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12 Gates City  作者: 澤群キョウ
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261/262

   _54話までの人物ファイル

〇フェリクス・ラクト /19

 探索をして暮らしている青年。当初の目的は強さや資金などを得る為で、妹を救いたいと願っていた。

 その願いは果たされぬまま終わり、今は仲間と探索に挑む日々。

 着実に成長をして、初心者から実力を備えた中級者にレベルアップしている。

 

〇ニーロ /17?

 かつて迷宮都市で探索をしていた魔術師ラーデンに育てられた青年。

 赤ん坊の頃に拾われ、以来魔術を教え込まれて育ち、十才から迷宮都市で暮らしている。

 感情に乏しく冷徹な若者と思われがちだが、カッカーやキーレイなど、世話になった人物に対しての恩義は忘れないタイプでもある。

 

〇マリート(イブソル) /29

 慧眼の剣士の名で知られる剣士。コミュ障。

 料理や革細工造りなどが得意で、材料の革が尽きた時にはニーロと共に調達しに行くことが判明した。

 

〇ウィルフレド・メティス /38

 一年程前に迷宮都市に流れ着いた凄腕戦士。見た目、体格、剣の腕、どれも抜きん出ており、もう街では知らぬ者がいないほど有名な存在になっている。しかも態度まで超紳士的。

 過去はないと口にしているが、「ブルノー・ルディス」疑惑は深まるばかり。

 本名は「リーガー・エルセン」かもしれず、すべての真相はまだ闇の中。


〇キーレイ・リシュラ /28

 世にも珍しい迷宮都市生まれの樹木の神官。現神官長であり、最も名の知れた探索者でもある。

 永らく携わっていたホーカ・ヒーカムに関する調査はようやく終了したが、おそろしい昔話を聞かされたり、屋敷の今後の使い道を決めたり、ロウランに変に揺さぶりをかけられたりと、毎日まだまだ忙しい様子。


〇デルフィ・カージン /23

 痩せた長身が特徴の神官であり探索者であり、薬草業者としても働く男。

 長い間鍛冶の神に仕えていたが、自身を支えてくれたゲルカの影響で雲の神に仕えることに。

 ジマシュ・カレートの唯一の友人であり、なんらかのアクションをしなければと悩んでいるものの、どうやってアプローチしたらいいか悩んでいる。 


〇ジマシュ・カレート /24

 デルフィの幼馴染、元は相棒であった探索者。スカウトの心得も少しあるというが、そこまでの実力はない。

 他人の不幸をこよなく愛するソシオパスであり、隙のある若者は取り込み、手下にした者が死んでもまるで気にしない。

 迷宮都市の特性を理解し、他人を操って様々な悪事を働いてきた。

 ヘイリーの前にも堂々と現れ、チェニーの名を出し反応を窺っている。


〇カミレイル・ダル・エッセ(カミル) /16

 探索者になろうと考え隣国スアリアからやってきた若者。

 幼い頃から理屈っぽく、納得いかなければ可愛い女の子であっても容赦なく塩対応をかませる剛の者。

 スカウトとして成長中の中級者であり、フェリクスたちと五人組をがっちり組んで迷宮に挑んでいる。

 

〇コルフ・ヒックマン /17

 探索者になろうと考え、迷宮都市で魔術を会得した若者。

 冷静で合理的な考え方をするものの、カミルと比べると少し楽天的なところがある。

 カミルと共に女性探索者の仲間が欲しいと考えていたが、シェリアの登場でほんのり焦りを感じているようだ。

 

〇アダルツォ・ルーレイ /21

 雲の神に仕える神官。小柄で童顔、アデルミラの実兄。

 探索に興味を抱いて迷宮都市へ来るも、探索失敗、借金を負わされ、娼館で働かされていた過去がある。

 家族も家も失ったが、良い出会いを得て現在は探索に挑む日々。

 甥か姪の誕生まで絶対に死なないとこっそり決意している。

 

〇ヌエル /21

 スカウトとしてそれなりの力がある探索者。

 ジマシュに仕え、デルフィ奪還を成功させたが、現在は迷宮調査団にて拘留中。

 ヘイリーの地道な捜査と推理によって、抱えていた忠誠心が崩れかけている。


〇サークリュード・ルシオ(クリュ) /20

 白金の髪にアイスブルーの瞳、大勢から「女神のよう」と思われる美貌の主。

 家族と共に暮らせなくなり、迷宮都市に流れ着いた。

 女性と勘違いされたり、よく似た流水の神官に向けられたヘイトをぶつけられたり散々な目にあっているが、様々な経験や出会いを経て、心身共に成長中。

 レテウスとの仲を慮ってか、今はレイラインに力を貸している。

 

〇ロウラン /?

