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【脱力怪談】恐怖の澱 ~恐怖が腐って混沌(カオス)になった…~  作者: 夏の月 すいか


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ラップ・フェノメノン(Rap Phenomenon)

 バキバキ。パキンパキン。

 バン。ドンドン。ペキペキ…ベキベキ。

 ゴトンゴトン。バチバチバチバチ。

 ゴトッ。バシーン。トントン。

 

 ラップ音というやつだ。

 僕だって子供じゃないから分かる。家鳴りとは明らかに違う。

 家鳴りならこんなに長時間、耳を(ふさ)ぐほどの音は鳴らない。

 

 ラップ音には人格…というか意識があるのではないとすら思う。

 何らかの存在が目的を持って明確な意図で音を出している…。



 さて、ここで問題です。

 僕がうんこをしたときにラップ音が一番大きな音を立てるのですが、それは何故でしょうか?


 ①「音姫」のような消音機能の代わりをしてくれている

 ②便秘がちの僕へ応援のコール。出たときには拍手代わりの祝福

 ③うんこが臭過ぎて壁を叩いて(もだ)えている。何なら殺意を抱いている

 ④そんなことより僕のいびきの方がラップ音より迷惑だ



 正解だと思う番号に大きなラップ音を――。

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