おまけ 承転編 私があなたにできること
「国民の皆さんに公表しないんですか」
私は大臣の許可を得て、翌朝からネコドラゴンさんの話相手として錬金術師の工房に来ていたのでした。
せっかく生き返ったのだから外出しよう。むしろ桜を求めて外出しなければならない。そんなわけでネコドラゴンさんに話しかけていたら、居合わせた大臣が外に出てはいけないと言ったのです。
「ネコドラは桜を食べる。国民は桜が犠牲になることを良しとしない。そんな状況で桜を食べる生物が現れたと知られたら」
「彼女は国の英雄ですよ」
「ネコドラが生き返ったと知られれば、説明は不可欠だ。真実を知られたらモンスターとして扱われかねない」
責任を問われるくらいなら、隠しておけというのでしょうか。
「だったら桜に代わるモノを提供してください」
「うむ。錬金術師の白ウサギ(P.N)に代替品を研究させておる」
二日前、ネコドラゴンさんは生き返ったとき、とてもお腹をすかせていたようです。白ウサギ(P.N)さんは通常の食事を用意したそうなんですが、彼女は食べても吐き出してしまい、すぐに弱ってしまったとのこと。そこで白ウサギ(P.N)さんはひらめき、御神木である桜の樹の皮や枝、花びらを食べさせてみたところ、花びらだけが食糧になることがわかったそうです。
それで桜の花びらが必要になって、御神木から花がむしり取られていたんですね。
そんな白ウサギ(P.N)さんは工房の隅でブッ倒れております。
「一晩中、代用食の研究をされていました。疲れて眠ってしまったようです」
ネコドラゴンさんは教えてくれました。
白ウサギ(P.N)さんが御神木からむしり取ったという桜の花びらは、昨晩のうちにネコドラゴンが食べきってしまいました。このままでは彼女は衰弱してしまいます。
こういちゃいられない。私は王都中の桜の名所を駆けまわって、地面に落ちている桜の花びらを掻き集めました。根本的な解決にはならない。それは錬金術師に任せるとして、私は彼女にひもじい思いさせないため、出来ることをしなければ。
桜の名所には、すでに多くの参拝客が訪れていました。彼らを縫うようにして、地面に落ちた桜の花びらを拾いあげ、水で綺麗に洗います。
「すまないね。この時期はゴミも多くて大変なんだ。花びらの処理だけでも助かるよ」
公園の管理人の爺さんが嬉しそうにしています。絶対勘違いしていますね。説明している暇は無いので、急いでお城の敷地内の工房に戻ります。
「やったぞ。宰相の弱みを握れた。やった~」
工房の前まで来ると、大臣が嬉しそうに工房から出ていくところでした。
中に入るとネコドラゴンさんと目が合います。よかった、元気そうで。袋に詰めた桜の花びらを差し上げました。
「ありがとう。アリスさん」
「どういたしまして。あまり集められませんでした」
袋といっても、ジャガイモが四つも入ればパンパンになるような、小さな袋です。
「これだけでも十分よ」
「……ところで先ほど、大臣が嬉しそうに出て行かれましたが」
「ええ。以前私は王都の空を飛んでいた。そこで宰相の屋敷を見下ろしたことはないか。と聞かれたの」
「へぇ」
「頷いたら、屋敷の裏庭に生えている植物を聞かれたわ。宰相は危ないお野菜を育てていたと伝えたわ」
つまり宰相は屋敷の裏庭で非合法な植物を栽培していると。それを聞いて喜んでいた大臣。もしや大臣は、これを聞きたいがためにネコドラゴンさんの復活に賛成していたのでしょうか。
ボンっ。
「ああ、また失敗だ」
白ウサギ(P.N)さんです。工房の片隅で薬品の調合に失敗したらしく爆発して、うしろにひっくり返っていました。
★
夜になりました。