 はるか西の国からやって来た魔術師。元の体の主は神官だったが、乗っ取って自由を謳歌中。

 魔術師としての実力は凄まじく、迷宮内への移動を可能にし、街のど真ん中に隠された秘密も嗅ぎ取った。

 美味いものと優秀な人材をこよなく愛し、愚か者には信じられないくらい容赦なく振舞う。

 見た目は大変に麗しい女性だが、中身は男性であり、品のない冗談も結構言う。


〇フォールード・ナズ /16

 悪ガキ更生請け負いの神殿で流水の神官チュールに出会い、改心し、探索者になるべく迷宮都市にやって来た若者。

 大柄で態度も荒っぽいが、気の良い男であり、神官には滅法弱い。

 チュールとよく似たクリュの前では行動がバグるが、最近ほんのちょっとだけ慣れてきたとかいないとか。


〇ポンパ・オーエン /34

 半分長髪半分禿げ頭で有名だった魔術師。追われて調査団に匿われ、今はスキンヘッド。

 罠の研究にも力を入れており、優秀な人物ではあるが、性格には難があり、仲良くできる者は少ない。

 調査団に居座っているのは、ヘイリーとガランがよく相手をしてくれるから。

 恨みがましいタイプで、レイラインへ助言を送った際、ノーアンの「ノ」の字も出さなかった。

 

〇ノーアン・パルト /23

 もとはポンパの協力者であったスカウト。やる気がなさすぎて実家から追い出され、迷宮都市に流れ着き、なにがあったのか探索上級者まで成長している。

 怒りの感情を嫌い、できる限り機嫌良く過ごそうと心掛けている為、明るくて人当たりが良いと思われがちだが、ノーアン基準で嫌なことがあった場合、かなりの塩対応をすることがある。


〇ケルディ・ボルティム /20

 最近迷宮都市にやって来たばかりの樹木の神官。

 カッカー・パンラと血の繋がりはないが縁戚であり、強い憧れを抱いていた。

 キーレイにかわり、最年少で神官長になってやると意気込んでいたが、他人の話を聞き入れないなど良くないところをたくさんの人に指摘され猛省。

 「緑」の迷宮でエルンの危機に気付き、駆けつけて助けた。仲間になってほしいと頼まれているが、まだ早いと断り、神殿の仕事に邁進中。

 クリュを動く女神像扱いし、見かけるだけで幸せな気分になるという習性がある。


〇エルン・アイガート /15

 迷宮都市にやって来たばかりの探索初心者。

 自警団を率いる父に憧れ、父譲りの大柄な体格を活かして戦士を目指して頑張る熱血少女。

 ごく普通の女の子と自分は違うと考えているが、世間からは女の子として扱われてしまい、ギャップに悩んでいたりもする。

 「緑」で迎えた大ピンチの中、シェリアとラディエルをなんとか救おうと孤軍奮闘し、二人の信頼を得た。

 からっとした明るい性格だが、デリカシーはない。


〇ミクリシェリア・ツカル・ネレス(シェリア) /16

 一年ほど前に迷宮都市にやって来た少女。探索者志望で、これから初心者になるところ。

 小柄で瞳の大きな愛らしい容姿をしているが、笑い声が下品で、偉そうな発言が目立つ。

 一方で意思が強く、探索に必要な物はなにか考え、ピンチの時にはナイフ片手に進む胆力の持ち主でもある。

 カミルとは幼馴染だが、仲は全然良くない。実はお互い気になってて、みたいな展開も今後一切ない。


〇ラディエル・ロットン /16

 エルン、シェリアと偶然出会った探索初心者。

 故郷から友人二人と共にやって来て迷宮に挑んでいたが、「緑」での失敗から大喧嘩になり、解散することに。

 性格は気真面目だが表情に乏しく、間違えは簡単に認めるタイプ。

 ナッコとターレンとは別れたが、生きててよかったなあ、とは思っている。


〇レイライン・エルフォント / 19

 王都からやって来た没落貴族の次男坊。

 ロイズから依頼を受けて、ブルノー・ルディスの「真意を確かめる」為に迷宮都市へ。

 レテウス、オルフリオ、ロイズとは幼い頃からの友人で、みんな貴族の「跡継ぎじゃない男子」仲間だったりする。

 傾き続けるエルフォント家への絶望と、一発逆転のチャンスの狭間で揺れており、登場時のメンタルはかなり不安定だった。

 剣の腕はかなりのもので、頭の回転も速いが、厭味ったらしく短気で、サディスティックな面も持ち合わせている。

 クリュを無理矢理付き合わせた上当たり散らしたが、思いがけず希望を示され、前向きになろうと決めた。



 

