2019年 05月 01日
キーワード: 日常

命綱

それは私の命綱。 未来へ進むために、過去へ陥って抜け出せなくなることがないように、私を導く道しるべ。 それが無ければ、私はきっと、もうどこにもいられない。 けれどそれさえあるならば、私はずっとここに//
作品情報 N6748FM 短編 その他〔その他〕
掲載日:2019年 05月 11日
最終更新日: 2021年 11月 16日

空虚の表面を塗り固めたものたちはその時々描く理想形だった

空虚の表面を塗り固めたものたちはその時々描く理想形だった。 現実から逃避するために穿った谷に溜まる幻想を世界と言い換えてわたしはそこへ棲む。 わたしには物語(虚構)が必要だった。
作品情報 N4354HH 短編 エッセイ〔その他〕
掲載日:2021年 11月 02日
最終更新日: 2021年 11月 02日
キーワード: 迷走

僕がいた

I don't know what I mean.
作品情報 N5718CC 短編 その他〔その他〕
掲載日:2014年 05月 16日
最終更新日: 2014年 05月 16日
キーワード: つまらない 意味不明 心の中

たからさがし

わたしの幼いころは、ここで長い時間を過ごしていた。 駆け回った公園、上った木。 久方ぶりに、歩いてみようか。
作品情報 N4281EW 短編 ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日:2018年 07月 12日
最終更新日: 2018年 07月 19日
キーワード: 日常

空を見上げる。

いつも足下を見ていて。 例えば雀が飛び上がるのを、目で追って。 その向こうにある空を見上げる。
作品情報 N8259FA 短編 ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日:2018年 10月 04日
最終更新日: 2018年 10月 04日
キーワード: 日常

無へ帰す

記憶が続かない。文章が意味を持った記号の羅列としか認識できない。そんな気がする。 漠然とした混沌の予感をただ綴った備忘録です。 忘れたころに、自分で読み返すための。
作品情報 N4882FJ 短編 エッセイ〔その他〕
掲載日:2019年 03月 16日
最終更新日: 2019年 03月 16日
キーワード: 私小説

ソレに私は怯えていた

私が恐れているそれは果たして、怖れるに足るものであろうか。
作品情報 N8626FM 短編 その他〔その他〕
掲載日:2019年 05月 14日
最終更新日: 2019年 05月 14日

時の流れに手をのばしても

時間とは、ヒトが恣意的に決めた枠組みに過ぎない。 時の流れに身を任せ、抵抗しようともがいても、のばした手は何も掴むことはできなかった。
作品情報 N1797FM 短編 エッセイ〔その他〕
掲載日:2019年 05月 02日
最終更新日: 2019年 05月 02日

朝を告げる声

朝を告げる声の有無だけで、窓の外の薄暗がりの昼夜を見分けることができた。
作品情報 N6570HC 短編 詩〔その他〕
掲載日:2021年 07月 27日
最終更新日: 2021年 07月 27日
キーワード: 日常

休んでいた日

休んでいた。 他には何もせずに、必死に抗っていた。 それは休んでいたとしか、形容のしようが無かった。
作品情報 N8749FM 短編 エッセイ〔その他〕
掲載日:2019年 05月 14日
最終更新日: 2019年 05月 14日
キーワード:

僕が僕で在るために

僕が僕であるためには、僕とそれ以外との明確な境界が必要だった。
作品情報 N1962FM 短編 その他〔その他〕
掲載日:2019年 05月 02日
最終更新日: 2019年 05月 02日

ここにいるかもしれないし、ほんとうはいないのかもしれないけれど

あなたと会話をしたことはおそらくないでしょう。わたしの姿を見かけたこともないでしょう。 わたしはあなたのことが判りませんし、その存在を確信する手立てはありません。 あなたはそこにいますか? ここにわた//
作品情報 N4734FW 短編 ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日:2019年 11月 20日
最終更新日: 2019年 11月 20日
キーワード: 私小説

樹海に咲う

就職がうまくいかない時期に汎さんと出会って心が軽くなった私。 汎さんと別れて四半世紀、仕事を辞めて、家族とも仲違いをして家出をした。 「人は死んだら木になるの」 汎さんの言葉を思い出して、汎さんの//
作品情報 N4454FW 短編 ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日:2019年 11月 19日
最終更新日: 2020年 01月 04日
作品に含まれる要素: 残酷な描写あり
キーワード: ホームドラマ 死生観 実家暮らし

夜のしじま

夜のしじまは暗くて静かな痛みに似た時間のことだと、いつしか知った。 ※この作品はカクヨムに掲載している短編集より同名部分を独立させたものです。
作品情報 N6711FW 短編 詩〔その他〕
掲載日:2019年 11月 25日
最終更新日: 2019年 11月 25日
キーワード: 日常

24回の憂鬱

一日は24時間。過去に誰かがそう決めた。一時間が24集まると、日付が変わる。 この作品はカクヨムに掲載した「しそう/めいそう」を編集・加筆したものです。
作品情報 N8575FY 連載中 詩〔その他〕
掲載日:2020年 01月 12日
最終掲載日:2020年 01月 12日
作品に含まれる要素: R15
キーワード: 日常 私小説

眠れない夜に歌う

『眠れない夜は歌を歌おう』  どこかで聞いたようなフレーズは、本当は誰の言葉だろう。  歌声を出せる平和な時間がその人にはあたりまえにあったんだろう。
作品情報 N9891GJ 短編 ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日:2020年 07月 27日
最終更新日: 2020年 09月 25日
キーワード: 日常 ホームドラマ 同居人 劣等感

夕焼けの空に輝く一番星を見つけた気がした

都会の空には星よりも強く輝く光がいくつもあった。 陽光を退けた星たちにも都会の光を退けることは難しかった。
作品情報 N6909HH 短編 ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日:2021年 11月 07日
最終更新日: 2021年 11月 07日
キーワード: 日常 帰り道

キルト綿のような空を見上げた

のっぺりと視界の大部分に広がった均一な雲はキルト綿のようだと思った。
作品情報 N9485HP 短編 詩〔その他〕
掲載日:2022年 05月 08日
最終更新日: 2022年 05月 08日
キーワード: 日常 私小説

祝日の鈴

祝日の学校の鈴は規則正しく鳴っていた。
作品情報 N6225HP 短編 詩〔その他〕
掲載日:2022年 05月 02日
最終更新日: 2022年 05月 02日
キーワード: 日常 私小説 学校

心のささくれ

正体のないはずの心の表面がささくれだってあちらこちらに引っかかって痛い。
作品情報 N6961HP 短編 詩〔その他〕
掲載日:2022年 05月 04日
最終更新日: 2022年 05月 04日
キーワード: 日常 私小説