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脅迫
何もしないまま過ごして、俺は冬休みを迎えようとしていた。
「柳瀬君、お願いだから高校最後の彼氏になって?」
そんな事を言う3年の女が1日置きのペースで話し掛けてくる。
でも俺は、
「スンマセン」
断り続けた。
芽衣しか見えなかった。
「どうしてもダメ?」
懇願するように俺を見つめる目から、視線を逸らした。
「俺、遠距離はちょっと・・・」
「そっか・・・」
別に相手が芽衣なら余裕だけど。
なかなか可愛らしい人だけど、芽衣には及ばない。
「ぢゃあ、こうしましょ」
「え?」
「アナタがあたしと付き合ってくれないのなら・・・」
女は俺の手を取った。
「・・・芽衣ちゃん傷つくかもね♪」
「!!」
コイツ、今何て言った?
「よ~く考えておいて♪」
女は俺に囁くと、どこかに行った。




