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41 新人オリエンテーション

41 新人オリエンテーション



ガタガタガタ!


ブブーーーーーン!


ガガチャっ!(クラッチ・ギア上げ)


ブブ~~~~~~ン!!!



俺たちはギルマスの命令通り

早々に買い物を済ませ、エンロ―の町を出た。


車は山道をガタガタと進みながら

上には鬱蒼とした木々の枝がいくつも

あるのだが


「ご主人様!これ早いね!

ケ、イ、ト、ラだよね?確か・・・」

と助手席のラムが聞いてきたので


「ああ・・・そうだよ!・・・」


「・・・・・・・・・・・」

と二人でギコちない会話をしながら

ラムはミラー越しの荷台に目をやり

俺は上を少し見上げた。


なぜなら、



ヒュン!ガサっ!

と走る車に木の枝がぶつかり屋根を擦る!


それを、


フワっ!と空中を舞って避ける影


そして


タンっ!とキレイに着地するテンがいるからだ!



ガタ!ガタ!!(石に乗り上げた音)

サっ!タタン!(軽いステップで避ける音)


しかも

(・・・器用に後ろを向いたまま、

ホント良くやるよな・・・)

と俺は関心しながら運転していた。


ヒュン!(木の枝がテンの頭目掛け飛んでくる)

サっ!(軽く首を斜めにして避ける)


(いや、ホントよく避けれるな・・・)


ここで疑問が湧くだろう!


なぜテンが後ろを向いているかというと


それは・・・


「なるほど・・・つまりアンタが

ご主人様とウーマ姉さんの

エロナイトを邪魔した魔族って訳ね!」


とテンは、かなり高圧的な態度で

荷台で小さく体育座りしている

マーンという

俺を襲った魔族女の子に

根掘り葉掘り事情を聞いていた。


「・・・そ、そうだ・・・

・・・ウチら魔族は生まれる前から

魔王様に従属魔法で・・・

逆らえないように教育される・・・


・・・でも、今はアルジ様によって・・・

・・・よってそれが・・・奇跡的に解かれ、

ただの奴隷に・・・なれた・・・」

とマーンは少し体調が悪そうに返事をしている!


(やっぱりあの神属性ポーションが効き過ぎたのかな?・・・)


サっ!(木の枝を半身で避ける音)


「わかった・・・でっ?いつなの?」

とテンがさらに聞き込みをしていく。


ガタガタ!

ピョン!タっ!


「・・・いつ?いつって?」とマーンが聞き返すと


運転席の後ろに、もたれ掛かって

ムチムチしく荷台に座るモーが笑顔で

「多分~初体験はいつですか~?

って質問ですよ~」

と親切に教えてあげていた。


「はっ?!・・・な、なんでそんな事・・・・」


「いいから教えな!

あたしはお前の姉さんだよ!」


ザっ!(木の枝が車にぶつかる音)

シュっ!(左足だけ上げて避ける!)



「そ、そんなの・・・ま、まだ・・・学生の時に・・・」

とキャラメル色の肌が赤く見える位、恥ずかしそうに

話始めた。



そんなやり取りに聞き耳を立てていた俺の横でラムが

「テンったら!ま~た、後輩を質問責めにしてる。

変わんないな~・・・」

と前を向き直しボヤいていた。



「・・・まあ、俺は仲良くしてくれれば、

何でもいいよ!」

と俺は、一路ホッパーへと軽トラを走らせた。






「・・・す、好きな体位は・・・

・・・お、男の人の上に・・・

・・・そ、その・・・」


「ふっ!上に乗るのが好きだと・・・

生意気言うんじゃないよ!淫乱魔族め!


でも、嫌いじゃないよ!

・・・でっ! どっちなんだい?

右かい?左かい?」



ガタタッ!(大きな石に乗り上げる)

タン!タン!タタン!(軽いステップ)



「ど、どっち?・・・」


「マーンちゃんの~敏感な乳首はどっちか?

って質問ですよ~!」


「いや、そんなのわかるかよ!」






エンロ― ポスト商会前 広場


ガヤガヤガヤ



大通り一杯に人々が群がっていた。


無数の冒険者たちに、荷物を満載にした荷車の列

それに、向こうで作業するであろう

大工ギルドに商業ギルドの人々


そして、ポスト商会の前に作られた演台の上には


「ね~、お父さん?あの冒険者たちは何?

みんなちょっと前にケガして辞めた子たちじゃない?


ほら、お父さんが死ぬのは可哀そうだからって

治療だけはしてあげてきた・・・」

とウーマが隣のベルに話しかけた。


「あれは、タダシ様が我らにお貸しくれた

冒険者たちだ!

先日、まとめてお買い求めになられたとか・・・」


「うそでしょ?あの子たち全部?

元B・Cランク以上の子ばっかりじゃない?

しかも、1人アタシと同じ

Aランクのトラ人の子までいるし・・・」



「流石!タダシ様だ!ウーマ!

あの子たちはお前が率いてあの町を

見事、掃除してみなさい!」


「わかったわ!任せて、お父さん!

必ず、お父さんの名前に恥じない働きをするわ!

未来の旦那様の為にも!」


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