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声を聞かせて  作者: CACAONOVEL12
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22/76

警告


「・・・・は?」


待て待て。

コイツ、今なんて言った?


「え?ちょ、もっかい言って?」


敦也も同じような反応。


「だから・・・泉川と藍川には近づかない方がいいよ!」


少し大きい声。

うるせぇ。

騒ぐな。


「何で?」


「それは・・・」


お互いに顔を見合わせる女共。


「アタシ、見ちゃったの」


ついに1人が口を開いた。


「お前・・・確か」


「覚えててくれたの?!」


山本だった。


「えぇ?!あの手紙って・・・」


「そ。アタシなの」


頬を染める山本。


「で、見たって?」


「藍川はすっごい性格悪いの」


顔を歪ませる山本を見て、後に続く5人。


「この間なんか、3年の先輩とイチャイチャしてたの」


確か、藍川は委員会で・・・。


「そうよ。

 村上のことなんて、眼中にないのよ」


うんうんと頷く。

何だコイツら。


「泉川なんて、ヤリマンなのよ!」


泉川。


「そうそう、いろんな男に媚売ってるし」

「生徒会長に言い寄ってるって、3年の人が怒ってた」


熱く語るコイツら。


暑苦しいんだよ。

敦也も同じようだ。


「しかも!

 “男は皆ばか”って、あざ笑ってた」

「実際喋ってた」

「藍川と一緒にね!」


泉川が喋ってた。


何か・・・見てみたい。


その時だった。


「ざけんじゃないわよっ!!!」


ドアが乱暴に開いた。

鬼の形相の藍川が、音楽室に怒鳴り込んできた。







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