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11地下室でも

11 地下室でも





ジュ―!パチパチパチ!


ギルド食堂でギルマスが昨日ラムが取ってきた

肉をベーコンのように薄くスライスして

目玉焼きを作ってくれている。



そんなギルマスの背中を見ながら



毛布に包まった俺は

「ふぁ~・・・」

と大きなアクビをカマしていた。


そんな俺を横からテーブルの上の手の上にアゴを置いた

ラムが


「ご主人様!今朝は朝早く庭で何してたの?」

と聞いてきた!


「あぁ・・・これだよ!」

と一本のナイフを

マジック

バックから出し、ラムに渡した。


「・・・・・・」

ラムはそれを手に取ると

マジマジ見ている。


コトトっ!

とギルマスが俺とラムの前に

まだ湯気が立っている

美味しそうなベーコンエッグの皿を置き


「ほ~・・・付与された良いナイフじゃないか?

アンタが作ったのかい?タダシ?」


「はい!そうです!庭に余ってた

魔鉄を使いました。」


「あの錆びた魔鉄でかい?ふーん・・・」



ガガっ!

とギルマスは椅子を引き座ると

ラムの持ってるナイフを見つめ


魔鉄のナイフ:付与 超振動

所有者;ラム(タダシの奴隷)

持ち主以外の物質、魔力を切断する


ギルマスはなぜか、少し笑った!


(何が面白いのかな?)

と思っていると


「それで、その付与はどうやったんだい?」


「これはナイフを作った後

スキルが付くポーションを作って

それをかけたんですよ!

ほら、ラムの剣がちょっと

刃こぼれしてたでしょ?

それのついでに」

と俺が言った途端


「えっ?じゃ、じゃあ、これアタイに?」

とラムはナイフを自分の方に引き寄せると同時に

自身の剣にも手を当てた。


ロングソード:付与 伸び縮み

所有者;ラム(タダシの奴隷)

持ち主のイメージ通りに

伸び縮みする


この世界、奴隷にマジックアイテムを

渡すなど変らしいが俺自身

異世界の人間!

まったく気にならない



「ああ!そっちのお前の腰に下げてるのも

直しといたぞ!」


ガバっ!

「ありがとう!」

とラムが抱き着いてきた!


「がふっ!」


(柔らかい!匂いも!あああああ!)


俺の頭の中は昨夜の

何してもいいタイム

ゴールデンタイムが頭の中を

駆け巡る!



だが、思いついたようにギルマスが


「そうだ!タダシ!付与で思い出した。

今日は剣やその他諸々を付与して、

明日の昼までにそれらをラムに納品に行かせな!」

と例の如く、一枚の紙をギルマスが渡してきた。



「・・・なんです?

この緊急クエストって?」



錬金ギルド緊急クエスト


大型ゾンビのオオカミ型の

魔物が町の近くに出没したため

冒険者ギルドに光属性の

付与武器を至急納品せよ


剣30本 槍20本 弓矢100本



「これを作ればいいんですか?」


「そうだよ!剣と弓矢なんかは古いのが確か

地下にあるから二人で探してきな!

付与はもうできるんだろ?」


「ま、まあ・・・一応できますけど・・・」


「終わったら、あたしがチェック

するから庭に並べときな!」


「は、はい!わかりました!」



カツ―ン!カツ―ン!


「ねー!ねー!ご主人様!」

「なんだ?」

長く暗いギルドの階段を下っていると

後ろからラムが話しかけてきた。


「ご主人様の作ってくれたナイフとさ、

直してくれたロングソードの付与あるじゃん!」


「ああ!それがどうした?」


「これってさ!付与はいつまで持つの?」


(んっ?)

ピタっ!

俺は足を止め、振り返った。


「いつまでってどういう意味だ?」


「いや、だからさ!普通、付与士に金払って

エンチャント(付与)して貰うだろ?

例えば片手剣 攻撃力10% 

効果一週間継続とかさ」


「お・・・おう・・・(そうなんだ・・・)」


「そうすると、一週間後には

その片手剣の付与効果は

切れるんだよ!

だから、このアタイの剣と貰ったナイフは

どの位持つのかな?と思ってさ!」


「え~と・・・」

(そういえば、いつまでなんだろ?

付与した剣にはそんなの表示なかったし・・・)

と困っていると


「あ~もしかして、ご主人様の付与って

特殊だからわかんなかった?」


「あぁ・・・すまん・・・」


「いや、いいよ!じゃあ、調べようよ!

普通は自分のスキル調べてから

それに合った仕事に就くんだけど

ご主人様は異世界から来たんだから

仕方ないよ!実際にやればわかるからさ!

