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声を聞かせて  作者: CACAONOVEL12
記憶
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美少女出陣


「なんか、険悪なムードだったけど・・・つい」


困惑した表情を浮かべながら、山本が入ってきた。

そう、柳瀬に会いたいと言っていた高校の美少女。


さっきの怒りを沈めたらしい柳瀬は、山本にそっこー


「誰?」


とか聞いてるし。

あー中学生まじむかつく。


「山本夕那。

 よろしく」


ぺこり、と頭を下げると、綺麗な髪がさらさら揺れる。

・・・短い私には縁遠い話だけど。


「アンタ、俺にとって良い思い出?」


「悪い思い出」


山本は、表情を曇らせながら自分のしたことを語る。

おおまかな内容は、既に敦也が話していたから柳瀬は黙って聞いてくれていた。


「改めて言う・・・ごめんなさい」


コイツ、根はいい奴だったりする。


「あ・・・うん」


柳瀬はこめかみに親指を当て、顔をしかめた。


「頭痛?!頭痛するの??」


「うっせ黙れ。

 いってー・・・」


興奮せずにはいられない。

何か思い出しているに違いない。


ガラッ


ついに帰ってきた。


「っ・・・」


芽衣は目を見開かせて驚いている。

山本は、そんな芽衣に一礼して病室を去って行った。


「琴音・・・」


「ごめん、私が呼んだ」


「別に良いけど・・・」


口ではそう言ったものの、芽衣は複雑な表情を浮かべた。


気持ちは少しわかる。


「ごめん。

 柳瀬が何か思い出すかもって・・・」


「それ提案したの俺だし!

 泉川、ごめん」


敦也も一緒になって謝る。


「そんなっ!

 私になんか謝らないでよ」


更に困惑する芽衣は、めっちゃ可愛い。


「てか晃、何か思い出した?」


そこめっちゃ大事!!


「・・・別に」


そう言うと、晃はベッドに潜り込んでしまった。







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