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27 結論的には

27 結論的には!


ざわざわ


エンロー町はホッパーと違い

都会で人通りが激しい!


俺はそんな中、教わった

細く人通りの少ない道を抜け

人気の多い大通りへと抜けたが


「縦・・・横・・・

あッ、やっぱ、縦?」

と一人ブツブツと歩いていた。


すると


「ちょいと!お兄さん!

そこのお兄さん!」


と誰かが俺を呼ぶような声が


ふとッ横を振り向くと

さっき抜けた細い道の脇で

「そッ!そこのお兄さん!

何一人でぶつぶつ言ってるんだい?」

と何やら壊れた皿や

錆びたスプーンなんか

をゴザの上に並べている

露天のお婆さんに声をかけられた。

はっきり言って

(・・・汚いな・・・)

と思いながらも


「何って・・・今夜・・・

どの順番で尻を並べようかと」


「しり?」


「あッいや、なんでもないよ!

     なんでもない!」

と俺は、ハッとしてすぐ訂正すると 


「そんな事より銅貨持ってないかい?」

と聞かれたので

「銅貨?」

とポケットから1枚取り出すと


パッ!とお婆さんが俺からそれを取り上げ

「じゃ、コレね!」

と汚い布に包まれた物を出してきた。


「えッ?いや、俺は・・・」

と何となく受け取ってしまったが

(重ッ!)

と中は見えないが

何か金属のようだ!


「いや、お婆さん!

俺はポスト商会に用が

あるだけなんだよ!

銅貨はいらないから!コレを・・・」

とこの重たい物を返そうとすると



お婆さんは

「あ~なんだい!ポスト商会かい?

それなら、アンタの後ろだよ!」

俺の後ろを指差した。


俺は言われるまま振り返ると


「あッ!ホントだ!」

異世界で見た一番大きい建物が

そこにそびえ立ち、デカく入り口に

ポスト商会と書いてあった。


(凄いな~!

1階も広くて奥までありそうだ!

総合デパートってとこなのかな?)

と思っていると


「タダシさま~!!!」

とベルさんが店員さん達に

止められながら

店の中から手を振っている!


「あッ!ベルさ~ん!

すぐ、行きま~す!」

と俺も手を振り替えし


「ありがとう!

お婆さ・・・ん・・・?」

と俺が再び露天のお婆さんを見ると

そこには、お婆さんも汚い皿もなく

ただ、俺の手に

重い何かがあるだけだった。


「どこ行ったんだ?」





エンロー冒険者ギルド ギルド長室


「よかったな~!ラム!」

「いえ、ギルド長のおかげだよ!」


「しっかし、ホッパーの

冒険者ギルドが

そこまでぶっ飛んでるとは

知らなかったぞ!

テンもモーも大変な目に遭ったな!」


「まあ、ぞうだけど、良いんだ!

素敵な人に出会えたから!」

とテンが言うと

「そうですね~確かに~他には

いない男性ですね~」

とモーもムチムチクネクネ

している。


「そうか!

まあ、いい男は貴重だからな!

お前たちがいいんなら、

俺も救われたよ!

それで・・・

ダンジョンに潜るんだよな?」


「うん!ご主人様もね!」


「わかった!

じゃあ、これが許可証だ!

だが、いいか!

くれぐれも気をつけろよ!

この間、みたいに転移罠でいきなり

ボス部屋行きはマズいからな!」


「わかってるって!

じゃ、ありがとう!

アタイ達準備があるから」

とラム達はそのまま

ダンジョンの道具を揃えに

ギルドを出た!




ポスト商会 商会長 ベルの部屋


「ひゃ~・・・

  凄い綺麗な部屋ですね~」

と俺がベルさんの部屋で

キョロキョロしていると

「いや~お恥ずかしい!

妻がデザインした部屋なのですが

どうも派手でして・・・」

とかなり謙遜しているが


シャンデリアは勿論

壁から調度品までピカピカだ!