物で試すのもいいし、

アタイで試しても良いし!」


「アタイって?それは不味いだろ?」


「大丈夫だよ!奴隷は物なんだし

それにご主人様なら

そんな危ない事させないだろ?」


「う・・・うん!ま、まあ・・・」


と俺は再び階段を降り始めた!




ギルド地下室 倉庫内


ガチャっ!ガチャっ!


ドスン!


「ふ~!これで全部だね!」


「ああ!暗いのにありがとうな!ラム!」


「いや、アタイは全然見えてるから!」


「そうだった!」


と俺は光るライトポーションをそこら変に置いて

ちゃんと数があるか数えていた。


「28・29・30・・・あるな!

しかし・・・汚いな!」


俺は剣を一本手に取ると

ライトポーションを近づけた。


こんな所に眠ってた剣が古いのは仕方ないにしても

所々、サビや傷、欠けた所が目立つ!

「う~ん・・・これを納品?う~ん・・・」


この世界がどうか知らないが

日本でコンビニ関係の仕事をしていた俺には

どうにも納得がいかなかった。


「別にいいんじゃない?

討伐対象はゾンビでしょ?

切れ味の良しあし より

光属性が付与されてるかどうか

が重要だからさ!」


「いや、ダメだ!

こういうのは細かい所が大事だ!」

と俺は鍛治ハンマーを取り出し


剣が綺麗になるイメージをして

カンっ!

と叩くと


綺麗に整った剣に変わった。

(若干、短くなった?欠けた部分の穴埋めか・・・)



「おおっ!凄いこんなに簡単に打ち直すんだ!」

と横で見ていたラムが猫の長いしっぽを

フリフリしながら、喜んでくれている。


(うっ!近くて良い匂いが・・・)

タダでさえ、暗く狭い空間に美女と2人っきり

だった俺は理性を保つのが難しい!


(こ、このお尻が・・・あ~・・・)

俺は一人、昨夜のラムのお尻を思い出し

悶々としていると


「そうだ!次いでに、これで試してみたら?」


「えっ?お、お尻で・・・」


「お尻?いや、この剣を付与するんだろ?」


「あっ!付与な!はははっ!悪い!はははっ!

(あっぶね~!)」

と俺は全力でとぼけつつ、

テーブルに置いてある光るポーションを

手に取った。


バシャバシャ!


打ち直した剣がポーションを浴びて


ボア~!と光だし


鉄の剣:付与 光属性・攻撃10%↑

所有者;なし

光属性を有する

効果:一週間


と鑑定の表記が変わった!


「出来たぞ!次いでに攻撃も10%上げた!」


「へ~!2重に付与できるんだ!

そんなの宮廷魔導士位だと思ってたよ!


じゃあ、次は人で試してみようよ!」


とラムが言うので


「そ、そうか・・・」

とラムが剣やら槍やらと

出してくれている間

作ったポーションを恐る恐る渡した。


スキルポーション:二刀流・縮地(永続)

隠し効果:少し媚薬効果がある(一時的)


「こ、これで永続的に付与できるかどうか

わかるから・・・こ、これは安全な奴だぞ!」

とかなり怪しい事を言いながら、渡したのに


「わかった!」とラムは何もタメらうもなく

フタを開けていく。


(ど、どういう訳かあの隠し効果が

付いちゃうんだよな・・・)

と俺は内心バクバクなのだが

当のラムはグビグビと飲んでいく!


ラム(35)メス レベル54

虎獣人奴隷:所有者 タダシ・セキネ

冒険者B

興奮中(一時的)


HP650/650

MP400/400


スキル

火魔法 雷魔法 剣技 俊足 追跡

二刀流 縮地


レアスキル

魔双剣士



「おっ!ちゃんとスキルが増えてるぞ!・・・んっ?」

とラムに言うがどうも下を

向いたまま様子がおかしい・・・


「お、おい!ラム!」


「へへっ!ダメだ!我慢してたんだけどな・・・」

とラムは急に腕を後ろに回し、ビキニ鎧の上のヒモを



シュルン!カシャン!


「ゴ、ゴクンっ!」


暗く狭い倉庫の中で淡い光に照らされた

ラムの綺麗な胸が現れた!


そして

ニヤっ!


ラムが八重歯をむき出しにして

獲物を見つけたかのように

俺を見ている。


「あ、あの・・・ラム・・・ラムさん・・・

ちょ、ちょ、ちょっと待って!ちょっと待って

ああああああああああああああああああああ」





次回 治療ギルドと冒険者ギルド

ざまぁ編の1が始まります。



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