「この時間になれば空を飛んでいても気付かれることはありません。ネコドラゴンさん、せっかく生き返ったのですから、外出しましょう」
私は工房の大きな引き戸を開けます。こんな狭いところに閉じ込めておくのは可哀相です。王様だって深夜外出くらい許してくれるはずでしょう。それに今晩は曇り空。星物語を子供に聞かせるお母さんはいません。
外に出ようとすると、工房の前には数人の騎士が立っておりました。いきなり怒鳴ってきたのです。
「ネコドラを連れ出すことは許されていない。工房に引っ込め!」
「何なんですか。彼女のためなんです。あなた方にとっても恩人。人目につかなければ外出くらい」
「ダメなものはダメだ!」
「どうしてダメなんですか。恩知らず!」
「無理だよ。アリスさん」
白ウサギ(P.N)さんでした。入口にある棚の前で薬品を調合しています。桜の花びらに代わる薬品でも作っているのでしょうか。白ウサギ(P.N)さんは続けます。
「この騎士たちはネコドラのせいで活躍の場を奪われたと思っているんだよ。ネコドラが嫌い。だから嫌がらせをするんだ」
「活躍の場って。ネコドラゴンさんのおかげで野盗討伐では重傷者が出ず、流星災のときなんて騎士団では到底解決出来ない状態だったではないですか。彼女に感謝するべきなのに」
「だってこの騎士たち、心が狭いんだもん」
「なんて心が狭い……」
私の非難の目を受けた騎士たちは激昂しました。
「とにかく外出は禁止だ。禁止といったら禁止なんだ!」
騎士のひとりが私を工房に押し戻そうとします。
「グニャオオォォォン!」
背後から突風のような雄叫びが木霊しました。空気の波のような竜声は私を通り越し、目の前の騎士たちを委縮させるには十分でした。
「ネコドラゴンさん」
「アリスさんに暴力を振るおうとしたから。さぁアリスさん。今のうちに夜の空中散歩に出かけましょう」
工房から出たネコドラゴンさんは、私を背中に乗せ、舞い上がりました。
我を取り戻した騎士たちは降りて来いと怒鳴っています。
「あ、また失敗だ」
白ウサギ(P.N)さんの声のあと。
ドッカン!
爆発が起きて騎士たちは吹っ飛んでいました。
★
「王都を見下ろすの、久しぶりです」
「ネコドラゴンさんが守った街ですよ」
曇天と人々の営みに挟まれて、私たちは大きく旋回します。
「この感じ、久しぶりです」
「私もこの感じ、久しぶり」
フワフワな彼女の背中。温かみの向こうに、ドクンドクンという彼女の鼓動が聞こえます。ああ、彼女は本当に生き返ったんだ。
なんだか目がしらが熱くなると、それを遮るように彼女は聞いてきました。
「アリスさん、どこへ行きましょうか。アリスさんが差し入れてくれた桜のおかげで元気です」
「行き先は決まっています。あそこにいきましょう」
到着したのは王都の北東に位置する山。ここはネコドラゴンさんの住処なのです。彼女は幼い頃から此処に住み、当時は両親も健在だったと言います。
「うわぁ」
「ここなら咲いていると思ったんです」
山桜が咲いていました。空に月が瞬いていたならば、とても美しく見えたことでしょう。
「アリスさん、ここに桜があること、覚えていてくれたんですね」
「もちろんです。何度かここに招待してくれましたね」
かつて彼女は空中散歩が終えると、ここに連れてきてくれたものでした。ここで育ったこと、ずいぶん前に両親が亡くなったこと、まれに記憶喪失の旅人が現れて、街まで送ってあげたこと……。ほかにも私のどーでもいいような世間ばなし。ここでいっぱいおはなししました。
ネコドラゴンさんはソワソワしています。
「食べていいのでしょうか」
「こんな山奥では桜を拝む人はいないと思います。食べていいですよ」
