- あらすじ
- 永正十七年師走、越中遠征中の古志長尾房景のもとに、長尾為景から戦功を讃える感状と、討死した若者たちへの慰問の添え状が届く。だが為景は添え状にこう書いていた——若き者の死は「祝事に候」。
平家の敦盛も太平記の若武者も、軍記の作者は必ず涙とともに死を語った。為景は同じ命題から、涙だけを抜き取っていた。十年来の為景の言葉のすべてが、結論を着地させるための助走だったと、房景は今ようやく理解する。
雪の炉端で、房景は半年迷った末に決めた妹の縁組を思う。為景を信じられぬからこそ、人質として妹をやらねばならぬ——そしてやがて生まれるであろう、為景の一字を冠する甥のことを。
******
上杉謙信の父・長尾為景と、伯父・長尾房景の話です。謙信はまだ生まれていません。
- Nコード
- N6188MF
- 作者名
- ながみ
- キーワード
- シリアス 男主人公 戦国 史実 長尾為景
- ジャンル
- 歴史〔文芸〕
- 掲載日
- 2026年 05月21日 20時38分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 0件
- 総合評価
- 0pt
- 評価ポイント
- 0pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 6,890文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雪の祝言——長尾為景と房景
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N3636MF|
作品情報|
連載(全12エピソード)
|
歴史〔文芸〕
霞ヶ浦大学史学科二年、葵。一年間の吾妻鏡講読がやっと終わって、図書館に石田三成の新刊を探しに行ったところで大地震。咄嗟に頭をかばった本は、なぜか戦国コーナーに置いてあった『中世法制史料集』と『中世武家不動産訴訟法の研究 //
N6188MF|
作品情報|
短編|
歴史〔文芸〕
永正十七年師走、越中遠征中の古志長尾房景のもとに、長尾為景から戦功を讃える感状と、討死した若者たちへの慰問の添え状が届く。だが為景は添え状にこう書いていた——若き者の死は「祝事に候」。
平家の敦盛も太平記の若武者も、軍記//
N2121MF|
作品情報|
完結済(全8エピソード)
|
歴史〔文芸〕
越後の寺で朱子学の『大学』ばっかり読んでた次男坊・龍若、十四歳で関東管領山内上杉房顕が急逝してまさかの関東管領就任。立派に元服して上杉顕定と名乗るが、家宰の長尾景信が政務を全部やってくれるので、判を押して書物読んでればO//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。