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28 間違いない!

28 間違いない!




満月亭 裏庭 早朝


ガチンッ!

「うん!動くな!」


俺は朝早くからラムたちが慌てて

食堂に手伝いに行って

一人ぼっちなので

昨日手に入れた真っ赤にさびた銃を

錆取りポーションで

綺麗にし、ガンオイルポーションで

動きを良くして

空打ちしてみた。


「後はこれか!」

とポケットから

ペンのキャップほどの

ポーションを6本ほど

取り出した。


弾丸付与ポーション:

無限弾・全属性(複合可)

・状態異常化(複合可)

チャージ・ショット・連射

自動追尾・消音・貫通・爆裂等


先端が硬ガラスでポーションが

爆薬になっており

後ろから叩かれると爆発して、

先端が弾丸のように

飛び出す!


俺は弾を込めるように

ポーションを入れながら

(そういえば、昨日の夜

俺が力尽きる寸前、モーが

床に倒れた俺の上で凄い

動きしてたな・・・)と

昨夜の事を思い出した。


カチャッ!カチャ!ガチンッ!

「よし!ピッタリだ!

後は試し打ちだが・・・」

と俺は周りをみると

(こんな街中の裏庭で

朝から爆発音は

 不味いよな・・・)

と思っていると


「ご主人様~!奥が空いたよ~!」

とラムが食堂の大きく開いた

窓から呼んでくれた。


「ああッ!今行くよ!」と

返事はしたものの

(あれ?昨日、借家に近い所に

大きな窓あったかな?)

と思いながらも

銃を皮のホルスターにしまい

食堂に入ると

中は朝からビッシリと混んでいた。


(おぉ!みんな獣人なんだ!

やっぱり可愛いな!

人族はおばちゃんだけか

ていうかこの店女性限定か?)


と人や席を避けるように

先に食べているラムたちのテーブルに着くと

「おは・・・んッ?」

さっきラムが呼んでくれた窓だが

(なんでこの窓

  こんなイビツな形の穴なんだ?)

と少し不思議がってると


「おはよう!昨夜は、あ~

・・・よくは、寝てないよね?

腰はもう大丈夫そうだけど・・・」

と満月亭のおばちゃんは

俺の前に目玉焼きにサラダ、

スープを置いて

ニヤけてどこかへ

行ってしまった。


「なんだ?どうしたんだ?」

と俺はテーブルの中央の

カゴに入ったたくさんのパンの中から

一つ取ると


「き、昨日のアタシらの営みを

聞かれたんだよ!ズッ!」

とテンがスープを飲みながら

教えてくれた。


「えッ!昨日ってまさか!」

と周りを見ると

客として座ってる女性達も

接客している女性達も

チラチラとこちらを

恥ずかしそうに見ている。


(なぜだ!?何故バレた?

ちゃんと消音ポーションで

音は外に漏れなかったはず・・・)

と俺が必死に原因を考えていると


「み、みんなが知ってるのは

アタイが説明したからなんだけど!

で、でも、大丈夫!

後で壊した所は直しとくから!

ちょっと大変だけど・・・」

とラムが言うので

俺はバっとラムを見て

(な、なんでバラすの?直すって何?)

みたいな顔をしていると


「すいません~また、

   やっちゃいました~

    あんまりにも良くて~」

とモーがムチムチ言うが

俺はモーを見て

(ど、どういう事?)

みたいな顔をしていると


「ズ――――ッ!プハッ!

旨ッ!ふ~!

確かに昨日は良かったもんね!

まあ、やっちゃったもんは

しょうがないよ!


モーの尻はデカくて

旨そうだけど、凶器でもあるから!」

とスープを飲み切ったテンが

半ば開き直ったように

俺の後ろの床を見たので


俺は悪い予感がしながら

ゆっくりと振り返ると


昨日泊まった

隣の借家の2階の壁が吹っ飛んで

こっちの窓を突き破って

床に散らばっている。


「いや、こっちも

  あっちも壊れとるやなか!」






俺は食事が終り、

ペコペコペコ!

「すいませんでした!

 すいませんでした!」

と店の人たちに謝っていた。


後ろでは、ラムたちが

修理ポーションをかけて

壁、窓、2階の窓を直している。


「いや~、ラムちゃんから聞いたけど

凄いね!さすがは付与師様だよ

腰が粉々になったってのに

もう歩けるなんて、

あたしゃ、始めて聞いたよ!」

とおばちゃんや他の店員さんに

お客さんたちがこっちを

なぜかニコニコと見てくる。


(あれ?怒ってない?

そういえば、最初から

全然怒ってないよな?何で?)

と思いながらも

「え、え~と・・・まだ何か?」

と俺が聞くと


スッ!

