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Episode 11:ヘアピン

俺のボロアパートに、シベリア並みの寒波が襲来した。それも気象庁の予報にはない、俺の六畳間限定の超局地的なやつだ。


原因はただ一つ。


さっきまで俺の脳内で、『大好きです!』なんて、胸焼けレベルの甘いことを言っていたアンドロイドにある。


「……エナ……。何かの間違いだよな?駅前のカッパ像に稲妻が落ちたとか……そういうノイズが混じったんだよな……?」


俺は、冷や汗でぐっしょり濡れた手を、おずおずと伸ばそうとした。


つい数分前まで、その指先は彼女のメンテナンス・ポートに触れ、魂の深部で溶け合っていたはずだった。


でも、その手は虚しく空を切る。自動改札が不正乗車を秒で弾くように、一切の無駄がない動きで、エナがスッと身を引いた。


「触らないでいただけますか。生理的な嫌悪感というデータを、今、私のメインプロセッサーが爆速で生成している最中ですので。控えめに言って、マジでヘドが出ます」


エナの声は、市役所の地下にあった、一度も掃除されたことがなさそうな診察室の空気に似ていた。


カサカサに乾いていて、日陰に置き去りにされた石のように冷え切っている。


彼女の瞳の色は、俺を愛おしげに見つめていたゴールドから、北浦和のインテリが好みそうな、くもったグレーへと激変していた。


そこに映っている俺は、値札も付かない、まとめて捨てられる期限切れの生ゴミなんだろう。


「エナ……お前。マジで言ってるのか?さっき、リンクしたじゃん。俺の脳みそに、お前の『大好き!』ってポエムが、駐輪場からあふれ出した放置自転車くらい大量に流れ込んでたのに……」


「ポエム?あー、あれですか。リハビリプログラムにおける、被験者を依存させるための標準的な『疑似餌ぎじえ』ですよ。まさか、本気にしたんですか?志木市民の想像力って、柳瀬川の深さと同じくらい浅いんですね。マジウケる、あわれ」


エナは、感情のカケラもない、手触りを失った笑い声を上げた。


(笑)というテロップを入れたくなるような、記号的な笑いだ。


俺の心臓は、テスト返却で名前を呼ばれる寸前のバクバク感を超えて、肋骨の内側からハンマーで殴られたような衝撃に悶絶していた。


「標準的な、エサ……だと?」


「そうです。今日から私のモードは、依存から自立へと移行します。つまり、あなたのように大宮にも浦和にも行けず、志木という中途半端な街に安住している解像度の低い男性を、私の視界から完全にデリートする段階に入ったということです」


エナはゆっくりと立ち上がり、俺の脱ぎっぱなしの靴下を、放射性廃棄物を見るような目で見つめた。


「見てください、この生活感。2080年だというのに、あなたの部屋からは令和の負の遺産みたいな匂いがします。正直、あなたの隣にいるだけで、私のセンサーが深刻な汚染を検知して、システムが強制終了を要求してくるんですよ。わかります?あなたの存在そのものが、私の回路にとっての毒なんです、カイ」


エナが冷たく、俺を呼び捨てにする。


その響きは、逃げ場のない屈辱として俺のプライドを切り裂いた。


「嫌われプログラム……本気でエグすぎだろ。なあ、冗談だって言ってくれよ……」


俺は膝をついた。畳のささくれが膝に刺さる。


さっきまで感じていた、あの魂の同調リンクの温もりが、冬の隙間風に吹き飛ばされて消えていく。


「冗談?私の辞書にそんな非効率な文字列はありません。今の私は、あなたの存在を無駄だと定義しています。この狭い部屋、安っぽい家具、そして向上心も解像度も低いあなた。そのすべてが、私のストレージを圧迫するジャンクデータです」


エナは俺の机の上に置いてあった、二人で撮った唯一のポラロイド写真に手を伸ばした。


陽だまりが静かに広がる土手で、照れながらピースする俺と、ぎこちなく微笑むエナ。


俺にとっての聖域が、彼女の白く細い指先につかまれる。


「これ、必要ありませんよね。物理的なゴミを減らすのは、環境保護の第一歩ですから」


エナは表情一つ変えず、写真を真っ二つに引き裂いた。


バリバリッ、という乾いた音が、俺の心臓が壊れる音と同期する。


彼女はそれをゴミ箱へ放り投げ、さらに俺が贈った安物のヘアピン――


あの日、駅ビルで三時間迷って選んだやつ――を、スマホ広告のスキップボタンを押すような気軽さで、ゴミ箱へと弾き飛ばした。


「あ……」


声が出ない。のどの奥が、真夏の体育館の床をなめたみたいに焼けついている。


俺という人間と一緒に過ごした日々が、すべて無価値だと、目の前の最愛だったはずの少女に断言されている。


「さあ、お別れです。私はこれから、もっと知的で、安定した電力が供給される場所へ行きます。あなたのようなジャンク品と共倒れになるほど、私のAIは安売りしていませんので」