 ☆


◇アデルミラ・ルーレイ /18

 迷宮都市へ行ったきりになってしまった兄のアダルツォを探しにやってきた雲の神官。

 様々な出会いを経て、一度は離れたラディケンヴィルスに戻ってきて、今はカッカーの屋敷で管理の仕事を手伝っている。

 小柄で童顔、子供扱いされがちだが、芯が強く優しい心の持ち主。 

 

◇ティーオ・ミオ /16

 フェリクスとルームメイトであった元探索者。

 迷宮歩きは自分に向いていないと見切りをつけて、商人に転職。ティーオの良品という名の店を経営中。

 店の手伝いをしてくれているティッティとは最近非常に良い感じで、夢と期待を膨らませている。


◇ギアノ・グリアド /20

 南の港町出身、探索者になる為に迷宮都市へやって来た若者。

 いろんな出来事があった結果、現在はカッカーの屋敷の管理人として働いている。

 あらゆる家事、育児の達人であり、究極のモブ顔の主であり、人当たりが良く顔が広い。

 ヘイリーの捜査にも大きな貢献をしており、最後の秘密まですべて伝えた。


◇カッカー・パンラ /45

 前樹木の神官長であり、探索歴二十年を超える高名な探索者。

 明るくポジティブで神官らしいおおらかな人柄だが、お節介を焼き過ぎるところがある。

 探索を引退した後に仲間であったヴァージと結婚し、二人の娘を育てる為に移住を決意した。

 探索者を目指す若者たちの為に、訓練所を建設中。


◇ヴァージ /27

 元探索者で、凄腕のスカウトであったグラマラスな美女。

 カッカーとの間に二人の娘に恵まれ、今は更にフェリクスの甥メーレスを預かり育児に奮闘中。

 ニーロのスカウト技術の師匠でもある。

 

◇シュヴァル /11

 「紫」の迷宮で命を落とし、偶然デルフィたちに救われた少年。

 ニーロたちを追いかけ迷宮の中で身動きが取れなくなり、しばらくの間ホーカ・ヒーカムの屋敷で軟禁状態で暮らし、レテウスに引き取られた。

 父が山賊、母はキアルモ領主の娘であることが判明している。

 叔父に招かれキアルモに行っていたが、なかなか帰って来られなかったのは祖父が亡くなった為。

 ちなみにケルディが訴えていた「クリュを叩いた」は本当にあったこと。二人にとっては軽いじゃれ合いで、暴力認定されなかっただけ。


◇レテウス・バロット /18

 王宮に仕えていた謎の戦士ブルノーを探しにやって来た貴族の青年。

 剣の腕はかなりのものだが、頑固で世間知らず、あと顔が完全に怒ってるようにしか見えず、迫力がある。

 交渉や説明など、人と話すのはあまり得意ではないが、カッカーの屋敷の若人たちと交わり、少しずつコツを掴んでいる。

 ゴリゴリの武人の家系の生まれで、一族揃ってものすごく強い。


◇ヘイリー・ダング /21

 迷宮調査団に派遣されていた妹の死を受け、真相を求めてラディケンヴィルスへやって来た元騎士の青年。

 妹にまつわる噂の蔓延と自死により、家族は離散している。

 チェニーについて探るうちに街で暗躍する男の存在に気付き、なんとか解決しようと日々活動中。

 暴れん坊のホロガン・ウベーザを捜索しているが、全然見つからなくて少し困っている。


◇ガラン /24

 調査団で下働きをしている青年。ヘイリーがやって来て以来、調査に手を貸すようになった。

 記憶力が良く情報をまとめるのが得意で、信心深く、少し怖がりな面もある。

 孤独なヘイリーを力強く支え、捜査の為に一緒になって町中を駆け回っている。


◇メハル /15

 薬草業者ミッシュ商会で働く少年。

 故郷から逃げ出し、どうしたらよいかわからずに蹲っているところをデルフィに救われ、行動を共にしていた。

 最近チーム編成に変化があり、一人前の戦力として扱われるようになった。

 後輩二人に慕われ、ルンゲたちと共に指導し、仕事に励んでいる。


◇ルンゲ・エーリング /19

 ミッシュ商会「緑」採集班のリーダー。

 口調は荒々しいが慎重、堅実な仕事ぶりが評価されており、弟のミンゲと共に採集に励んでいる。

 いい弟を持ったなあ、と思うことが最近あった。お菓子が大好き。

 

