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声を聞かせて  作者: CACAONOVEL12
別れ
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謝罪


その場に居た誰もが黙り込んだ。


ただひたすら謝り続ける芽衣のすすり泣く声以外、屋上に音は無かった。


「は・・・はは、アンタサイテーね!」


坂田が土下座している芽衣の背中を蹴りつける。


「死ね死ね死ね死ね死ね・・・・」


芽衣に罵声を浴びせながら、その細い身体を傷つけ続ける。


「この、ひとごろ、」


「やめろよっ!!」


一気に年をとったようなかすれ声しか出せなかった。


喉がヒューヒューと音を立てる。


「アンタわかってんの?!

 アンタの叔父さんが死んだのだって、この女のせいなんだよっ?!」


「だからと言って、お前が傷つけていい理由にはならないはずだ!!」


「っ・・・」


思いっきり怒鳴ると、坂田は口をきゅっと閉じた。


「もういいよ」


情けない声しか出せない。


「もう謝らなくていいから」


そう言っても、芽衣は顔を上げない。


「謝らなくても良いから・・・」


そこで、俺の記憶は途絶えた。







ドサッ。

何かが倒れたような音が聞こえた。


「や、柳瀬ぇぇぇぇ!!!」


琴音の悲鳴が聞こえた。

何?

晃に何が起こったの?


私は事態を知るのが怖くて、土下座を続けた。


「晃!おい、しっかりしろよ!!晃!」


「晃!晃!」


3人が狂ったように叫んでいるのがわかる。


「アンタ、いい加減にしなさいよっ!!」


坂田さんに前髪を思いっきり引っ張られ、強制的に顔を上げさせられた。


私の目の前にあったもの。


それは



仰向けの状態で、村上君に揺さぶられていた



血の気の無い顔をしながら、眠ったように目を閉じた


晃だった。







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