47 いい話らしいです
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結局、その後、例のエロい器具は
俺が無償で頂く事(処分)になった。
代わりに俺のポーションを
陳列してくれるとか
そんな訳で俺とラムが地下で作業!
テン、モー、マーンは
王都までかなりあるので
買い出しやら、お使いやら
に行って貰った!
ホッパー 錬金ギルド 地下
タダシ専用作業場
カチャッ!カチャッ!
「1999、2000
良し!全部ある!
これで、全部かな?ご主人様~
そっちのチェック済んだ?」
「ああッ!済んだよ!
予備もかなり作っといたから
問題ないだろ!
ラムはどうだ?」
と俺が聞くと部屋の外を見たラムが
「後はあの子たちがやるから
良いんじゃない?
ちょっと待ってれば・・・」
と外のゴーレムたちを見て
返事をした。
ガシャガシャッ!
ガチャン!
ガシャガシャッ!
ガチャン!
ガシャガシャッ!
ガチャン!
数十体の俺の特製ゴーレムたちが
注文の仕分けをしている。
ポーションを作るのは一瞬だった。
だが、この量だと仕分けが大変だ!
そこで、俺は魔法の練習も兼ねて
土魔法でマネキンみたいなゴーレムを
作る事にした。
タダシ・ゴーレム
(生命ポーション内臓中)
レベルなし
スキルなし
現在、仕分けを行っている。
終了時間は約3時間後
「これなら、問題ないね!
でも、すぐ作れたね!ご主人様!」
「まあ、形をイメージするのは
得意だからな!
属性も付与ポーションで
すぐ取れるし
魔力もまだまだ、あるし・・・
・・・なぜか女性のマネキン
なのかは、分からんけど・・・」
俺は前回の戦闘で俺自身について
学んだ事がある。
それは
・反射神経がこの世界の平均よりも低い!
・防御力も低い!
の2点だ!
反射神経は多分、ポーションでも
上手く行かないだろうと思った。
まあ、生まれつき運動は苦手だし・・・
という訳で、後は防御力を上げるだけ!
そこで、ギルマスに相談した所、土魔法を
上手く使えば、
大抵は乗り切れると聞いたのだ!
「これなら、10倍でもいけるな!」
「・・・そ、そうだね・・・」
とラムが俺の方をチラチラ見ながら
モジモジしている。
察しが凄く良い俺は
「えッ?したいの?
でも、まだダメじゃ・・・」
と言いながらも上着を脱いでいくと
「そ、それも良いけど・・・
ちょっとお願いがあるの・・・
聞いてくれる?」
とラムがこっちを向き
上目遣いにこっちを見てくる。
「お願い?何だ?お願いって?」
「あのね~・・・」
ホッパー メイン通り
獣人メイド喫茶店「スイート」
休憩中(サボリ中)
「いらっしゃいませ!ご主人様!ワン!」
リアル獣耳メイドたちが
店内に次々と男性客を招き入れ
「お待たせしましたにゃ!ご主人様!
今から、このおジュースに
愛を(有料で:小声)注入しますにゃ!」
と訳の分からん事を言って男相手に
ぼったくっている!
そんな店の中で
「えッ!?結婚式、挙げるの?(大声)」
と口の周りに一杯に
白い生クリームを付けたマーンが
店中に聞こえるような
大声で驚いた。
「し~!声が大きい!」
とテンがマーンの口をふきながら
言うと
「今頃~ラムさんが
おねだりしてるはずですよ~
それにしても、美味しいですね~
このケーキ~」
とモーがオットリとした
表情でゆっくりと味わっている。
「で、でもあの結婚式だろ!
ウチは、お母さんの外の世界のお話の中で
一番好きなお話なんだ!
白いドレスの花嫁が外の世界の神の前で
新郎と永遠の愛を誓うんだろ?
いいなぁ~・・・」と
マーンは目をキラキラとさせている。
すると、テンが勝ち誇ったような顔で
「ふふふッ!いいでしょ!
あたし達の計画では、王都に行く途中
ちょっと実家によって、
パッと式を上げちゃう訳よ!
でっその為に、先にこの手紙を
アタシの実家にワイバーン便(速達)
で送っといて
向こうで準備しといて貰うのよ!」
しかし、手紙を見たマーンは
「・・・ご、ごめん、ちょ、ちょっと
聞きたいんだけど、その手紙には
結婚式の事だけが書いてあるの?」
と手紙を指さして聞くと
テンは首を横に振り
「うう~ん!
ちゃんと、昨日のマーンの濡れ場を
赤裸々に包み隠さず
ちょっと脚色して書いてあるよ!
両手足縛られて痙攣してる時の顔の
似顔絵付きで」
とテンにより書かれた
写真と見間違うほどの、
エロいアへ顔を見せてきたので
マーンは手で抑えるように
「ちょ、ちょっと待って!
そ、それはちょっと待って
貰えないかな・・・」
とかなり恥ずかしそうにしていると
モーが
「大丈夫ですよ~!
手紙の最後に
追伸:結婚しま~す! 準備よろ!
って書いてありますから!」
「いや、相変わらず軽いな!」
とマーンが突っ込むと
「ところで、魔族は結婚式ってするの?」
とテンが聞くので
「いや、ところでって・・・
その・・・まあ、魔族は結婚式なんて
しないよ!
