表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【脱力怪談】恐怖の澱 ~恐怖が腐って混沌(カオス)になった…~  作者: 夏の月 すいか


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
7/39

遺されたもの

 怪談でさ、よくあるでしょ、ほら、お供えしたお酒の量がいつの間にか減ってたとか、亡くなった人の大好物がいつの間にか無くなってたっていう話。

 あれってさ、なんで?って思うよね。飲み物なら100歩譲ってなんとなくイメージ出来る気がしても、食べ物だったらほんと意味分かんないよね。幽霊がボリボリ食べるのかって話よ。

 作り話だろ絶対、って普通思うよね。分かるよ、でもね。

 俺さ、あるの。体験したこと。

 

 友人の命日に一人で墓参りに行ってね。その帰りにコンビニでビールとつまみを買ったんだよ。

 自分と友人(そいつ)の分をグラスに()いで、二人で向かい合って呑んでるみたいに真ん中につまみを置いてね。つまみったって、さきいかとか柿ピーとかの乾き物だよ。

 それで呑み始めたらさ、結構序盤でいつの間にか寝ちゃったみたい。

 ああ寝ちゃってたかって、目が覚めて。ビールを一口飲んでね。友人(そいつ)のグラスを見たらビールはそのままでさ。

 やっぱり怪談みたいなことは無いのかと思って、ちょっと寂しい気持ちになったんだよ。幽霊でもちょっと会いたいって思うじゃない。(のこ)された側としては。

 少し感傷的になっちゃってね、飲み直しだってことでつまみに手を伸ばしたの。

 

 そしたらさ、…無いんだよ。

 

 柿ピーの、柿の種だけが。


 皿にはピーナッツだけ残ってたの。

 マジでムカつくよね。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