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【脱力怪談】恐怖の澱 ~恐怖が腐って混沌(カオス)になった…~  作者: 夏の月 すいか


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佇む

 ベランダに干された洗濯物が風にはためいている。 

 青い空と白い雲。

 カラッとした爽やかな風が洗濯物を揺らす。

 気持ちの良い日だ。

 気分も晴れやかだ………のはずだった。


 一つ問題がある。

 

 風に(ひるがえ)る洗濯物の隙間から、ときどき人のようなものが見える。


 人のようなもの……というのは、そいつはもうこの世の者ではないから。


 しかし…問題はそこではない。


 問題は……



 そいつが何故(なぜ)かインドカレーとナンを持って立っていることだ。



 ぜったい洗濯物に匂いがついてる(T◇T)


 あーーーー、なんだよこいつマジでよー。

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