彼女はモシャモシャと桜の花を食べ始めました。私は樹の根元に座りこみ、彼女の食事を見守りました。やはり昼間に渡した桜の花びらだけでは満腹にはならなかったようです。もっと桜があれば。どうすれば……。考えろ、考えるんだ……。
気がつけば、半身を柔かなモノが包み込んでくれています。目を開ければ、ネコドラゴンさんに身体を預けていました。
「ゴメンなさい。寝てしまいました」
「いいんです。昼間は私のために桜を集めてくれました。疲れているんですよね」
「食事は済んだんですか」
「ええ。今は景色を楽しんでいました。雲っているのでアリスさんには、あまり見えないかもしれませんが」
「一度だけ、ここに泊まったことがあります」
「アリスさん、お酒を持ってきて、たくさん飲んで寝てしまいましたね」
「はい……懐かしい……ふわぁ」
なんだか瞼が重いのです。ネコドラゴンさんは「おやすみ」と言いました。私は返事も出来ず、横になって、彼女の大きくて柔らかな尻尾を抱きしめるのでした。
日が昇る前に工房へ戻りました。あらかじめ持っていった大きな袋には、山桜の花がたくさん詰まっております。
それでも安心できません。私は今日も王都内の桜の名所を巡って、桜の花びらを集めました。池のある公園では、桜の花びらが池に落ちていて、それを網ですくって掻き集めました。途中で池に落ちて、参拝客から奇異な目で見られました。公園の管理人の爺さんからは妙に感心されました。何か勘違いされている。
そして工房に持ち帰り、ネコドラゴンさんに桜の花びらを食べてもらい、お話をいっぱいして……。
楽しい。そんな楽しい時間は続かない。タイムリミットは刻一刻と近づいていました。
★
三日目も朝から桜の花びらを掻き集め、工房へ戻ったときのことでした。
「来たか、アリスよ」
「大臣、どうしたのですか」
「緊急会議があるのだ。キミも事態を把握するべきだ」
一瞬、昨晩もネコドラゴンさんを連れ出したことを咎められるのかと思いました。昨晩は王都の外れにある廃屋の庭にある桜を食べさせに行ったのです。
それにしても会議とは。ネコドラゴンさんにまつわることなのでしょうけど。
会議室には貴族のほかに騎士団の偉い人たちもおりました。私は大臣の横に座ります。しばらくするとピンクとマゼンダの衣装を着た貴族が入室してきました。
「本日も司会進行は私、チェシャが務めさせていただきます。皆さま御存知のとおり、昨晩、魔法の水晶を通じて『王都の領海すれすれのところを船に乗ってウロウロする人たち』から連絡がありまして」
「領海警備隊なっ」
騎士団の偉い人から訂正が入ります。王都の北側は海になっております。騎士団の下部組織に海上騎士団があり、さらに領海警備隊や海賊討伐隊などがあるのです。海上の国境線には領海警備隊が外国籍の船の侵入を防いでいるのです。
そんな領海警備隊から何の連絡が入ったのでしょうか。チェシャは続けます。
「海外のドラゴンが攻めてくる。現在王都へ向かっている。我々は負けた。あとは任せたと」
「彼らは負けたのではない。報告任務を優先していたら通過されただけだ」
騎士団の偉い人から訂正が入ります。チェシャは続けます。
「報告にあったドラゴンは一匹。海外のドラゴンの専門家によれば、上陸されたら被害は甚大になると。騎士団と国民が力を合わせたところで勝てるかどうかも分かりません。しかも上陸予定時刻は今日の日没前後。みなさん、どうします?」
会議室が一気にざわめきます。
「いますぐ国境警備隊や近隣領の戦力を集めろ。グズグズするな」
「いや、まず錬金術師に火薬を作らせてだな。薬品を混ぜるとすぐに爆発物に変えてしまう女を知っている。その者に高性能な火薬を……」
「まて、どこで爆発させる気だ。やるんなら海上で」
