表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
声を聞かせて  作者: CACAONOVEL12
18/76

嵐の前の静けさ


「・・・でな!」


「まだあるのか・・・」


「もぉ~ヤキモチ焼くなよぉ!!」


「・・・別に」


「お前モテるんだしぃ、ねぇ!!」


「・・・・・・」


もう手遅れだ。

コイツの頭は末期だ。


「村上っ」


来た。


「こーとーね!!!」


長い手を広げて、藍川に抱きつこうとする敦也。


その手を軽々と避ける藍川。


「-っ!!あっぶねー!!」


「ひ、人前でだきつ、くなんて、ば、ば、ばっかじゃないの!?」


おーい。

朝からラブラブ見せ付けんな。


「あー!!琴音ー!!」


置いてかれた。

ざまーみろ。


「め、芽衣!」


藍川は忘れ物・泉川を取りに戻ってきた。


「琴音ー!!」


「ばかーーー!!!」


また避けられてるし。


泉川、今日も可愛いな。

・・・・。


ちょっと待てー!!

え?え?

俺なんで泉川のこと考えてるの?

ん??


俺はシャツの袖口を引っ張られてることに気づいた。


見下ろすと・・・。


うるうるの綺麗な目と、目が合った。


「い、ずみかわ・・・おはよ・・・」


頷く泉川。


「めーい!!」


あっという間に泉川は藍川に連れ去られた。


「泉川といい感じじゃん?」


「・・・・・」


「おや?おや?」


見なくてもわかる。


コイツニヤケてる。




この時、俺は幸せだったんだ。


これから起こる嵐に、俺達は誰も気づかなかった。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