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第1話「出会い」

パップーカレストラン。

そこは冒頭にも言った通り2拠点あった。

1つは昔に営業していた今見れば廃墟となってる場所。

もう1つは現在営業している明るい場所。

普通なら営業しているお店に行くのが妥当であろう。

だが、廃墟となってる場所はその人から見れば営業してる所だった。



白組であるひなたは友達であるみつと営業してるレストランへと到着した。

そのレストランの周囲は何もない民家だけが存在する。

こんな孤島で娯楽がレストランだけとはそれはもう子供たちにとって不満だらけであった。


「相変わらず憩いの場所がこのレストランだけとは……」


「分かる、もう島全体見渡してるからここも飽きたよね」


「早くこの島から出たいわ」


「それそれ」


レストランの前でひなたとみつが会話していた。

外から伺ってもそのレストランはお客さんが数人だけ。

賑わってるとはいえないが営業してるというのは分かる。


「入ろうか、チョコレートパフェ食べたいし」


ひなたは横にいるみつにそう言うと遠くのほうで気になる物を見かけた。

それは誰かがそこに入った瞬間というような残像であった。


「ねぇ、あそこ何か通らなかった?」


そう指さし隣のみつに聞いた。


「え、気のせいじゃない?それよりさ…」


ひなたは気のせいだと思いたくなかった。

この近くに監視カメラがあるならそれを確認して見たいという気持ちが強い。

それほど確信があった。


「ごめん、ちょっと見てくる」


横で喋っていたみつを置いてひなたは気になる場所へと向かう。

目撃した場所に着くとそこには昼間でも暗い脇道が続いていた。


「何ここ、すごいひんやりしてる」


脇道に入ると空気の冷たさが感じられた。

そして、何より暗い。

警戒しながら少しずつ歩いていく。


「もうこれ以上行かないほうがいいかな、何か危ない気がしてきた」


危機を感じたその時曲がり角から物音が聞こえた。

それは食器が割れたような音であった。

もうこれ以上行くのはやめようと思ったがひなたは音がした場所の前に到着した。


「レストラン?」


そこは昔営業していたパップーカレストランであった。

現在では廃墟となっておりドアの隙間からネズミが出入りした。


「やばっ、ここから離れたほうがよさそう」


物音の正体は分からなかったが、レストランの廃墟があったというのは理解出来た。

もう十分探索したし離れようと思ったその時レストランの入り口が開いた。


「え?」


お互い見つめ合った。

灰色の瞳に灰色のツインテール、少し幼くだけど少しクールな雰囲気でこちらを見つめている。

ひなたはというとミディアムな感じで少し陽キャな印象をしている、友達は多いほうだ。


「あ、あの」


そうひなたは言うと固まってこちらを見つめていた少女は血相を変えて飛び出してしまった。

何か悪いことをしたかそうグルグル考える。

だが、思い当たる節は見つからなかった。

ただ1つ分かったことは生臭い血の臭いがしていたということだった。


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