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声を聞かせて  作者: CACAONOVEL12
別れ
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芽衣の涙


俺と坂田が付き合い始めたという噂は、瞬きするくらいの早さで広まった。


それと同時に、学校で芽衣の姿を見なくなった。


藍川に聞いても、


「さぁ?」


の一点張り。


坂田は坂田で、


「キスしたい」とか

「Hしよ?」とか

「もぉ待てない~」とか、毎日のように言ってくる。


ムカつくけど、俺は耐え続けた。

芽衣が傷つかなくて済む。


それが心の救いだった。


翔は、そんな抜け殻みてぇな俺を、同情するように見ていた。


そんなこんなで遂に、冬休みが来た。


「晃ぁ、デート行こ!」


楽しそうな坂田が言う。

俺はお前嫌いだっつーの。


と言えるはずもなく、俺は坂田とデートすることになった。



「ばいばい晃」


敦也が去って行った。


藍川と放課後デートらしい。


俺は、女友達と会話する坂田に断って、屋上に行った。


そこには。


「うぅ・・・ヒック・・・ぐじゅじゅ」


泣いている、芽衣の姿があった。






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