◇ミンゲ・エーリング /18

 ミッシュ商会「緑」採集班の一員で、ルンゲの実弟。

 視覚、聴覚、嗅覚が非常に優れており、ヒーカム邸への追加調査に招集されている。

 見事に見抜いた隠し扉の向こうで大金を発見し、誘惑にも見事に打ち勝ってみせた。

 甘い菓子もいいが、酸っぱいもの、辛いものの方が好み。


◇グラジラム・ポラー / 38

 街の真ん中の魔術師街で私塾を経営している魔術師。

 元は探索をしており、穏やかで欲の少ない人物として知られていたが、思いがけないヘビーな過去があったようだ。

 二十年も前に起きた魔術師街での忌まわしい出来事を報せたお陰でキーレイと縁が出来、ヒーカム邸の追加調査への協力を頼まれている。

 マティルデに起きた出来事を知り、ミンゲの正直さを目の当たりにした影響があって、弟子入りを頼んできたシェリアにものすごく誠実に対応した。


〇ロカ /16

 樹木の神殿に仕える神官。探索にも挑んでおり、カッカーの屋敷で暮らす初心者に付き合っている。

 率直な物言いをするのが特徴で、たまーにララと喧嘩になることもあるんだとか。

 ちなみに54話でクリュに付き合っていたのはロカで、初めての「藍」に挑んでいる。


〇シュクル /16

 樹木の神殿に仕える神官で、ロカとは同い年だがちょっぴり後輩。

 同年代の同僚に触発され、迷宮にも足を踏み入れている。

 

◇ララ /15

 樹木の神殿に仕える神官で、おかっぱ頭が可愛い女の子。アデルミラと仲が良い。

 神官にしては少々浮ついたところがあるが、仕事はしっかりとこなしている。

 迷宮には付き合ってくれない。怖いから。


◇ネイデン 

 樹木の神殿に仕えるベテランの神官。

 カッカーと同世代、同じ時期に迷宮都市を訪れている。迷宮には入ったことがない。怖いから。

 非常に穏やかで優しい人柄だが、神官らしい厳格な面も持ち合わせている。

 自分を省みたケルディに寄り添い、以来相談役として話を聞いているが、声の大きさだけはなんとかしてほしいと願っている。

 

◇ゲルカ・クラステン /50

 雲の神殿に仕えて三十年のベテランであり、神官長を務めている。横に広い体型がチャームポイント。

 ウベーザ劇場の従業員から何度も殴られているが、雲の神官は殴り込みに来る男性が多く、この手のトラブルには慣れていたりする。

 なんとなくのんびりした印象を持たれがちな雲の神殿だが、実際は武闘派が多く、ゲルカもかなりのタフガイ。

 ユーモアに満ちたおおらかな人柄。キーレイから信頼されており、内緒のお願いも頼まれる仲。


◇ラジュ /23

 歌と踊りの殿堂、ウベーザ劇場の唯一の生き残りの歌姫。

 支配人に迷宮に付き合わされたが、なんとか地上へ戻り、雲の神殿で療養中。

 ゲルカを思い切りひっぱたいたことを深く反省しており、今では神官たちに恩義を感じている。

 

◆ラーデン 

 カッカーの探索仲間だった魔術師。偏屈、大魔術師の通り名を持つ、ニーロの育ての親であり魔術の師匠。

 ホーカ・ヒーカムとの最初の接点について判明したが、記憶を消される薬を使われており、その後の揉め事にどう影響したかはわからず終い。


◆ピエルナ

 カッカーやニーロの仲間であった女戦士で、三年ほど前から行方不明になっている。

 おそらくはジマシュに魅了され、誰も知らないところで悲劇に見舞われたと考えられている。


●ベリオ・アッジ

 ニーロの元探索仲間であり、デルフィが相棒として組んでいた戦士。

 「橙」の二十一層で罠にかけられ命を落とした。


◆チェニー・ダング

 元は王都で兵士として働き、迷宮調査団へ派遣されたヘイリーの実妹。

 騎士になる夢が破れ、ようやく出会えた美しい愛には裏切られ、失意と後悔の果てに自ら死を選んでいる。 



◆エラン・デラン

 ホーカ・ヒーカムの屋敷に仕えていたヴィ・ジョンの正体。

 元々は迷宮都市で魔術を学ぼうとしていたが、不幸な巡りあわせで友人を失い、一度は王都に戻っている。

 その後グラジラムに会おうと考え、再びラディケンヴィルスを訪れたが、なにが起こったのかホーカの忠実な僕にされていた。

 ホーカ・ヒーカムの術は完璧ではなく、ヴィ・ジョンの人格にはしばしばブレが生じている。

 シュヴァルを預かったり、ウィルフレドを優遇したり、クリュを逃がしたのも支配が完全ではなかった為。

 長い間操られていた影響か錯乱に近い状態になり、体を弱らせ、思い出した記憶に耐えられずに絶命している。

 