しかも、ベルさんの座る椅子は

少量ではあるが

この世界で最高ランクの

オリハリコンが

使われている。


(しかも、異世界なのに涼しい!

クーラーみたいな魔道具があるのかな?)

などと思いつつも


「いや、謙遜しなくても

わかりますよ!

確かに素晴らしい物ばかりです。」

と俺は素直に感想を述べた。


すると

ゴトッ!

「終わりました!」

と向かい合う俺とベルさんとは

別に一人の男性が

テーブルの上に例の重い物を置いた!


「どうだ?」

とベルさんが聞くと

「はい!間違いなく異世界物です。」

と執事のような男性は

ベルさんに告げた!


なんでも、ベルさんの鑑定師らしく

しかも、異世界物専門の鑑定スキル持ち

だそうだ!


「そうか!ではもう行っていいぞ!

ああ、後お茶を早くな!

タダシ様は命の恩人だ!」


「はい!ただいま!」

と男性は出て行ってしまった。


「いやあ、よかったですな!タダシ様!

縁起物の異世界物が手に入るとは!

しかし、残念です。

タダシ様やラムさん達には

ウチのホテルで飛び切りの

おもてなしを

させて貰おうと

思っていましたのに・・・」

とベルさんは言ってくれるが


「え、え~・・・」

と俺はあまり浮かない!

なぜなら、あのお婆さんは

結局見つからず

ベルさんに相談した所、


銅貨を払ったのなら俺の物らしく

しっかり鑑定書も

書いてくれる話になった。


そして肝心の重い物はというのは






異世界物

リボルバー:銃6発(空)

錆び動かない!

使用不可能!


異世界の物質のため、

魔力で構成されているこの世界の常識では

びくともせず、この世界では

ただの珍しい縁起物に過ぎない!


だが、同じ異世界から

来た者なら修理も使用も可能!




(これって俺なら

   直せるって事だよな・・・)


「タダシ様?

どうか、されましました?」

とベルさんが考え込む俺を見て

心配してしまったので


「あッ!いえ・・・

そうだ!ちょっと見て貰いたい

手紙があるんですが

いいですかね?

ウチのギルマスからの

手紙なんですが・・・」


「手紙ですか?」






エンローにある獣人専門婦人服店


「ね~これなんてどうかな?

一応隠れてるけど・・・」

とテンがほぼヒモのような水着を

試着してラムに見せに来たが


「ダメよ!ご主人様は私たちの

裸なんて見慣れてるんだから!

もっとこう 

ぐっと来るのでないと・・・」

とラムがダメ出しをしながら

自分の選んだの股下0ミリの

超ミニスカート履いて

鏡の前でポーズしているが

渋い顔だ!

「む~!」


そんな所へ下着売り場から

「じゃじゃ~ん!

コレなんてどうでしょ~?」

とモーが二人に見せたのは


「「それ!エロい!」」





再び

ポスト商会 商会長 ベルの部屋


ズズッ!

(旨いな!)

と出されたお茶やお菓子を

味わっているが

目の前のベルさんは

さっきからギルマスからの

手紙を何度も読み返し

人を呼んでは、何処かに連絡させて

確かめさせたりしている。


そして、部屋に入り込んできた

従業員の男性が

「ベル様!ハー!ハー!

間違いありません!

あのミスリルダンジョンはタダシ様に

国から権利が動いております。

今、王都の本店で確認させました。」


「む~・・・やはり事実だったか・・・」

とベルさんはかなり真剣だ!


「そんなに深刻な内容なんですか?

俺は呼んでも、ミスリルのダンジョンって

意味がよくわからないし

そもそも、ダンジョンって貰えるんですか?」


「いえ、そうなのですが、

ただそれだけでは

そうではないようなのです。


今、調べさせた所によると

どうやら、国王陛下の直轄領である

ホッパー北のミスリル鉱床がある

ダンジョンが大臣の命令により

タダシ様の物になったようです。

ですが、あそこの利権は

複雑でして・・・」

とベルさんは細かく話してくれた。


どうやら、ギルマスが何か

俺の作ったポーションを

渡した見返りにダンジョンをくれた

はいいが、あそこは

冒険者や商人、錬金術師と

数多の人々が寄り集まった

宿場町でもあるそうなのだ!


