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声を聞かせて  作者: CACAONOVEL12
26/76

自宅


「さてと・・・」


何故か家に来た俺達。

ちなみに日向の部屋にいる。


「日向さんの部屋、女子って感じですね」


「ウフフ、やっぱり?」


「部屋はな、部屋は」


部屋だけなら。

白い壁には、今までの彼氏との写真。

あと・・・昔のセフレのも・・・。

ピンクのカーテンや、真っ赤なクローゼットは、いかにも女子。

カーテン同様のピンクのベッド。

机には、介護についての本の山。


「介護って・・・」


「あは、意外?」


「いや、その・・・イメージなくて」


「んー、そんなにぃ?」


あれ?と言う風に首をかしげる日向。


「そんなことより」


急に泉川の腕に、自分の腕を絡ませる日向。


「芽衣ちゃーん!!」


カワイイ!とか言うんだろ、どーせ。


「これなあに?」


日向は、泉川の袖のボタンを素早く外し、手首の部分を上に引っ張る。


「!!」


泉川の目が、大きく見開かれる。

泉川の手首にあったのは・・・


「何だよ・・・コレ」


敦也が言うのも当然だった。


泉川の手首にあったのは・・・。

明らかに最近のモノと思われる、生々しい切り傷。


リストカット。


俺の頭に、その単語が浮き上がった。






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