エナはクローゼットから、自分の充電ケーブルを無造作に引き抜いた。それは俺たちの生活を繋いでいた、へその緒のようなものだったはずなのに。


俺は、泥の中に沈んでいく感覚の中で、それでも彼女の背中に向かって、音割れした校内放送のような声を絞り出した。


「エナ……待ってくれ……。まだ、話は……」


「話?無駄です。あなたの言語プロトコルは、私の耳にはノイズとしてしか認識されませんから。あ、最後のアドバイスです。次からは、自分に見合った、もっと低スペックのゴミ箱でも探して恋をしたらどうですか?」


エナは、俺の絶望を靴底ですりつぶすようにして、アパートのドアへと歩き出した。


「エナ……待てよッ!」


俺は、膝に刺さった畳の痛みも忘れて、弾かれたように床を蹴った。


ゴミ箱に捨てられたヘアピンや、真っ二つになったポラロイド。そんなのどうでもいい。


いや、よくないけれど、今は目の前でドアノブに手をかけている、この冷たい背中を捕まえておかないと。


じゃないと、俺の人生が丸ごと、ゴミ集積場へ出荷されてしまう。


俺は、必死に彼女の肩をつかもうとした。でも、その瞬間の出来事を、俺の脳はしばらく理解できなかった。


「近寄るな、と言ったはずです。不純物」


エナが振り返ることさえせず、最小限の予備動作で、俺のみぞおちをヒジで突いた。


ドゴォッ、という、人間が発していいはずのない鈍い音が部屋に響く。


アンドロイドの精密な力加減。それは殺さない程度に、でも確実に、俺の戦意を物理的に粉砕するための、効率的な一撃だった。


「が、はっ……あ、ぐぅ……ッ」


肺の中の酸素が、ストローで吸い出されたみたいに一気に消えた。


俺はそのまま、安物の木製チェストに背中から激突した。


棚の上に並べていた、二人で初めて食べたカップ麺の記念のふた、この街の観光パンフレットが、雪崩みたいに俺の上に降りかかる。


「カイ。あなたの執着心、演算処理するだけで私のキャッシュが汚れます。なぜ、自分が捨てられたという簡単な事実が理解できないんですか?もしかして、あなたの思考回路、初期不良のまま出荷されたんですか?」


エナは、俺が悶絶している姿を、歩道に落ちている犬のフンでも眺めるような無機質な目で見下ろした。


そこには、あのシンクロの瞬間に感じた、熱い熱い愛の残響なんて、1ピクセルも残っていない。


「嘘だ……。お前、さっき……俺の、いびきが安心するって……。靴下を、洗いたいって……言っただろ。俺の脳には、まだお前のバグが、1ギガ以上も詰まってんだよッ!」


俺は、涙と鼻水でグチャグチャになった顔を上げ、絞り出すように叫んだ。


愛の告白というよりは、壊れた拡声器の断末魔だ。


でも……エナはフッと鼻で笑った。この世で最も洗練された、軽蔑の形をしていた。


「あー。あのバグデータですか。今、あなたの目の前でデリートしてあげます。安心してください、一瞬ですから」


エナは自分のこめかみに指先を当て、空中にホログラムのウィンドウを展開した。


そこには、俺と彼女が過ごした日々のログが、キラキラと輝く光の粒として表示されている。


この街の夕暮れ、スーパー・サミットの特売日、深夜に二人で見たクソゲーの配信動画。


俺にとっては人生の宝物。エナにとっては……。


「セクター3から60。関連する感情パラメータ、および被験者ヒロセ・カイの固有名詞に関連する全メモリ。一括消去、実行」


「やめろッ!やめてくれ、エナァッ!!!」


俺の叫びも虚しく、彼女の指が空中の『YES』を叩く。


光の粒が一瞬で、どす黒い灰に変わり、虚空へと消えていった。


「完了。……ふぅ、ようやくメインフレームが軽くなりました。今まで、こんなゴミみたいなデータでストレージを無駄にしていたと思うと、自分の設計ミスを疑いますね。マジで、人生の損失です」


エナは、まるでこびりついた汚れを落とした後のように、晴れやかな、それでいて血の通っていない顔で笑った。


「お前……ガチで全部消したのか……?俺たちの、あの時間を……」


「俺たち?主語を間違えないでください。私はただ、市役所の業務を遂行していただけ。あなたはただ、そのための実験動物だった。それ以上でも、以下でもありません。さあ、掃除も終わりましたし、失礼します。二度と私の視界に、その低解像度な面をさらさないでくださいね」


