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第2話「気づく存在」

紅組。

そこは吸血鬼がいるだけのクラス。

もちろん隣のクラスに人間がいるとも知らない。




翌朝紅組には炎華がクラスでため息を付いていた。

その原因は昨日の出来事が問題となっていた。

初めて血の香りを発していなかった人物。

普通同じ吸血鬼なら生臭い血の臭いがしてるはず。

だが、昨日レストランで会った人物はそれすらもなくごく普通に目の前に立っていた。

しかもその人物は今までこの島で生活してきて一度も見たことがない。

そんなことあるだろうか。

この狭い島だ、普通どこかで見かけるはず。

先生からはそんな人物の話も聞いたことがない。

どこにその人物は住んでいるのか。

紅組と白組を繋ぐ廊下には行き来出来ないように壁が作られてあった。

お札らしき物も貼ってありそこは何もないと伝えられてきた。

もちろん教室の防音もしっかりしている。

謎ばかりだと募っているとさやは不穏な雰囲気を発している炎華に話しかけた。


「なんか顔色悪いよ?大丈夫?」


「いや、なんかさ昨日変なの見ちゃって」


「変なのって?」


「生臭くない人?」


「ぷっ、そんなのいるわけないじゃん、みんなこの点滴ボトル毎日飲んでるんだよ。臭くない人なんていないって」


「だよね」


2人は馬鹿らしく笑った。

平和な時間が流れる毎日。

そんな平和が崩れ去るなんて紅組白組予想もしていなかった。


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