だって女は・・・その・・・
身分が凄く低いから・・・」
とマーンが返事をするとテンが
「そうなんだ・・・風習の違いかな?
アタシらの結婚式も、人族のとは、
ほんのちょっとだけ違うからね!」
「えッ?ちょっと違うのか?
どんな素敵な事するんだ?」
とマーンは突然、前のめりになり
聞いてくるのでモーが
「そうですね~基本的には
変わらないんですが~
まず、バージンロードは
赤い花びらで、演出します~」
「いいなぁ!それ!いいなぁ!」
とちょっと興奮してきたマーンだったが
「そう!そう!
そして、その美しいバージンロードを
真っ白い全裸ボディペイントで・・・」
とテンが説明し出すと
「あれ?ウチが聞いてた話を違うな?」
とマーンが少し疑問に思っていると
続いてモーが
「そう~!そうですよね~!
両親、兄弟、神官様~
そして偉大なる獣人神様の前で~
立派になった新郎様のを~
奥まで届くように
四つん這いになって~・・・」
「うん!違う!完全に違う!
それは、もう完全に
ウチの憧れた結婚式じゃない!
そして、その花嫁も
絶対、バージンではない!」
とレベル高い結婚式に
マーンは戸惑いを隠せないでいた。
ホッパー 錬金ギルド 地下
タダシ専用作業場
(石畳が寒いので毛布に
二人で包まっている)
「じゃあ、今日中にテンが手紙を書いて
実家の方に送ってくれるのか?」
と事後のタダシが言うと
「そッ!
アタイの実家にも知らせが行くから
後は、王都に行く途中
チョコっと行って、みんなの前で
パッと入れて済ませちゃえば
良いだけ!」
「入れる?あぁ、ケーキか?
でも、そうか!俺が結婚か~・・・
でッ・・・こっからどの位なんだ?」
とラムに聞くが、
ラムはシカトぶっこいて
「そうだな・・・あの軽トラなら
・・・2日じゃない?」
「王都までは?」
「う~ん・・・あんまり急ぐと
ご主人様とのが減るからな~・・・
毎朝ゆっくり最低2回はしたいし、
夜も夕方から、
しっかり、したいし・・・
たまには、昼間に外でしたいし~
あッそれは、テンとご主人様が走りながら
運転交代で
荷台ですれば時間の節約になるか!
ってことは・・・
・・・合計で~10日かな?」
「そうか!わかった!
・・・でさ・・・その・・・
・・・そろそろ良いんだけど・・・
も、もう1回いいか?
そ、その・・・胸で・・・」
「うん!いいよ!
ちょっと待って!
んっしょ!こらしょ!」
とラムがモゾモゾと
毛布の中へと入っていく。
(・・・もしかして・・・
俺は今、この宇宙で一番、
幸せなんじゃないだろうか・・・)
だが、この時
俺は、ラムのあまりにも
献身さで、忘れていた。
ゴーレム達が注文分を
とっくに終わらせ
さらに、大幅に箱詰めしているのを・・・
ガシャガシャッ!
ガチャン!
ガシャガシャッ!
ガチャン!
ガシャガシャッ!
ガチャン!
(注:これはゴーレムの駆動音です)
ホッパーのメイン通り 夕方
テン・モー・マーンの3人は
喫茶店でラムとタダシの分
(ただのホールケーキなのに
愛の注入により
クソ高くなったお土産)を買い、
どうしても必要な買い物
(主にメイド専門の服屋)
を済ませ、適当に食料を買い
製作ギルドからタダシの頼まれた
木製の大タルを
たくさん受取り、ギルドに向けて
歩いていた。
「えッ?じゃあ、マーンのお母さんが
結婚式を見たのは、その日たまたま、
魔族をエルフの村に引き入れるのが
任務だった日って事なの?」
「そう!その日、凄い綺麗な花嫁さんの
結婚式だったらしいんだけど
オークの発情期と重ねっててさ!
だけど、あんまり同種が
続くと不味いじゃん!
魔人領のオークは野生のと違って
オスはムキムキ!
メスはエロくてムチムチが
売りなんだからさ!
まあ、とにかく・・・
その日は、凄かったんだって!」
「へ~・・・それで花嫁さんは~
どうなったんですか~」
「そりゃあ、オスのオークが
もの凄い勢いで、群がってたらしいよ!
野生と違って魔人のオークは、
メスしかオークを産めないけどね!
子を孕む(はらむ)事にはなるだろうけど・・・」
「うわ~・・・そりゃあ、大変だ!
ただでさえ、オークって確か
興奮作用の体臭でしょ!
その花嫁さん壊れちゃったんじゃないの?」
とテンが少し心配していると
「うん!最初はね!凄い悲鳴上げて
抵抗してたみたいだけど、
でも、他のエルフ達と一緒で
途中から、凄く幸せそうな
顔してたんだって!
ただ、エルフの男たちは、最初から
いつもの断崖絶壁エルフと違うから
大歓声だったらしいけど・・・」
「あ~ッ!なるほど~!
オークって大きいですもんね~!
それで、みんな幸せだったんですね~?
じゃあ、良かったです~」
とモーが安堵するが
テンが
「一つ気になるんだけど、
その時、新郎は何してたの?」
「あッ!花嫁の新郎?
その人は、ウチのお母さんの上で
ハーハーッ言ってたらしいよ!」
と聞いて
「「良い話だね~」」




