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51瀕死のエルフ


51瀕死のエルフ






ビュ―――――――ッ!!!


「さ、さ、さ、さ、寒い~~~!!!」

俺たちはとりあえず、

その美女を探しに

豪雪、吹雪の山中を

まったくの当てもなく

探し始めていた。



だが



「ご主人様!前が見えないよ!

テンどう?(大声)」

と震えるラムが、同じく震える

すぐ横のテンの耳元で叫んでいるが


「あ~ッ?あんだって~?(大声)」

と普段、聴力が異常に良いテンだが

今は暴風のせいでウサ耳がまったく

機能せず、お婆ちゃんのように

聞き取れていない!


しかし、後ろのモーとマーンは

まるで町の中でも

歩いているような感じで


「でッウチは付き添い役として

仕事をしつつ

バージンロードの先で、

待ってれば良いんだねよ?

それで式の後、アレを・・・え~と

花束をこっちに投げてくれるんだろ?」

「ブーケですね~!

投げますよ~!


でも、手で取ったらダメですよ~

必ず・・・・・」


「口でキャッチだな!わかった!

任せてくれ!


絶対、キャッチして

ウチも結婚してみせる」

と今、まったく関係ない結婚式の

打ち合わせをしている。



「不味いぞ!完全に吹雪の中で

迷子なのに危機感ゼロだ!

これじゃあ、遭難、一直線コースだぞ!」

と自分がエロいせいで巻き込んでるのは

一切忘れて、後ろのせいにしている

タダシだったが



「!」

良いことを思いつき、

早速、手の中で作ってみた。




追跡ポーション


自動で任意の対象を

見つけ、その場所へ飛んでいく!

蛍光塗料のようなポーションを

地面に垂らしながら行くため

追跡しやすい!




「よし!行け!」



ピューーーーーン!!


ポーションは木々を避けながら

さらに山の上の方へと

雪の上に蛍光塗料を点々とさせながら

飛んでいった。




「あっちだ!

雪で塗料が消える前に急ぐぞ!」

と俺はみんなと連れて山を登って行った。


そして、30分位歩いた頃



ピシャーン!


一滴の雪解け水が洞窟の入り口から下へ

落ち、狭い洞窟全体に

反響するかのような

音を奏でた。


「この先だ!

・・・入口がヤケに狭いな?

途中で、狭すぎて通れない

とかじゃないだろうな?」

と俺が人1人やっと通れそうな穴を

覗きながら呟くと



「洞窟だね?テン?

こんな所に洞窟あった?」

とラムが聞くと


「さ~・・・でも、早く行こう!

何か胸騒ぎがする!

塗料も奥の方に進んでるし・・・」

とテンが地面に開いた穴に

入っていった。



次にラムが入り

俺も半分まで体を落として


モーとマーンの方を見ると



「えッ?じゃあ、付き添い役は

必ず、首輪を付けるのか?

なんで?」

とマーンが魔族には珍しく

エルフのように長い耳を

ピコピコさせると


「あッそれは~

ご主人様が私達3人を~

バージンロードを歩く際~

鎖で繋がれて行くんですが~


神官様の前まで来た時~

付き添いの方の首輪に~

誓いの儀式の間だけの~

繋いでおくための物ですよ~」

と、とんでもなく恐ろしい事を

打ち合わせていたので


(え~!俺、鎖で繋いで

3人をエスコートすんの?)

と一人、衝撃の事実に驚いていた。






魔王城 情報・諜報管理室


本来、魔族は自身の多量な魔力、

固有のスキルこそがすべてとされ

魔道具やポーション等を使うなど

劣化した脆弱な生き物が使うと

決めてかかっている節がある。


だが、


「げひひひッ!ベート様!

ひひひひいひ~ッ!」


薄暗い城の中で唯一、

魔道具により明るくされた部屋の中で


ゴブリンの亜種である魔物が

白衣にメガネで一番奥に鎮座している

オールバックの全身黒スーツの男に

下卑た顔で近づいてきた。


「なんだ?」


「聞きましたよ~!げヒヒ!

ベート様!げひひひひ!


魔王様に幹部連中の前で

言い放ったそうではないですか~

例の錬金術師を殺すとか何とか・・・

げひひひひひひひひひ!!」



「ふんッ!

当たり前の事をしたまでだ!

私はこんな所で、

くすぶっている男では無い!

あんな連中、すぐにでも抜いて

参謀のイスを我が物にしてみせる!


本来は数週間前に

愚弟の公爵を利用して

エンロ―をゾンビの墓場とし

大参謀辺りを退かして

代わりに私がなっていたのだ!


それを、あの他より少し魔力が多い

という理由だけで連れてこられた

サキュバスの小娘が

王都で失敗したおかげで・・・」


「そんなに自由になりたいですかね~

ぐひひひひひひッ!」


「当たり前だ!

そうでなかったら、

なぜ、私ほど優秀な魔族が

こんな低級がやるような

調略活動などをする?


大幹部になれば

この忌々しい呪印ともおさらばだ!」

と幹部ベートは自身の喉元にある

おぞましい呪印を手鏡で見ていた。










タダシ達が発見した洞窟内部


ダン!ダン!


シュシューーン!


俺の放った2発の弾丸が

10メートル先の魔物に向かって

下からシュートするように

上がって


キャキャイーン!!


雪国特有の白い狼

ホワイトウルフを撃ち抜いた。



だが


シュ――――ッ!!


「・・・やっぱり・・・

・・・倒すと消えるな!・・・」


と魔物の近くにいたラムに言うと

倒した魔物から現れた

ドロップアイテムと魔石を拾い

「う~ん・・・多分・・・

これダンジョンじゃない?

しかも、出来たばかりの・・・

どう思う?テン?」


「う~ん・・・そんな・・・感じかな?

魔物も弱いし、

ここも入口ほど狭くはないけど

2メートル位しか横幅ないし・・・


それより、もうそろそろだよ!

ほら、塗料の間隔が

かなり短くなってきてる!」

とテンが地面を指差した。


すると

斥候役でちょっと先に行っていた

マーンとモーが戻って来て


「おーい!ご主人様~!

助けを呼んでた子見つけたよ~!」

と手を振り


「早く~!早くご主人様~!

あの子大変なことに

なってますよ~」

とモーがやたら急かすように

呼んでいる!


「どうした?」

と俺は走って行き、

ちょっと豪華な石の扉の中に入ると


「うわッ!なんだこりゃ?」







ルー(296歳)メス 

レベル298

ハーフエルフ 村長の孫



HP26/2300(危険!)

MP3/5980


スキル

両短剣技 精霊魔法 植物魔法

風属性魔法 水属性魔法

怪力 近接格闘 小盾術 魔力操作

料理 裁縫魔法 生活魔法 念話

礼儀作法


固有スキル(本人知らない!)

誘惑フェロモン

















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