とラムが一枚の紙を俺に差し出し

「これでみんなと手を打ったの(小声)」


振動ポーションの注文

卵型20個

イボイボ型50個

馬並み10個



「・・・・・・・」




とりあえず、俺はポーションを作って

一人ずつ渡していったが


羊の角のようなのが頭から生えた

鎧ビキニの冒険者の女性が

恥ずかしそうに指を刺した!

(えッ?この可愛い子がイボイボ型?)

と思いながらも、手渡し

「ま、まいどあり!」

チャリン!と銀貨3枚を受け取った。


(えッ?次の人は・・・

こんな、美人が)

と思う位の馬耳と尻尾の長身モデルが

セクシーな厚い唇で

「それ!」

と馬並み(クネクネ付き)

を指さした。


「こ、こちらは銀貨5枚です。」

チャリリン!

と受け取ると


その長身モデルは

クルッとターンし


カパッ!カパッ!

と足の先は蹄をヒールのように

鳴らして去って行く!

俺はセクシーに引き締まった

尻と左右に揺れる毛を見ながら


(か、かっこいい・・・

まあ、鎧ビキニだから、尻は

丸見えだけど・・・)


そんな感じで

なんとか、全員渡し終えた頃



「じゃ、直ったし、お金払って

ダンジョン行こッ!」

とラムが荷物を持って来た!


「ああッ!じゃ、じゃあ、これで!」

と稼いだお金を迷惑料で

おばちゃんに渡した。

(まあ、朝から客が入れなかったんだ!

当たり前だな!)


「あいよ!確かに!

でッ帰りは3日後だね?」


「うん!そう!今回がご主人様がいるから

ムチャはしないけどね!」

とテンが魔道具のランタン

と長い2メートル以上の木の棒を

肩に担いでいる。


「あたり前だよ!前回の時は

みんな、どんなに心を掻きむしられたか!

ドラゴンなんてダメだよ!ホント!」


(ド、ドラゴン?)と俺が思っていると


「ほんとです~!

でも、ウチのパーティーは~

盗賊職の子がいないからやっぱり~

本格的な罠のある階層は危ないです~」


(わ、罠?罠もあるの?)

と俺一人ビビッてると


3人は俺の両腕を抱え

「「「行ってきまーす!」」」


「いや、待って!待って~!」






嫌がる俺を3人は担ぐようにして運び

しばらく歩くと


「着いたよ!ご主人様!」

とラムが町の真ん中ほどにある

大きな穴の前を指差した!


(で、デカい穴だ!・・・)


だが、俺はビビりながら

「な、なんでこの穴は

 高い壁に囲まれてるんだ?」

と聞くと

「それは、魔物が町に出ない為だよ!」

とラムが衛兵さんに書類を出した。


「じゃ、じゃあ、その書類は?」

と聞くと

「これは怪我したり、

死んでも文句言わないって書類だよ!」

とテンが魔道具のランプに火を着けた!


「な、なんで今、それを着けるんだよ!

普通、中に入ったらだろ?」

と聞くとモーが

「それは~中は真っ暗だからですよ~」


と3人は俺を穴の中へと担いでいく!


「それ、間違いなく死ぬじゃん!あ~!」

バタバタ!






ホッパー商業ギルド


「急げ!もういいか!飛ぶぞ!」


ギエーーーーーーー!


竜騎士が巨大なワイバーンの爪に

大きな木箱を握らせ

空高く舞って行く!


そして、

「次のワイバーン便が来ました!」

と両手に手旗を持った商業ギルドの職員が

建物の上から、空を見上げて叫ぶと


ガラガラガラガラ!

他の職員が次の荷物を

台車で運んでくる!



そんな次々とホッパーから飛び立つ

ワイバーン便を見て

商業ギルドの上の階から

「う~ん!なかなかだね!」

「ありがとうございます!

トシコ様!

この分ですと、

お譲りして頂いたポーション

の大半は今月中には出荷できます。

また、予約の方ももう半年先まで

埋まっております。」

と後ろに控えるハッサンが

今後の予定を話していた。


「ああッ!それでいいよ!

タダシには3・4日で向こうを

出るように言ったから

補充の方も大丈夫だろ!

もっと予約を取り付けな!」


「はい!かしこまりました。」






ここは王国最東端 

王国軍東方方面 最前線野営地


勇者専用テント


「勇者様!ど、どうされたのですか?

な、なぜ急に僕の服を・・・」

と傷ついた勇者を治すため王都より

訪れた若い宮廷魔導師に

女性である勇者が先ほど、

生え変わったばかりの腕を使って力ずくで

覆いかぶさっていた。


「す、すまない・・・だ、だが・・・

もう・・・もう無理なのだ!

我慢の限界なのだ!」


「むぐッ!」

と男性魔導師は突然、唇は奪われた!




そして、その二人の横には


Aランクポーション(空)

どんな欠損も直る!

注意:媚薬効果あり

作:セキネ・タダシ






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