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夢裁判           :約2500文字 :夢

短編
あらすじ
「――します。法廷の秩序を乱す行為は――検察官、朗読してください」

「はい。本件は――」

 ここは……どこだ?
 ……いや、“どこだ”じゃない。これは――。
 気づけばおれは、法廷の中央に立たされていた。灰色のカーペットが光を受けて、妙に艶やかに輝いている。傍聴席には無数の人影が見えるが、視線を向けると煙のように輪郭が揺らいだ。
 壇上では裁判官が無表情のままこちらを見下ろし、やけに力のこもった声が耳に届く。起訴状とかいうやつだろうか、検察官が紙束を手に、毅然とした態度で読み上げている。その向かい側では、弁護士らしき男が肩をすくめていた。
Nコード
N2862LP
作者名
雉白書屋
キーワード
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ジャンル
ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日
2026年 01月11日 11時00分
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