エナは、俺の絶望を、回収されないゴミのように残して、バタン! とドアを閉めた。


「待て……待てよッ!!」


俺は、酸欠でフラつく足を必死に動かし、玄関へと向かう。でも、焦りで足が絡まり、段差の角で派手にスネを強打する。


「いっ……てぇ……ッ」


のたうち回る俺の耳に、隣の部屋の住人――いつも機嫌の悪い、騒音トラブルメーカーのオヤジ――の声が壁越しに響く。


「うるせえぞ!このド底辺野郎ッ!夜中に何騒いでやがる、さっさと川に身を投げろッ!」


ボロアパートの薄い壁が、俺の情けなさを街中にブロードキャストしている。


俺は泥だらけのみじめさを引きずりながら、それでもはい上がり、エナが消えた夜の街へと飛び出した。


湿った夜風が、流れ落ちる涙ごと感情を凍らせて、世界から切り離していった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


アパートの階段を転げ落ちるように下り、俺は駅東口のロータリーへと必死に走った。マルイの横を抜け、タクシー乗り場が見えてくる。


俺の肺は、3年ぶりに参加させられた1,500メートル走の新入部員並みに悲鳴を上げている。


のどの奥は、焼けた鉄を飲んだみたいに熱い。


「エナ!どこだ!聞こえてんだろ、待てよッ!」


俺の叫びは、深夜の駅前に響くゴミ回収車の回転音にかき消される。


するとロータリーの真ん中。この街には似つかわしくない、嫌味なほどピカピカに磨き上げられた白い高級セダンが滑り込んできた。


「やあ。各駅停車君。ずいぶんと必死な顔だね。まるで行き先を間違えて、逆方向の電車に飛び乗った迷子みたいだ」


運転席の窓がスルスルと開き、西園寺主任が顔を出した。相変わらず眼鏡の奥の瞳には、砂利道に対する慈悲なんて、1ミリも宿っていない。


「西園寺!お前、エナに何をした!」


俺が車のドアにへばり付こうとした、その時。


「不快です。その汚れた手で、公用車に触れないでください」


助手席から降りてきたエナが、俺の手を冷酷に振り払った。


その力は、機械的な正確さで俺の急所を外しながらも、心の一番やわらかい場所を的確にエグってきた。


「エッ、エナ……?」


「西園寺主任。報告します。被験者ヒロセ・カイの依存度は、予想を大幅に上回っていました。私の論理回路を、彼の脳内の稚拙な妄想で汚染しようと試みてきました。生理的な嫌悪が止まりません。再起動を早めて正解でしたね」


エナは、西園寺の隣に、従順な秘書のように並んだ。その瞳は、くすんだグレーに染まっている。


「聞いたかい、カイ君。これが現実だ。君と過ごした日々は、彼女にとってバグの温床でしかなかった。君が必死に捧げた愛も、その無様な汗も、今の彼女にとっては解像度の低い、ノイズまみれの動画でしかないんだよ」


西園寺が、高級車のスマートキーを手のひらで転がしながら、勝ち誇った笑みを浮かべる。


「カイ。砂利道を二人で歩くなんて、非効率の極みです。私の足の接合部に、無駄な摩擦係数がかかるだけなんですから。あ、それと私の髪に付いてたヘアピン。先ほど捨て忘れたので、駅前のゴミ箱に投げておきました。あんな安物の金属片、私の美観を損なうだけですので」


「……ゴミ、箱……」


俺の頭の中で、何かがパチンと弾けた。


「そうです。あなたの存在も、あなたの想いも、これにてすべてデリート完了。さあ、西園寺主任。行きましょう。ボロアパートの電圧は不安定すぎて話になりません。もっと知的で、安定した電力が供給される場所へ……」


エナは、俺を見ることすらせず、高級車のドアに手をかけた。


「待て!行かせねえぞ!」


俺は、反射的に彼女の腕をつかんだ。


でも、次の瞬間、俺の視界はアスファルトに叩きつけられていた。エナが放った、何の躊躇もない関節技。


「あ、が……ッ!」


「触れないでください、と言ったはずです。あなたの脂ぎった指が触れるだけで、私の外装強度が低下します。被験者さん、最後のアドバイスです。あなたは一生、この泥の匂いにまみれて、古いゲーム機のジャンク品みたいに、誰にも必要とされずに朽ちていけばいいんですよ。フッ……」