「俺は漁業組合担当の貴族だ。それは許さんぞ」
皆さん、不安から来る珍案を連発しております。ここでチェシャはニヤリとしました。
「皆さんお忘れですか。我々にはネコドラゴンがいるのです。すでに工房で復活を遂げているのです」
「おおっ」
なぜ、それを。国民には黙っておいて、貴族や国の要職は知っていたんですか。
「海外のドラゴンの専門家は言いました。ネコドラゴンならば、必死に懸命に、命がけで死に物狂いで、命を投げ出し、相討ち覚悟で戦いに臨めば、海外のドラゴンとて倒すことができる……と。皆さん、朗報ですね」
それは、それって……
「ネコドラゴンさんに死ねってコトですか!」
私は立ち上がり叫びました。しかし。
「我々は助かるのか。いやぁ良かった」
「一度は王都のために死んだネコドラゴンだ。今回も喜んで犠牲になってくれるだろう」
「どうせ一回死んだんだ。むしろ自然な形に還るだけだ。しかも華を持たせた状態で」
「さっそく国民にも知らせよう。国の危機に王が英雄を復活させ、対処させたとな」
「またネコドラの株が上がる。博物館もより潤うということだ」
私の怒りは歓声に飲み込まれてしまったのでした。
私は大臣に聞きました。
「海外のドラゴンの専門家は、どうして海外のドラゴンがやって来ることを予知できなかったのでしょうか」
「そこまでの専門性はないんじゃないかな」
それからの会議はネコドラゴンさんが戦うことが前提で進められていきました。いつ彼女を沖に向かわせろとか。作戦指揮官として王子様を擁立させれば、王子様は次期王様として国民から厚い信頼を得られるとか。
「聞いてられない!」
私は会議室を飛び出して工房へ向かいました。
「ネコドラゴンさん!」
「アリスさん」
彼女の目は悲しげでした。私は彼女に駆け寄ります。
「皆さん酷いんです。あれだけ桜の花のほうが大切だから生き返らせるなって。それなのに海外のドラゴンが攻めてくると分かった途端……」
「さきほど王の代理人が来て、海外のドラゴンの討伐命令を下されていかれました」
「こんなのって酷い。こんなのって無い。あんまりだぁ!」
「泣かないでアリスさん」
「泣いてなんか」
あ、泣いてた。
★
海外のドラゴンが王都沿岸に辿り着くのは夕刻。それまでに沖まで飛んで行って迎え撃て。大臣は出発の時間まで、私とネコドラゴンさんが二人きりでいることを許してくれました。
私は勝手にわんわん泣きました。今は泣きつかれて、横になったネコドラゴンのお腹に、頬をうずめています。
「ネコドラゴンさん。逃げてしまいましょう。外国なら桜の樹がたくさんあるかもしれません。一年中咲いているかもしれません。そこに行けば生きていけます」
「アリスさん」
「私、魔法ならちょっと使えるんです。外国に行ったら冒険者登録して、二人で無双しましょう」
外国に桜がある保証なんてない。あったとしても、花が散れば生命も散る。死地が異なるだけかもしれない。それでも今すぐ死ぬよりマシだ。
私は彼女のお腹を撫でました。彼女は大きくて柔らかな尻尾の先端で私の頭を撫でました。
「おい、そろそろ出撃の時間だ。出てこい」
いつぞやの心の狭い騎士の声です。
「逃げましょうネコドラゴンさん。ここは、この国はアナタが思うような良い人間はいない。三年間で変わってしまった。いえ、もともとこんなもんだったんです。生きづらい世界なんです。海外のドラゴンに蹂躙されて当然です」
心狭き騎士たちが引き戸を開けて工房に入ってきました。
「さっさと出ろ!」
私は立ち塞がります。
「そうはいきません。私と彼女は、これから」
「ええい、邪魔するのなら斬るぞ」
騎士のひとりが抜刀しました。そのとき。
「グニャオオオォォォン!」
