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声を聞かせて  作者: CACAONOVEL12
記憶
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新たなる敵


目の前には、息を切らして肩を激しく上下させている知らない女の子。

「南??」

晃が驚いたように言う。

「良かったー!!

 あたしちゃんと覚えられてたんだー!!」

「や・・・そりゃーな・・・」

南という彼女は、ツインテールを整えながら、

「久しぶり!!

 何でここにいんの??」

あ、この子。

晃のこと好きなんだ。

さっきから隣にいる私はガン無視されてるし。

「あ、南 穂乃夏。

 中学の頃のマネージャー」

晃が私に紹介してくれる。

へー・・・。

良かった、南って苗字だったのか。

少しキツイ猫目を私に向ける南さん。

「芽衣。

 いろいろやってくれてる・・・彼女??」

彼女?!

今、彼女って言った?!

「え・・・あ、そっか!

 そーだよねあははは・・・」

口では笑っていたけど、目は笑ってない。

この子・・・怖い。

今までこんな風に睨まれたことはたくさんあった。

それは晃と付き合っていたからであって、皆晃が好きだった。

けど、この子は人一倍目が怖い。

猫目も手伝って、キツさが倍増。

晃のことが好きなのがわかる。

「私のことは、穂乃夏って呼んでね、芽衣ちゃん!!」

握手を求めてくる怖い雰囲気の彼女。

気は進まなかったけど、私も応える。

「よろしく~」

晃にはわからない、女の戦いが始まった。


南 穂乃夏。

4月27日生まれの牡牛座。

血液型はB型。

胸まで伸びたツインテールと、猫目が特徴。

笑うとえくぼができる、癒し系。


それが、穂乃夏。

私の新たなる敵。




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