しかも


「犯罪ギルド?」


「はい!あそこは普通のダンジョンより

魔物が硬く高ランクで危険なため、

普通の探鉱師では入れず

犯罪奴隷などを扱うのですが

お金にもなりますので

国中から良くない者たちも集まるのです。

闇金や闇カジノに闇奴隷の売買!

そのせいもあってか、犯罪も

尽きないのです。」


ここまで聞いただけで俺はパニくり

「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと

えッ闇奴隷って何です?

ていうかそんな所の管理を

もしかして・・・俺が・・・」

と聞くとベルさんは真剣な顔で


「はい、その通りです。」


俺は持っていたカップを

持ったまま、固まってしまって

「・・・・・・・・・・」

と何も話さないが頭の中は


(嘘だろ!いや、マジで?

いつの間にそんな話になってんだよ!

でも、ヤバイぞ!これやらないと

ギルマスに何て言えばいいんだ?

ギルマスは路頭に迷ってた俺を

拾ってくれたし、裏切れない!

というか、そもそも、ギルマス無しで

俺がこの異世界でやっていく自信がない!

あ~・・・どうすれば・・・

ア――――――――――!)

と俺が一人カップを震えながら

震えていると


そんな俺を見たベルさんは

「・・・タダシ様!

宜しければ、

当商会でお手伝い致しましょうか?」


俺はガバッと顔を起こし

「手伝って貰えるんですか?」


ベルさんは真剣な顔から明るくなり

「ええ、勿論!私が何度諦めかけても

その度に手を差し伸べてくれたタダシさん

が困っているのです。

手を貸さない理由が見当たりません!」


「べ、ベルさ~ん!」

とベルさんの両手を取り


「じゃあ、ど、どうすれば

      いいんでしょう?」


「そうですね!

あそこまで大きい宿場町と

なりますとチマチマやってたら

永遠に終わりません!

なんと言っても国中からそういった輩が

来ますから!

なので、ココはいっそ、

すべてぶっ潰して

新たにすべてを立て直す

というのはどうでしょう?」


「いい!凄く良い!

そうしましょう!

全部ぶっ壊しましょう!

お金の方はミスリルの権利を

ベルさんに全部・・・」

とベルさんにあげようとすると


「いえ!それは頂けません!

費用の方はこちらで

持たせて貰います。

大丈夫ですよ!タダシ様!

すべてこのベル・ポストに

お任せ下さい!」


「べ、ベルさ~ん・・・」


そんな感じで俺は店を出た!

でも、さすがに全額出して

貰うのは気が引けたので


ダンジョンと宿場の維持管理も込み込みで

費用の方をミスリルやら

宿場等の売り上げから何とか

やり繰りしてもらう事となった。


(まあ、小さい町の管理なんて

俺には無理だ!丸投げで悪いけど

ベルさんなら何とかやれるだろう・・・

それにしても、よかったのかなぁ

俺が7割も貰って・・・)

ゴネにゴネたが

「これが限界です。」

と断られたしまった。


「まッいいか!帰ってコレ直そう!」

と俺は例の錆びた銃を布に包み

来た道を戻って行った。




そして、お待ちかねの夜

満月亭 借家 寝室


わくわく

そわそわ


俺はベットの上で待ってるよう

言われたので

いつもはラムがやってくれる

スーツのハンガーかけを

自分でして、パン1となり

真剣な顔で正座して待っていたが


「これ!いや、これはイボイボが多いかな?

じゃあ、これ?これは太いし・・・」

と自作のエロい震えるポーションを手に

全然、心は変態丸出しだった。


そうこうしている内に


「お待たせ~」とラムたちが

部屋に入ってきたが


「・・・そ、それは

   ・・・メイド服?・・・」

(い、いや・・・違う!)


