ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

魔法は使えません。風の抜け道を知っているだけです 【十五文化圏周縁抄 ラミア香紙工房】

短編
あらすじ
ラミア文化圏の香紙工房で、乾かし場の下働きをしているナディ。

香りを読む才はない。
薬草の配合も分からない。
紙の格も、婚礼香の階も覚えられない。

けれどナディは、乾かし場の床を這う風だけは知っていた。

ある夜、工房では眠り草、目覚め葉、婚礼香に使う白い花弁が同じ乾燥場へ置かれてしまう。

本来なら香りが混じり、薬草も婚礼香も台無しになるはずだった。

だがナディは、誰にも許されていない南の下風戸を開ける。

香りを逃がすためではない。
床に溜まった湿った風だけを抜くために。

魔法は使えない。
香りを留める秘術も知らない。
特別な才があるわけでもない。

ただ、紙を反らせ、薬草を濁らせ、花弁を黒くし、叱られながら覚えた風の抜け道を知っていただけ。

これは、乾かし場の下働きが、見えない風と湿りを読んで、香紙工房の香りと紙を守る話。

本作は『第十六個体観測録』関連作品です。

  本編:『第十六個体観測録』
  https://ncode.syosetu.com/n6732mh/

本作は、作者が世界観設定、キャラクター設定、勢力構造、物語の方向性を作成し、それらに基づく本文案の整理・推敲補助にAIを使用しています。AI出力をそのまま投稿するものではなく、作者が内容確認、設定整合性の確認、加筆修正、投稿判断を行っています。
本文へのAI利用

AI生成物を下書きや素材として本文の創作に間接的に利用している(単なる誤字修正やアイデア出しは除く)

Nコード
N9160MK
シリーズ
第十六個体観測録
作者名
黒瀬 量衡
キーワード
R15 シリアス 女主人公 人外 西洋 中世 職業もの 日常 ハッピーエンド ラミア 風抜き番 香料 実務知 薬草 乾燥 香紙工房
ジャンル
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2026年 07月22日 18時00分
感想
0件
レビュー
0件
ブックマーク登録
0件
総合評価
0pt
評価ポイント
0pt
感想受付
受け付ける
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
6,775文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N8224MI| 作品情報| 連載(全22エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
世界には十五の文化圏がある。 本作は、『第十六個体観測録』本編に付随する、十五文化圏の制度・生活・衛生・家系・周縁者を描く短編形式の補助記録です。 人間。エルフ。ドワーフ。 オーガ。ラミア。リザードマン。 セイレーン//
N6259ML| 作品情報| 連載(全4エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
結束市ラガンは、十五文化圏の荷と人と証文が一度集まり、また外へ出ていく流通の結び目である。 大商会の息子ノルは、そこで商人ギルドの若手見習いとして働いていた。ギルド職員になるのか、商人になるのか、父の商会を継ぐのかも決//
N2095ML| 作品情報| 短編| ハイファンタジー〔ファンタジー〕
断崖の関所で働くハーピーのネリは、空高く飛ぶのが苦手だった。 風に乗る上段の見張りたちからは「地走り」と呼ばれ、軽く見られている。そんなネリはある日、羊毛荷の重さに違和感を覚えて通行を止めたことで、関所笛の役目から外さ//
N6104MK| 作品情報| 連載(全13エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
悪の天才科学者ドクトル・ゼンゼンマンは、異世界に現れた謎の女マコトを観測していた。 マコトは女子プロレスラーで、オタクで、興行主で、だいたい全部をリングに落とす女である。 紙を探せば同人誌を描き、広場を見れば会場にし、//
N6732MH| 作品情報| 連載(全26エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
人間の冒険者たちは散り、オークの群れは統制されていた。 水を煮る。 傷病者を分ける。 汚れた布を焼く。 寝床と排泄の場を分ける。 人間社会が大型害獣と恐れるオークたちは、王国の記録にない秩序を持っていた。 世界には//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