表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/66

31 断る訳ない!

31 断る訳ない!



パチッ!

俺はテントの中で目を開けた!


(そうか!昨夜は何とか耐えれたのか・・・)

と毎晩、最後の方は、獣のようなラム達に

無茶苦茶にされて、気を失うのだが

今日は最後まで記憶がある!


コンッ!

(うん?)

俺だけが寝ている毛皮の布団の中で

何かが俺の指に当たった!


俺はそれを手探りで拾い、見てみると


Cランクポーション:全回復する


ボールペンの半分位の黄色いポーションが

落ちていた。


いつもは余ったポーションはラムたちが

自分たちのマジックバックに入れて

片付けるのだが


(・・・ラムたちが

   片付け忘れたのかな・・・)

と思いながら、もったいないので

飲み干した。


「ゴクッ!ふー・・・」

体中の体力が回復していくのが

わかる。

大きい怪我こそないものの

昨日、ラムの爪に引掻かれた背中!

モーの激しい上下運動で少し欠けた骨!

寂しがり屋のテンによる、腫れ上がった

体中のキスマーク!


(やっぱりレベル上げると

何とか痛いのにも抵抗がつくのか?・・・)


と自分のステータスを確認した。



セキネ・タダシ

(35)オス レベル22


ハイヒューマン


HP800/800

MP600/600


スキル

耐激痛体質 new


鑑定眼 空間魔法

ポーション(どんなポーションも

MP消費なしに作れる)



(・・・なるほど、このスキルで

もうそんなに痛くないのか・・・

ところで、ラム達は・・・)

と耳を済ませてみると



外でパチパチッ!と火で何かを煮る音が



「も、もうすぐ出来るから・・・」

とラムの声が何か気まずそうだ!

(また、何かあったのか?)


「ね~・・・ラム!

何でアタシの顔見ないのよ?」

とテンが聞くが

「・・・・・・」

ラムは後ろを向いて何も話さない!


「やっぱり~ご主人様と繋がってる最中の

ラムさんのお尻にあのイボイボは~

不味かったんじゃ~・・・」

とモーが様子を伺うように言う。

(あ~・・・そういえば

昨日、凄い声上げてる時があったな・・・)

と思い出していると


「なんでよ?アンタ、感じてたじゃん!

アタシは悪くないよ!」

とテンが逆キレした。


するとラムが

「アンタが悪いに決まってンでしょ?!

どうするのよ!

アタイに変な癖がついたら?!

あーーーーー・・・

ご主人様に嫌われたらどうしよ~・・・」

と悩むラムだが


(ラムさん!安心してください!

あなたの事が

   もっと大好きになりました。)




そんな会話を聞きつつも

スーツを着て外に出ようとすると


バサっ!と

隣の美馬人の女性が

2人用のテントから出てきた。


その美女は俺と目が合って

フッと笑うも

そのまま水辺の方へ・・・


(あッやべッ!昨日、聞かれたよな!)

と思ってると


バサっ!

と今度は可愛い感じの

羊獣人の女性も出てきた。


(あッ!そっちですか・・・)




エンロー貿易都市 市街地

緊急対策陣屋


「報告します!」


「うむ!」


「一般市民及び、貧困街の女子供などの

元刑務所への避難、船舶への富裕層の避難

すべて完了致しました。」


「ご苦労!それで、貧困街の犯罪ギルドには?」


「はッ!一応伝えましたが、はっきり言って

まともに聞いておりませんでした。」


「そうか!では、予定通りだな!」


「はッ!治療院ギルドの言う

上に立つ者の義務は果たされました。」


「ご苦労!」

と騎士団長が敬礼しようとすると


ヒヒーン!


また何処からか早馬が・・・


「騎士団長!失礼致します。」


「うむ!どうした?」


「はッ!現在、商業ギルドから提供された

角材、魔鉄のパイプで町中の店や家々を塞いで

おりますが、人手が足りません!

至急、一般人からの応募を行いたいのですが

宜しいでしょうか?」


「許可する!なんとても、事が起こる前に

準備を始めろ!

門の方はどうだ?」


「はッ!大門はすべて閉じ、

壁などを登る魔物が登れないよう

タダシマニュアルに則り、

聖属性ポーションも塗装済みです。


また、町の隠れやすい場所にも

兵を配置済みです。」


「よし!皆、頼むぞ!」


「「「「「はッ!」」」」」



俺たちは5階層のセーフエリアを

後にし、加速度的に

下の階層を進んでいた。


「いや、、やっぱり早いね!

ご主人様のお陰でかなり強いよ!

次が10階層だよね?」

とラムが言うと


「うん!そう!次は、いきなり宝箱

開けないようにするよ!」

とテンが言うと


「大丈夫じゃ~ないですか~

ご主人様がいるんだし~」

とモーが俺を見てくるが


「ちょ、ちょっと待って!」

と俺はポーションを飲んだ!


ブワーン!

と体が光り、切れた腕や折れた足

そして、俺の血で汚れたスーツまでもが

綺麗になっていく。


「ふ~・・・」




セキネ・タダシ

(35)オス レベル59


ハイヒューマン


HP1600/1600

MP1200/1200


スキル

耐激痛体質 

耐状態異常体質 new


鑑定眼 空間魔法

ポーション(どんなポーションも

MP消費なしに作れる)


(レベル上がったな

  ・・・それにしても・・・)

と今日の道中を思い返していた。


体力が上がって

早くは動けるが

元々反射神経が良くないので

しっかり攻撃は喰らってしまう。

おまけに、毒だの麻痺だの

色んな状態異常攻撃で

変なスキルが付いてしまった。


(最後の9階層のボスの

オーガロードの踏付けは

結構痛かった・・・

・・・返り討ちにしたけど・・・)

俺はお返しにオーガロードの頭に

チャージした爆裂弾を

撃ち込んであげたのだ。


(・・・汚かった~・・・)


そんな感じでやっと回復した俺だったが


「じゃ、ドラゴン行こッ!」

とテンが突然、訳わかんない事を

言い出した。


「はッ?なんでだよ!

