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【脱力怪談】恐怖の澱 ~恐怖が腐って混沌(カオス)になった…~  作者: 夏の月 すいか


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因果

 動物霊を信じますか?

 わたしは見ました。

 いざ見ちゃうとやっぱり怖いですよ、幽霊って。

 


 豚舎(とんしゃ)に並ぶブタの一匹が執拗(しつよう)にわたしを(にら)んできました。

 それはブタの幽霊でした。

 養豚場のブタの中に一匹、ブタの霊が混じっていたのです。

 そいつはわたしを(うら)みのこもった憎しみの目で見ていました。

 大勢のブタの中で何故(なぜ)そいつが幽霊だと分かったのか。

 そいつだけ異様な雰囲気だったとかもありますが、やっぱりアレですね。決定的だったのは。


 足が透けていました。

 


 前日に豚足を食べたのがよくなかったのかなー。

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