第75話 鬼が淵2
山尾村のアベックがドライブをしていたが車を虫川沿いの道に止め、鬼が淵へと降りていく。
2人は村での噂は知っていたが若い2人は信じていない。
淵までたどり着くと水は澄んでいてながらも緩やかに見える。
2人は裸になり淵に入る。
水は冷たいが気持ちいい。
突然、女の足が掴まれ水中に引きずり込まれる。
女は水中を見るが掴んでいるものは見えない。
彼女はもがくが淵の底に引きずり込まれていく。
男は彼女がいなくなったことに気づき探すが見つからない。
彼は彼女が水中の岩にでも挟まれているのかと思い、水中に潜る。
潜ると淵の底から赤色が広がってくるのが見える。
彼は水から上がろうとする。
しかし、彼が水面に向かおうとすると何かが首を掴む。
何が掴んでいるかは見えない。
彼も淵の底に引きずり込まれていく。
淵は赤く染まる。
夜になりアベックの両親たちが男と女が帰ってこないと騒ぎ始める。
しかし、消防団は1日釣り人を探した後である。
捜索は翌朝になる。
釣り人の妻、高木良子は村の中の民宿に泊まっている。
翌朝、捜索が始まるとすぐにアベックの車が見つかる。
そこは鬼が淵に下る道の入り口である。
消防団と警察が鬼が淵に行くとアベックの服が見つかる。
警察はレスキューを呼ぼうとするが消防団はそれを止める。
彼らは鬼の仕業だというのだ。
現場でもめたため、警察と消防団の捜索隊はいったん山を下りる。
消防団員が愚痴を言う
「お巡りさんにはわからねんだ、あれは鬼の仕業だというのに。」
その言葉が高木良子の耳に入る
「あの、鬼の仕業って何かあったんですか。」
「ああ、アベックが鬼が淵で鬼に食われたということですよ。」
「鬼は封印されているのではないですか。」
「封印された鬼は半分起きていて、淵に入った人を襲うんですよ、釣り人も淵に入ったんじゃねえかな。」
良子は唖然とする。
良子は鬼が淵を見に行くことにする。
その頃、警察はレスキュー隊を依頼していた。




