↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【脱力怪談】恐怖の澱   作者: 夏の月 すいか


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
37/40

死の姿:気の毒:バックミラーの怪

 久しぶりに会った友人は車を買い替えていた。

 「渋いね。カッコいい」

 「古い車だから探すの苦労したんだ」

 バックミラーには、黒いビニールテープが貼ってあった。

 「なにこれ。後ろ見えなくて危ないでしょ」

 「ドアミラーで見るから平気」

 「ミラー、割れたの?」

 「いや…」:

 「なんだよ。気になるじゃん」

 「とっていいよ。テープ」

 友人はテープを剥がして自分で試してみろと言う。

 

 「……幽霊が映るんだよ。このミラー」

 自分は幽霊を見たくないからと、バックミラーの角度を助手席の私の方に向けた。

 

 幽霊が現れるときの姿というのは、その人が亡くなったときの姿なのだろう。

 だとしたら、なんと哀しい姿なのだろうか。

 

 ミラーには後部座席が映っていた。

 そこに居たのは、ズボンを下ろして座薬を肛門に入れようとしているおじさんの霊だった。

 おそらくその体勢のまま心臓発作で亡くなったのだろう。


 「ね、見たくないでしょ」

 「うん」

 「笑っちゃうでしょ」

 「泣きそうだよ…」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。