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第76話 鬼が淵3

 高木良子が鬼が淵に着いたのは、昼前である。

 鬼が淵に行く山道はアベックが残した車が止まっておりすぐわかる。

 彼女は淵の周りを見るが夫に関係しそうなものはない。

 淵を見ても透明な水があるだけで何もない。

 2時間ほどすると警察とレスキュー隊が来る。

 潜水士が2名が淵に入る。

 しばらくすると淵が赤く染まってくる。

 潜水士が1名、岸にたどり着き、水から上がろうとする

 「助けてくれ、なにかいるそ。」

彼はそういうと水の中に引きずり込まれる。

 淵は赤く染まる。

 警察もレスキュー隊も手を出すことが出来ない。

 水の中に何か得体のしれないものがいるのだ。

 良子は惨状を見て人の手に負える者ではないことを感じる。

 彼女は夫を見つけられないまま、自宅へと帰っていく。

 彼自宅では何もする気が起きず、家事に手がつけられないまま、ボーッとテレビを見ている。

 午後の情報番組の中でオカルト相談コーナーが始まる。

 見ていると彼氏がいなくなった相談をしている。

 良子はどこがオカルトと思いながら見ていると女が1人スタジオに入ってくる。

 司会をしている男は相談者に立ちふさがり刀を持っている。

 男が刀で女を切ると女は叫び声をあげ鬼になる。

 彼女は目を疑う。

 鬼は男に切り捨てられる。

 良子は考える。

 あの男なら鬼が淵にいる化け物を退治できるのではないか。

 しかし相手は水の中である。

 この男に勝てるのだろうか、考えても答えは出てこない。

 良子に今できるのはテレビの男にかけるだけである。

 彼女はオカルト相談コーナーに電話する。

 テレビ局は山尾村の行方不明事件に関係する相談に飛びつく。

 彼女はオカルト相談コーナーに出演が決まる。

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