21/76
後日
山本を振ったあの日から、3日が経っていた。
「あ~何かダルイ」
肩を回しながら敦也が言う。
「ん!!
そーいや、俺のバイト先、いつ来る?」
あー・・・。
そんな話あった・・・か。
「んー・・・いつでも」
「じゃ今日?」
「それはヤダ」
せめて明日~。
「んーじゃ、明日な」
元気良く言う敦也。
そんな敦也だったが、すぐに表情を曇らせた。
「ん?どした?」
「俺さ・・・もうダメだわ」
は?
意味分からんし。
「琴音・・・最近疎遠なんだよね」
困ったような笑顔を見せてくる。
「ちょっとくらい、何とかならんのか?」
「そういう意味じゃねぇんだよ。
なんつーかさ・・・。
避けられてるんだよ」
それを言うなら俺もだ。
あの日から、泉川から避けられっぱなし。
「気になるよな」
呟いた一言。
「あ~早く帰ろうぜ」
ダルさ全開の敦也。
「おー」
俺もダルく返す。
「あのっ、村上!柳瀬!」
不意に2人の女子に呼び止められた。
「何?」
「あ、あのね・・・」
モジモジしてるし。
ウザ。
「ちょっとこっち来て」
そう言われて連れて行かれたのは、音楽室。
「何コレ。
告白でもすんの?」
ウザったいという顔の敦也。
俺も同感だ。
「あっ!」
そこにいたのはモジモジ含めの6人の女子。
「アタシたち、どうしても2人に伝えたい事があるの」
「何?」
「泉川と藍川には近づかない方がいいよ」




