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声を聞かせて  作者: CACAONOVEL12
記憶
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罪~芽衣side~


晃が倒れた。


その事実は、紛れもなく私の牲で起きた事。


あの後、私達は救急車を呼び、晃はとある病院の個室で眠っている。

琴音と坂田さんは、必死に涙を堪えている。

「敦也君!晃は?!」

日向さんの声が聞こえる。

かなり息切れしているから、走ってきたんだ。

「なぁ、どういうことだよ?

 晃が・・・こんなんになるなんて・・・」

悟さんの弱々しい声が聞こえる。

「晃・・・晃・・・」

ただひたすら晃の手を握り続ける、晃のお母さん。

「・・・」

無言で唇をかみ締めたまま、瞬きすらせず晃を見つめるお父さん。


私は、なんてことをしてしまったんだろう。


そもそも私のような裁かれるべき罪人が、ここにいることが許されるのだろうか?


いや、この事実からは逃れてはいけない。


「何があったの?」

震える声で、私の手を握った日向さん。

驚いて顔を上げれば、涙のせいでメイクがぐしゃぐしゃの顔だった。

かなり心配している。

「彼は・・・」

私は何かを言えば、死刑とみなされるような気がした。

でも、罪人のすることはひとつ。


真実を語ること。


「私のせいで倒れました」


シーンと静まり返る病室。


「その話は、外でしてもらっても構わないか?」

沈黙を破ったのは、晃のお父さんだった。

「はい」

私は裁判官の命令を実行するまで。







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