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【脱力怪談】恐怖の澱   作者: 夏の月 すいか


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わたしのSchwein(シュヴァイン)

 犬(ペット)のシュヴァインが息を引き取り、飼い主の女性はひどく悲しんだ。


 しかし数日が経ったある日、彼女は家の中にシュヴァインの気配を感じるようになった。


 犬(ペット)用の玩具で遊んだ形跡がある。

 彼女の仕事道具が動いている。

 さっきまでそこに居たかのようなぬくもりをベッドから感じる。



 彼女はシュヴァインの霊が部屋に居ることを確信した。

 「シュヴァイン……今もそばにいてくれてるんだ」



 しかし、気配は感じてもシュヴァインの姿を視(み)ることも触れる事もできなかった。。

 「わたしに霊感があったらなあ………」

 SM嬢(じょう)の彼女は溜(た)め息(いき)混じりにそう呟(つぶや)いた。



 死して尚(なお)彼女の元を訪れるシュヴァインは彼女(ご主人様)がきっちり調教した奴隷(ペット)の白豚(イヌ)だった。




 たぶん四十九日過ぎたら成仏すると思う。

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