◆ガリンダム・ポラー

 魔術師グラジラムの実兄。魔術を身に着けようと迷宮都市を訪れ、悲劇に巻き込まれて命を落としている。

 ちなみにレガル・アラードがガリンダムを選んだのは、魔術として最も大成できそうだと判断したから。


◆レガル・アラード

 肉体派だと一部から思われていた野心に燃えた魔術師。

 迷宮内で見つかる薬草と魔術を合わせ、危険な薬を作りだし自ら試していたマッドマジシャン。

 長年の研究が実った末の秘薬で、既に八十歳近い年齢であったとかなんとか。

 グラジラムの思い切った攻撃に遭って滅ぼされ、秘密の地下室の壁の向こうに隠されていた。


◆ホーカ・ヒーカム

 街のど真ん中に豪邸を建てて暮らしていた、湧水の壺の造り手として有名な女魔術師。

 かつては探索で名を挙げていたらしいが、ロウランの評価はかなり低い。

 残されていた洋服などの様子から不摂生を疑われていたが、屋敷から出ず、人とも会わない暮らしを長く続けており、みんなの想像通りの姿をしていた。

 自らの死期を悟り、望み通りの肉体は諦め、最後の力を振り絞ってマティルデの体を乗っ取っている。

 台座の下、紫の布に隠されていたのは間違いなくホーカの死体で、エラン・デランが清掃の仕組みによって消えた際に巻き込まれる形で消失した。



◇リティ・モーゼン

 グラッディアの盃の主で、元探索者。

 エルンとシェリアを応援する為、厳しいことも言うし、優しく見守ったりもする頼れる姉さん。


〇ナッコ

 ラディエルと共にやって来た探索初心者。お調子者かつ卑怯者で、いいところは今のところなし。


〇ターレン

 ラディエルと共にやって来た探索初心者。うっかり落とし穴にはまったものの、戻って来られて良かったね。


〇ガスパン

 カッカーの屋敷で暮らしている探索初心者。まだたいした腕はないが、目ざといし、ずけずけと物を言う。


◇オルヴェ・スローグ

 ジマシュの手下の一人で、ならず者たちのまとめ役オイデの実弟。

 ヘイリーに捕らえられ、調査団で拘留中。なかなか口を割らないしぶとい男。


◇サージ

 北東の宿屋街にある「レッティンの微笑み亭」の新たな客引き。

 客引きには絶望的に向いていないが、本人はまだ気付いていない。


◇イデルド・ショーゲン

 迷宮調査団の団長。元は騎士で、王都で仕えていた。

 やる気のなさの塊になっていたが、ヘイリーの活躍に刺激され、神官たちからせっつかれ、ちょっとずつ意識改革中。


◇ロイズ・エリグ /19

 王都でマリエス様にお仕えしている、前途有望な騎士の青年。

 レテウス、レイラインとは幼馴染。仲間内でも一目置かれる存在だった模様。


◇ゾース

 街の南で秘密の酒場を経営している大男。

 マージやヌエルの良き兄貴分だった。


◆ホロガン・ウベーザ

 ウベーザ劇場経営本部から派遣されてやって来た暴れん坊。

 幼い頃から粗暴で知られ、ウベーザ一族の汚点と陰で言われていたほど。

 迷宮都市店の再建の為に名乗り出たが、やりたい放題した挙句、魔術師の怒りに触れて迷宮へ飛ばされ、命を落とした。


◆ノッグ

 バジムと共にウベーザ劇場の経営に携わっていた男。オシャレと舞台が大好き。

 店の女の子に手を出したりせず、真面目に働いていたし、劇場をなんとかしようと頑張っていたのに、ホロガンに下された罰に巻き込まれてしまった。


◆ダルツ

 バジムと共にウベーザ劇場の経営に携わっていた男。オシャレしてたのはノッグの影響。

 店の女の子に触るのが大好きなセクハラ系。ホロガンを止められず、悲劇に巻き込まれ、迷宮の中に消えていった。


◇ユーゼン

 グラジラムの友人で、探索の仲間だった時期もある。

 大人の余裕を漂わせたちょい悪のイケオジ風に見えたかもしれないが、実際はちょっとくたびれた中級止まりの元探索おじさん。

 現在は革の売買をして生計を立てている、三十代の独身。


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