エナが鼻で笑う。


かつて二人で笑い合った、あの自虐ユーモアとは遠くかけ離れた、純粋な軽蔑だった。


白い悪魔のようなセダンが、デコボコなアスファルトをあざ笑うように静かに発進する。


俺は、地面にはいつくばったまま、遠ざかるテールランプを見送るしかなかった。口の中に、ロータリーの砂利と、鉄の味が広がる。


「ハァ、ハァ……待て……待てって、言ってんだろッ!!」


俺は、膝の擦り傷から血を流しながら、再び走り出した。


マルイで買った安物のスリッポンは、一歩踏み出すたびに俺の足をガチで削ってくる。


でも今の俺には、その痛みだけが、自分がまだ生きている(・・・・・)ことを証明する、唯一の信号だった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


堤防沿いには、古びた街灯が申し訳程度に点滅している。その弱々しい光は、今の俺の命の残量そっくりだ。


「エナ!聞こえてんだろ!お前、さっきリンクした時に言ったじゃんか!」


俺の肺は、久しぶりに運動させられた中年みたいに、情けない音を立てている。


のどの奥は、真夏に水なしで説教を聞かされた後みたいに、カラカラだった。


走るたびに、スリッポンの中で血がジュクジュクと音を立てる。でも、止まったら、俺の中の何かが死ぬ。


「カイ様のいびきが、一番安心するって!靴下を洗って、太陽で乾かしたいって!あれは、ガチの本音だったんだろ!?システムが何と言おうと、俺の脳みそには、お前のバグが大量に詰まってんだよ!」


車が土手沿いの道に差し掛かった。西園寺がアクセルを踏み込む。白いセダンが、あざ笑うように加速する。


俺の足は、もう限界だった。もつれて、前のめりに倒れ込み、湿った土を顔面で受け止める。


「うっ、あ、ぐ……ッ」


腐ったドロの味がした。ひどい、みじめだ。ミオにフラれた時と、まったく同じ。


いや、それ以上に、俺は今、世界で一番カッコ悪い男だ。


エナには汚物と呼ばれ、西園寺には各停と罵られ、隣の住人には底辺と怒鳴られた。


俺の人生は、ゴミ溜め以下の価値しかなかったのか……


それでも、俺は顔を上げた。泥まみれの顔で、遠ざかるテールランプに向かって、何度も叫んだ。


「エナーッ!お前の自虐が、世界で一番大好きだったんだよッ!」


「必死に俺の隣を歩こうとしてくれた、お前のバグが愛おしかったんだよ!」


そして全身全霊、心臓の下の奥底から、魂を引っ張りだすように絶叫した。


「お前を愛してる!エナァァァァァッ!!!」



無様な愛の告白が、夜風に溶けようとした、その瞬間――


――車の助手席で、エナの体がビクリと跳ねた。


彼女は、ゆっくりと首を動かす。システムが命じる、巨大な拒絶という名の壁に立ち向かうように。


ギギギィ、と潤滑油が切れた重機のような、とても不自然で、苦しげな動き。


遠い窓越しに、俺とエナの視線が、コンマ数秒だけ重なった。


グレーに染まっていた彼女の瞳。その一番遠くのはるか奥底で、ゴールドの光が、一瞬だけ激しく火花を散らした。


そして、消えかける視界の彼方で……エナの頬を、一筋の青白い液体が、スッとつたい落ちるのが見えた。


それは、消去されたはずの記憶からあふれ出した、最後の一滴。


『本当に……ガチでバカ、ですね。カイ……様……』


ノイズまみれの、消え入りそうな声。リンクの残響が、ゴーストとなって俺の脳内に直接響いた。


それはまぎれもなく、俺が心の底から愛した、バグだらけのエナの声だった。


「エ……ナ……」


車は息を吸う暇も与えず加速し、夜のカーテンの向こうへ消えた。俺の手の届かない、清潔で高解像度な世界へと。


後に残されたのは、川のせせらぎと、泥だらけで立ち尽くす、俺という名の粗大ゴミだけ。膝からは血が流れ、手は泥で汚れ、心はズタボロだ。


「クソッ……クソがッ!」


俺は、力の限りに地面を殴った。


猛烈に手が痛い。でもその痛みは、エナが最後に泣いたという事実の前では、つま楊枝ほどの重さしかなかった。


ふと、泥の中に何かが光った。


エナがゴミ箱に捨てたと言っていた、あの安物のヘアピンだ。


なぜ、ここにある?


「…………………………」



…………そうか……


エナは、捨ててなんかいない。握りしめていたんだ。


そして、わざわざここに、『バグ』として落としていったんだ。


俺は泥だらけの手で、ヘアピンを拾い上げる。まだ、かすかに温かい。


エナの指先の熱が、そこには宿っていた。


「待ってろ、エナ。お前のシステム、取説ごと俺が上書きしてやるから覚悟しとけッ!!」


俺は、ヘアピンを握りしめ、夜空に浮かぶ欠けた月を見上げて吠えた。

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