そう!それは、メイド服ではなく

メイド服のような下着

コスプレ下着だ!

網タイツはガードルで止まり

下はミニスカのようだが

白と黒のレースの飾り


上はブラに白黒レースだが

胸の部分は薄い布一枚の

ヘソ出しルックだ!



(エロッ!)と俺が思っていると


「あッ!これこれ!」

とラムが卵型を手に取り

二人に見せるが


「こ、これで・・・してくれるの?」

とテンが物凄いイボイボの付いたのを

ハーハー言いながら選んでいる!


するとモーが

「私は~え~と・・・コレで~!」

と顔を赤くしながら

俺に太っといのを渡してきた!


俺はそれを受け取ると

(よ、よし!言うぞ!)

といよいよ、覚悟を決め

「え~と・・・

じゃあ、パンツだけ脱いで縦で!」












エンロー辺境伯 大会議室


「・・・そういう訳で

我がポスト商会がこのミスリル

ダンジョンの一切をお世話させて頂く

運びとなりました。

皆様、宜しくお願い致します。」

とベルさんは中央に向かって

頭を下げた。


この部屋には

エンロー貿易都市の警備のすべてを

任される傭兵ギルド長の騎士団長に

商業ギルド長 錬金ギルド

冒険者ギルド長、治療院ギルド長

そして、この領地の支配者

エンロー伯爵が中央に座っていた。


「う~む!ベル殿!

凄い利益だが、良いのか?

我らも一枚噛んでも?」


「はい!この大事業は私どもだけでは

とてもとても!

ただ、私の兄のいるホッパーの皆様にも

ご協力をお願いしたいのですが・・・」

とベルさんは他のギルド長たちに

目をやった。


「この度は大変申し訳ない!

なぜかホッパーの治安が悪くなって

いたので、調べさせてた

ウチの支部が貧困街の無料診療を

勝手に有料にしているとか

この件はすぐに上に報告し

しかるべき対処を致したいと

思います。」

と教会のシスターのような

格好の年配女性が申し訳なさそうに

話している。


すると

「俺も、アイツの仕出かした事を

本部に報告する!

今までも、失態はあったが

今回は無理だ!冒険者を盾にして

逃げるなんざ、ギルド長のする事

じゃねー!」

とエンローのギルド長も怒り心頭だ!



「とにかく、ウチのギルドでは

あのトシコ様のお弟子様の上に

ここまで高ランクのポーション作れる

者をこのまま、銅のライセンスには

して置かれません!

早急に銀等級までは上がって貰わねば!


それに勿論ですが

聖属性ポーションの

大量依頼を出しましょう!」

と全身黒服のガリガリ眼鏡の

オタクっぽい人が

自身のアゴひげを撫でながら

提案した。



「では、後は例のゾンビの件だけですな?」

と商業ギルド長が

ベルさんの後ろに立って話始めると


「うむ!騎士団長!」


「はッ!では、私が専門家タダシ殿にお聞きした

内容でこのような緊急マニュアルを作成しました。」

と全員に紙が配られた!


「なんと、ゾンビは高い所に行かれると

追う知能がないのか?!柵も有効・・・

急ぎ、材木・魔鉄棒を買い集めましょう!」

と商業ギルド長がベルさんと頷くと


「なるほど、寒いと動きが鈍い!

こりゃあ、魔術師による

氷魔法が有効だな!」

と冒険者ギルド長が

楽しそうに読んでいく!


「では、私どもは市民の誘導と治療に

専念いたしましょう!」


そして、そんな彼らにまだ成り立てではあるが


「皆!こう何度も我が領内で

問題を起こされたら適わん!

これは、戦だ!

よって易(占い)を取らせた所

主戦場はダンジョンと出た!」

とここで伯爵の顔がニヤつき

「ふッ!

そろそろ、こちらから仕掛けてやろう!」


「「「「はッ!」」」」







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