ドラゴンは行かない約束だろ?

大体今、自分で宝箱は開けないって

言ってただろ?」


「大丈夫だよ!今回は前回みたいに

不意打ちじゃないし

準備万端なんだから!」

とラムも行く気満々だ!


横のモーも

「大丈夫ですよ~今回は前回と違って~

ご主人様もいるし~」

と行きたそうだが


「ダメだ!ダメ!危ない!

お前たちに何かあったら

俺はイヤだ!」

とかなり強めに拒否したが


「「「え~」」」

と3人は行きたそうだ!


しかし、俺は頑として

受け入れられない為

腕を組み、仁王立ちのままだ!



「あッ!やばいよ!ラム!

このご主人様美味しそう!

なんだろう?この感覚・・・わかった!

とりあえず、ズボンを降ろそう!」

(くッ!て、テンのヤツ!

・・・ズボンを降ろして、い、一体何を

・・・いや、分かってるか・・・)


「うん!何か強い男って感じで

そそられるね!

このままのポーズで

全部脱がせてくれないかな?」

(ラムさん!やめて!それは、

   それで恥ずかしいから・・・)


「私は~、このまま、

 Hな命令されたいですかね~

 脱げ!とか、

   開け!とか、

    足でも舐めてろ!とか・・・」


(やめて!やめて!モーさん

俺、そんな事言えない!

ってか3人とも全然聞いてないな!話!)

と思い直し


「いや、だから・・・」

と俺が再度断ろうとすると


「分かった!」

とテンが突然、大声で

俺に待ったをかけた。


「な、何が分かったんだよ?」

と俺が言うと


「まず、ドラゴン退治には行きます!」


「なんでだよ?聞いてた?俺の話?」



「なぜならば、

  ご主人様にも利があるからです。」

とテンが、いつに無く真剣な顔だ!


「り、利?利って何だよ!?

ダメだ!どんな事させて貰ったって・・・」

と俺が少したじろぐと続けてテンは


「ご主人様は

今朝のあの美人の馬人のお姉さん!

あの人の事が気になってたよね?」


「な、なんでそれが

・・・こ、この件と・・・」


「あの人は、確かに有名な女好きだけど

別に男が嫌いってわけじゃない!」


「な、なんで、

  そんな事お前が知って・・・」


「勘!・・・・

まあ、後は一回寝たからだけど・・・

とにかく、あの人は男は嫌いじゃない!」

とテンは真剣な顔だが


ラムとモーは素の顔で

((・・・じゃあ、勘じゃないじゃん・・・))

と思っていた。


だが、タダシは何が言いたいか分からず

「・・・そ、それが、

 ど、ドラゴンと

  どう関係してるんだよ?・・・」

と聞くと


「だから、頼んであげる!アタシが!」


「な、何を?・・・」

と俺はつい話にのめり込んでしまい

と聞いてしまった。


「もし!裏ボスのドラゴンの首を取ったら


アタシら3人


プラス(+)


あのお姉さんと

  そのパートナーの女の子の2人


の計5人で、

ご主人様の相手をする!どう?」


ラムとモーは((えッ?あたし達も?))

と初耳の二人!


一方、タダシは

「む、む、む~~~・・・」と

拳をぐぐッと力を込め、

悩み、苦悩する。


すると、

「さらに!」

とテンが続けて


「縦で、してもいい!」


ラムとモー

((え~もう死ねばいいのに!))

とドン引きだが


タダシは

「そ、そんなの!そんなの!

断る訳ないだろうがぁぁぁ~!」






王都  リストセット城 

国王執務室


「大臣!どうかしたのか?」


「はい!国王陛下!かなりの進展が

ありましたので、ご報告を!」


「良いだろう!

お前たち、少し外せ!」

と国王は小姓はおろか、

部屋付きのメイドまで

すべての人を下がらせた。


「ありがとうございます。

では、まず、東の魔王国との戦いですが

勇者が前線復帰した事により

盛り返し、中洲島を再び我らの

手中に収めました。」


バシッ!と国王は自分の膝を叩き

「良し!良いぞ!あそこまで

やつらを下げれば

問題あるまい!」


「続いて、西の帝国に囲まれいた

防衛都市に関してですが

例の付与ポーションにより

両側から切り崩しに成功!

2日前、前線部隊と都市防衛隊が

合流致しました。」


ガッ!

と国王は立ち上がり

「はははッ!やったぞ!帝国のどんぐりめ!

ははははッ!」

と国王は、長い事悩まされていた

ストレスの原因が消え

喜んでいる。


しかし


「どうした?大臣?浮かん顔だな?」


「はい!実はこれが、

エンローより届きました。」


「なんだ?」

と国王はエンロー伯爵直筆の手紙を

受け取り、

ぺラッ!

と中を読んでいくと


プルプルと振るえ出した。


「な、な、なんだ?

このエンローダンジョンの

ゾンビの襲来とは?!」

と一人新たなストレスとの

戦いが始まった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