2番目の女
“芽衣ちゃん傷つくかもね♪”
あの女の言葉が耳から離れない。
どういう意味だ・・・・?
「晃、ちょっと店寄ってかね?」
「あぁ、わかった」
敦也はバカだから補習。
勇人は彼女とラブラブ下校デート、らしい。
俺は翔ととある店に訪れることにした。
「あの~すみません」
「はぃ?」
「M校の柳瀬君と有川君ですよねぇ?」
またかよ。
こういう女は結構苦手だ。
「そうですけど」
翔が俺の代わりに全部喋ってくれる。
「あたし達、2人のこと超カッコイイと思うんですけどぉ」
「アドレス交換してくれませんか?」
ケバイな。
ばっさばさの付け睫毛が、アホっぽく見える。
「あ、すみません。
俺、ケータイ忘れちゃったんですよ」
「あ、ぢゃあ、あたし達のアドレス教えますね」
勝手に小さい紙を差し出してくる女達。
「連絡くださいね」
するかよ。
女達が立ち去ると、翔が疲れたように溜息を漏らした。
「ちょっと人気のねぇとこ通ってくか」
「そうだな」
俺と翔は、人気の少ない路地に入った。
「なあ」
「ん?」
「この道合ってんの?」
「さぁ?
俺も初めて通るし」
大丈夫なのかよ。
どうすんだよって言おうとしたその時。
「翔、」
「静かにしろっ」
俺達の高校の制服を身に付けた女が、複数の男に変な場所に連れて行かれるところだった。
「ヤバくねぇか?」
「行こうっ」
俺と翔は走った。
「おい、テメーら何してんだよ!」
翔が怒鳴る。
すると、若そうな覆面男達は慌てて逃げやがった。
「おいっ、待て!」
俺が追いかけようとした。
その時だった。
女を見に行った翔が、固まった。
「泉川・・・・?」
俺は絶句した。
何故か動きにくい体を動かして、女の所に行った。
そこに横たわっていたのは・・・。