彼女の声が空気の刃となって騎士の剣を切断しました。折れた剣は宙を舞い、入口から様子をうかがっていた白ウサギ(P.N)さんの持つお鍋に突き刺さったのです。
「ありゃぁ、せっかく熟成させていたのに。また失敗だ」
お鍋は大爆発を起こし、工房の屋根は吹き飛びました。爆発の中、ネコドラゴンさんは私を背中に乗せて飛び立ちました。
★
「ネコドラゴンさん。このまま外国へ行きましょう」
「…………」
「……行くんですね。戦いへ」
進行方向は海。勝ったとしても、代償は死。それなのに。
「それなのに、どうして行くんですか。既に命がけで戦って死んでいるんです。もう十分戦ったんです。そもそも勝ったって、数日後には死ぬんです。そんな身体で生き返らせた人間なんかのために」
「アリスさん」
「見て下さい、あっちにある塔を。流星災で崩壊した塔です。一年前に修復されました。ネコドラゴンさんが守らなくても、いつか元に戻るんです。人間なんて勝手に増えます。都民は勝手にどこかへ逃げます」
「アリスさん」
「王都民は三年間で、アナタがいない世界で、アナタがいない生活を受け入れました。順応しました。そんな人間です。私だって……私だって三年間病気もせずに身体を壊さずに生きてきた。アナタが死んだっていうのに。悲しかったのは、ほんの数日なんです。慣れました。アナタが居ないことが当たり前だったんです。そんな人間ばかりです。そんな者を守ってどうするんですか。戦わなくてもいい。このまま見捨ててしまえ!」
私は泣きながら彼女の背中を叩きました。彼女は無言でした。
ネコドラゴンさんの飛行速度は風のよう。あっという間に海岸に到着しました。彼女は着陸すると、二本の尻尾で器用に背中の私を下ろし、こう言いました。
「よかった。ほんの数日だけでも悲しんでもらえて。ううん、ほんの数日でよかった。だってずっと泣いていたら身体を壊してしまう。悲しみを忘れてくれたからこそ、三年後の今、元気なアリスさんに再び会えた。それで良かった。生き返っても友達でいてくれてありがとう」
「そんなこと、聞きたくない!」
「さようなら」
ネコドラゴンさんは飛び立ちました。まって、行っちゃダメ。いや、私が動け、アリス!
「待ぁぁてぇぇ! うおりゃあっ」
助走つけて跳躍! 彼女の尻尾につかまって、よじ登って背中にしがみつきました。
「アリスさん?」
「ネコドラゴンさん。以前死んだとき、死に際に私の名前を呼んだそうですね」
「え、ええ」
「どうして流星災の夜、一人で戦ったんですか。私を連れて行けばよかったでしょ」
「そんなことしたらアリスさんが」
「私は魔法が使えるんです。水の魔法で威力も弱いけど。海を渡って来る海外のドラゴンに水魔法が効くか分からないけど。たしかに私は強くない。だけど、二度も友達が一人で戦う様を眺めていられるほど強くもないんです。一緒に戦いましょう。今回は最後まで、一緒に居させて下さい」
「アリスさん!」
そして彼女と私は沖に到達し、迫りくる海外のドラゴンを目撃したのです。
「あれは……思っていたよりも人型ですね。黒くて胸板の厚い……」
「ゴリラドレイク。かつて父から聞いたことがあります。海外のバナナ園を何度も襲い、美女を掴んで塔によじ登る。そんな黒き竜。なんて禍々(まがまが)しい」
「それってデカいだけのゴリラですよね」
ゴリラはこちらに気付くと雄叫びをあげました。それだけで高波が発生します。
まずい。強敵だ。私の魔法がどこまで通用するか。でも負けない。友達を死なせてなるものか。
「行きます。アリスさん!」
「共闘です。ネコドラゴンさん!」
ここで勝っても、あと数日の生命。それでも一緒にいたい大切な数日。私たちの戦いが、今始まったのでした。




